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なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

また肺癌

2013年03月22日 | Weblog

 外来診療をしていた大学の応援医師から、90歳女性が肺炎で受診しているので入院の相談をしたいと連絡がきた。もともと当院の内科に通院していて、別の大学からの応援医師の外来に通院していた。

 家族の話では、認知症でデイサービスに出せないこともあるという。胸部X線で左肺上葉に腫瘤影があった。胸部CTで見ると、辺縁不整な腫瘤で、肺癌で間違いないと判断された。両側に胸水が軽度に貯留して、左肺に浸潤影らしいものもあった。肺癌に肺炎を併発したと思われるが、全体が肺癌の所見なのかもしれない。糖尿病もあるが、インスリン治療が困難のため、経口血糖降下剤が処方されているが、血糖は500と高値だった。

 昨年6月に胸部X線が施行されていて、そこには腫瘤はなかった。9か月で出現して増大しているので、進行が速い。連れてきた家族(長男の嫁と娘)に診断結果をお話しして入院とした。まずは入院後の不穏が心配だ。肺炎の治療と血糖コントロールで経過をみるしかないが、はたして一旦退院に持っていくことができるだろうか。多少軽軽しても入院を継続することになりそうだ。

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