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なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

COVID-19、肺炎

2025年03月21日 | 呼吸器疾患

 3月19日内科外来を診ていると、地域医療連携室の人が来た。地域の基幹病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の80歳後半の女性を当院に転院させたいと依頼がきているという。

 外来が忙しかったので、病室が空いていればとだけ伝えた。病棟の個室は空いていて、転院の手配がなされた。

 後で診療情報提供書を確認すると、前日に入院していて、ウイルス性ではなく二次性細菌性肺炎が両側肺にあるという。転院理由はベットがないためなのか、特に記載はなかった。人工呼吸までは行わない方針になっていた。

 

 持参の画像は胸部単純X線だけだった。救急搬入された時に放射線科に寄ってもらい、胸部CTを撮影してから入院とした。両側肺炎があるが、特に左肺が目立つ。確かにウイルス性のすりガラス陰影ではなく、細菌性らしい浸潤影だった。

 酸素吸入は6L/分だった。治療はレムビルビル、抗菌薬(セフトリアキソン)、デキサメサゾンが行われていた。当院でも継承して経過をみることにした。

 かなりの肺炎だが、患者さんは「よろしくお願いします」と丁寧に挨拶していた。コロナの「happy hypoxia」なのか、礼儀正しい方というだけなのか。

 

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