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なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

腰椎圧迫骨折

2024年01月01日 | 整形外科疾患

 12月27日(水)の当直の時に、腰痛の86歳女性が救急搬入された。仰臥位から少しでも動くと腰部に激痛が走った。

 夕食後に入浴したが、そこまではさほど問題はなかった。2Lのペットボトルを持ち上げた時に腰に違和感があったという。就寝して右に向かって寝返りを打った時に、突然腰痛が生じた。

 診察では下部腰椎のあたりだという。アセリオ1000㎎注を行って、多少痛みが軽減してからCTを行うことにした。CTの骨条件で見ると、第2腰椎(L2)に圧迫骨折があるが、CTだと新規か陳旧性かわからない。寝返りで圧迫骨折は起きるか疑問だった。動けないので、整形外科として入院にした。(整形外科はオンコールはない。翌日に引き取る形になっている。)

 

 基本的に夜間のMRIは頭部だけになっているので、翌日の午前8時30分に予約を入れた。朝、整形外科医にお話して、MRIの結果をみることになった。

 腰椎MRIでは第2腰椎(L2)の圧迫骨折は新規で、整形外科での治療となった。寝返りを打って圧迫骨折というのがあるが、本人のいうことが本当であればそうとるしかない。転倒はしていないという。

 

 

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圧迫骨折

2023年12月11日 | 整形外科疾患

 12月7日夕方に救急外来に来た患者さんを入院させた。午後5時前に皮膚科医が救急室に現れた。

 その日の救急当番は大学病院から来ている非常勤の外科医だった(入院が必要な時は当番の内科医に連絡が来る)。午後5時には帰るので、その直前に救急搬入依頼が来ると、受け入れてからその日の当直医にあとはよろしくと連絡がくる。

 皮膚科医としてはそれでは困るので、救急隊からの搬入依頼は自分が受けて判断したい、ということだった。内科当番はいるが、入院にしてもらえば翌日から引き受けるので、朝までは基本的に(当直医が整形外科でも皮膚科でも)当直医対応になる。

 最近病棟逼迫で受け入れが厳しい地域の基幹病院の話などをしていると、救急隊から搬入依頼の連絡が入った。高齢女性が転倒して体動困難になっているという(皮膚科医がメモをとっていた)。

 骨折(椎体の圧迫骨折、大腿骨近位部骨折など)ならば、入院にして翌日整形外科医に申し送るだけでなんとかなる。しかしそれだけではなかった。呼吸困難があり、酸素飽和度が低下して酸素3L/分投与を開始したという。

 転倒・体動困難と呼吸困難の関係がわからない(肺炎・低酸素→ふらつき→転倒など、いくつかの組み合わせはある)。皮膚科なのでそれはちょっとと、内科系医師が当直をしている病院への搬入をお勧めしていた。(その日の内科当番は別の先生)

 

 翌8日の朝病院に来ると、救急室に救急患者対応中の看板が出ていた。前日午後8時に自宅で転倒して尻餅を付いた後に、腰痛・背部痛で体動困難となった83歳女性が搬入されていた。

 症状と検査しているうちに整形外科医が来る、ということで受けたらしい。医局にいると、当直だった皮膚科医から出勤してきた整形外科医に連絡が入り、救急室に行って診ます、という返事が聞こえた。

 単純X線検査をしていたが、画像的にはわからない。整形外科医は胸腰椎移行部あたりにありそう、とCTのオーダーを入れていた。CTでもはっきりしない。さらにMRIで確認するとTh12に新鮮な圧迫骨折を認めた。整形外科にはMRIが必要なのだった。

 

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化膿性脊椎炎

2023年12月08日 | 整形外科疾患

 12月1日に記載した48歳女性のその後。

 11月26日からの腰痛で、27日当院整形外科外来受診した。28日には高熱で発熱外来を受診した。発熱・腰痛で化膿性脊椎炎を疑ったが、腰椎MRIで所見は指摘できなかった。

 地域の基幹病院循環器内科に心不全と糖尿病(血糖は良好)で通院して、同院皮膚科にアトピー性皮膚炎で通院している。身体中に膿痂疹痕と蜂窩織炎様の発赤が散在(というより多発)している。皮膚から表在菌が侵入しやすい人だった。

 整形外科医には相談したが、化膿性脊椎炎とはいえなかったので、その日内科に入院した。1週間後くらいにMRIを再検することになった。

 血液培養2セット提出して、翌29日に2セットからグラム陽性球菌が検出された。抗菌薬は皮膚感染症としてセファゾリン(1gを8時間おき)で開始していたが、菌種確定までとしてバンコマイシンに変更した。体重が100kg越えで1gを12時間置きではトラフ値が足りず、1.5gを12時間おきに増量した。

 解熱はしてきて、炎症反応も入院時よりは軽減した。腰痛は多少いいようだが、体動は困難でベットで自力で横向きになるくらいだった。

 12月5日に血液培養2セットから黄色ブドウ球菌(MSSA)が検出された。抗菌薬をセファゾリン2gを8時間おきに変更した。

 12月6日に腰椎MRIを再検すると脂肪抑制T2強調画像でL5・S1に高信号域を認めた。その背側の椎間関節周囲にも高信号を認めた。7日に整形外科に転科することになった。

 12月4日に心エコーを行っていて(現在は毎週月曜に他院の技師が来た時だけできる)、心内腔に疣贅は認めなかった(経胸壁だから否定はできないが、心雑音はない)。

 

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腸骨骨折

2023年10月13日 | 整形外科疾患

 10月5日(木)の午後8時前に体動困難の88歳女性が救急搬入された。当直は消化器外科医で現在は内科の診療をしている先生だった。

 その日の午後0時半ごろに、自宅のベットから50㎝下の床に転落した。家族が見つけてベットに戻した。その時は特に痛みを訴えていなかったが、夜になってオムツを交換しようとしたら、痛みを訴えて身体を動かせなくなった。

 単純X線撮影後にCTで確認していた。右腸骨翼に骨折を認めて、その内側に出血と判断される陰影を認めた。搬入時はHb12g/dlで貧血は(まだ?)認めない。

 骨盤骨折で大量出血に至る可能性もあると説明されて、入院となった。入院後も幸いバイタルに大きな変化はない。

 

 骨盤骨折は高齢者の転倒後の坐骨骨折・恥骨骨折は見るが、腸骨骨折は見たことがない。大量の出血を来すほどの交通外傷などの高エネルギー外傷は経験していない。

 

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大腿骨頸部骨折

2023年09月29日 | 整形外科疾患

 9月25日(月)当直の時に、転倒して打撲した83歳男性が救急搬入された。救急隊の話では歩行できるという。打撲程度なので診て下さいという搬入依頼だった。

 兄嫁の葬儀で実家に行っていた。庭先(広いのだろう)にいたが、車が移動する時に避けようと動いた時に、バランスを崩して転倒した。右上肢の右殿部を打撲して、右肘の擦過傷2か所には絆創膏が貼られていた。右殿部を痛がっているが、右下肢は曲げたり伸ばしたりできる。

 大腿骨頸部骨折はなさそうで、座骨に骨折があるのだろうか、と思われた。骨盤と大腿骨近位のX線撮影を行った。右大腿骨頸部が正常な左側と比べてつまっている(短縮)ように見える。

 CTで確認すると大腿骨頸部骨折があるが、変位はなかった。確かにこれだと、手を貸せば立ったり少し歩いたりはできるのだろう。

 整形外科はオンコールにはなっていないが、入院としておけば翌日診てもらえる。急性期病棟に入院とした。不安定狭心症で冠動脈にステントが入っていて、以前(10年前)当院に循環器科があったころの治療だった。

 右大腿動脈にもステントが入っていて、こちらは一昨年地域の基幹病院で治療していて、フォロー中だった。抗血小板薬(クロピドグレル)と抗凝固薬(ダビガトラン)が処方されていた。(処方は市内の内科医院)内服継続で手術するそうだ。

 

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