9月25日(月)当直の時に、転倒して打撲した83歳男性が救急搬入された。救急隊の話では歩行できるという。打撲程度なので診て下さいという搬入依頼だった。
兄嫁の葬儀で実家に行っていた。庭先(広いのだろう)にいたが、車が移動する時に避けようと動いた時に、バランスを崩して転倒した。右上肢の右殿部を打撲して、右肘の擦過傷2か所には絆創膏が貼られていた。右殿部を痛がっているが、右下肢は曲げたり伸ばしたりできる。
大腿骨頸部骨折はなさそうで、座骨に骨折があるのだろうか、と思われた。骨盤と大腿骨近位のX線撮影を行った。右大腿骨頸部が正常な左側と比べてつまっている(短縮)ように見える。
CTで確認すると大腿骨頸部骨折があるが、変位はなかった。確かにこれだと、手を貸せば立ったり少し歩いたりはできるのだろう。
整形外科はオンコールにはなっていないが、入院としておけば翌日診てもらえる。急性期病棟に入院とした。不安定狭心症で冠動脈にステントが入っていて、以前(10年前)当院に循環器科があったころの治療だった。
右大腿動脈にもステントが入っていて、こちらは一昨年地域の基幹病院で治療していて、フォロー中だった。抗血小板薬(クロピドグレル)と抗凝固薬(ダビガトラン)が処方されていた。(処方は市内の内科医院)内服継続で手術するそうだ。
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