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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:ブリジット・ジョーンズの日記:ダメな私の最後のモテ期

2016-11-16 | 映画


コリン・ファースが好きすぎて、今回のブリジットは手放しで応援できない。
百歩譲って、今回の映画に出てくるその、もう一人の方の
アメリカの富豪のイケメンでいいから譲って!と言いかけたけど、
いや、でもやっぱりコリン・ファースの方がいい。好き。

ブリジット・ジョーンズの43歳設定は、まあ甘く見てあげたら妥当かなとは思う。
この映画を見て、レニー・ゼルウィガーに対して劣化したと言う人も多いけど、
わたしは女性の加齢を劣化という言い方するの好きじゃないし。
でも、やっぱり不自然・・・。
レニーだと意識して見てないと、彼女らしさを見失うくらい、変わってたから。
整形疑惑もあるようですが、良くも悪くも若い時の彼女らしさが薄まっちゃったな。
あの彼女らしい可愛さや愛嬌がなくて、普通にきれいな年配女性になっちゃってて、
でも演技や表情は若い時のままの演出なので、そこに違和感がかなりありました。
50歳くらいの顔の人が30歳そこそこと同じ表情、同じ動きで
同じかわいさを出そうとするのは、やっぱりイタいブリっ子に見えて興ざめ。
ただ、そういうリアルもあるのかも・・・とも少し思うけどね。
ワカモノにおばさんと思われてても中身は昔のままだもんな、わたし自身も。笑

(以下少々ネタばれあり)
あと、ちょっと前に見た映画「ヤングアダルトニューヨーク」もだけど、なんか最後は結局、
子どもを持つことの喜び!みたいなのを疑いなく出しすぎなとこはちょっといや。
前作、前々作からずっと、結婚してない、子供産んでない、
がコンプレックスっていう感じの話ではあったけど、
前作までは、そういう古いモデルの価値観に振り回されてても、
ダメなりに頑張ってる姿がかわいいし、それを肯定してるところもあったのに
今回は、結局それを手に入れてハッピーみたいな話ってなぁ、、、

もうひとつ、恋愛してて自立して仕事しててな女が、
結婚してない子どもいない自分を自虐で語るというのも、いらっとする。
自虐で笑えるのは、結局優位なとこに立ってるからなんじゃないの?と。
そういう女性とは逆に、扶養されてキャリアもない育児中の主婦は、
自分を、笑える自虐にはできないんじゃない?
わたしは専業主婦もシングルマザーもやったけど、
多分ホントに頼りなくてつらいのは主婦の方かもと思っているところがある。
結婚できないことを自虐で笑えるキャリアウーマンは、いいよなーと。
縋るしかない、自立できない主婦の境遇は自虐で笑えない次元があるんじゃないかな。
結婚してもしなくても、子供産んでも産まなくても、
やっぱりある程度経済的に自立してないと、自虐で笑えるようなものじゃなくなる。

だから今回のブリジットジョーンズには、あんまり同情できなかった。
いい子だしかわいいし一生懸命なので好感は持つんだけどね。
でもまあ、コリン・ファースが素敵だし、ブリジットもずっと見てきて
親戚のいとこみたいな感じで親しみがあるから、それなりに楽しく観ましたけどね。

あらすじは、43歳のキャリアウーマンになったブリジット。
フェスでのイケメンとの一夜と、忘れられない元彼との一夜と、
どっちかでまさかの妊娠しちゃって、さあ父親はどっち?みたいな話です。