教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

資料調査三日目

2006年09月20日 23時55分55秒 | Weblog
 今朝も疲れ気味で目が覚める。今日予定しているの料調査先が筑波大学だけなので、ゆっくり起きることにする。昼少し前に宿を出て、秋葉原へ。それからつくばエクスプレスに乗って「つくば」駅へ。一番早くて、片道45分。駅はきれいだし、ゆったり座れて、見晴らしもよく、快適に移動ができました。写真は、帰りに撮った車内のようすです。にしても、片道料金1150円はちょっと高いかな…?
 どんどん都心から離れ、思っていた以上の田園・森林の地に入っていく。つくば駅を出ると、真新しいビルと道路があるのですが、おそらく少し深く入り込めば…。行きはせっかくなのであちこち見たかったので、歩いて行きました。植物が非常に元気です。しかも人工的に育っているのではなく、自然の力で元気にのびのび育っている感じ。まだまだ土の力が強いのではないか、と直観で思いました。それにしても…静かすぎるなぁ。筑波大学のキャンパスに入った後も、しばらく「ここに人はいるのか…?」と思ってしまうくらい、ひとけがありませんでした。附属中央図書館に近づくと、急にたくさんの学生の姿が現れ、面食らってしまいました。
 中央図書館は、非常に使いやすい。旧東京教育大学所蔵(東京高師以来)の図書が収められた書庫も自由に出入りできるし、なにより整理されていて本が探しやすい。図書館に利用する人はいろんな人がいるので、なかなかこういうやり方はできないでしょうが、資料調査に来た人間としては、非常に満足できるサービスを提供してもらいました。なかでも、東京教育大学関係の資料がきちんと整理され、ほぼ自由に見られるようになっているのには驚きました。さすがに校務の細かいことが記されたような資料はなかったですが、一覧や大学関係者が関わった学術雑誌がまとめて置かれていました。また、地方教育会雑誌もたくさん所蔵され、きちんと整理され、なおかつ開架されています。さらに、地方史のコレクションも充実していて、私のような教育会研究をしている者にはしばらく止まって利用したいと思わせる図書館でした。
 地方教育会の雑誌を少しコピーしましたが、きりがないくらい所蔵されているし、さしせまって必要な部分はとくにないので、途中で断念しました。それよりも、昨日コピー請求し切れなかった国会図書館へ行こうと思い、筑波大を発ちました。帰りはバスでつくば駅まで行き、それからつくばエキスプレスで都心へ再び。バスや駅構内で聞こえてきた地元の人のであろう話し言葉を聞いていると、耳慣れないナマリが。これが東の言葉か…
 急いで国会図書館へ。18時ちょうどに到着。しかし、今日は一ヶ月に一回の図書整理日で休館… 急いで損した… それにしても、議員会館あたりはなにやら活気づいているように思われます。まー、時期が時期ですからね。
 19時に中高時代の友人Tと待ち合わせて一杯飲む。Tは、昨年まで研修医をやっていた内科医なのですが、自分と理想をしっかり持ち、弁舌巧みで鋭い観察眼を持っている。毎年会って、そのたびにやりこめられていました。彼にとっては専門外のことなのに、今年も相変わらず鋭いところをついてきて、やっぱりたいしたもんだなこの人は、とあらためて思いました。尊敬する友人の一人です。
コメント
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