横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

思いもよらない

2011-03-16 06:16:34 | 近所

3月11日は高尾に草花を観察に行っていた。
日影沢や梅林の遊歩道脇などにアズマイチゲを見ることができた。





高尾は12、13の両日に梅まつりを予定し準備されてるということで、
高尾駅まで梅林を見ながら歩いて帰った。





この写真の30分後に大地震が起きるとは思いもよらなかった。




昨夜は7時10分から計画停電が実施されたので早めに寝た。
緊急地震速報の音がして起きるとほとんど同時に大きな揺れ(震度4)を感じた。
ラジオを聞くと静岡、山梨方面を震源とし富士宮では震度6、その2分前に東北を震源とする地震もあったと報じていた。

計画停電

2011-03-15 06:32:36 | 近所

桜の季節には大渋滞する近くの海軍道路だが、普段はそうでもない。
まだまだ蕾が固いのに昨日は朝から渋滞していた。

東京電力が計画停電を発表し、結果的には我が家も停電にはならなかったが、
停電に備えて鉄道各線が大規模に運休したため通勤その他で車を利用しする人が増えたのではないかと推測する。





しかし車を使い続けるとすぐにガソリンが切れるにちがいないが、
スタンドでは売り切れ・在庫切れの表示が出ていて今後が心配だろう。

灯油も同様なので我が家にも影響がある。
主として使うのは風呂を沸かすためなので、少し我慢するしかない。


停電を含めて節電には協力するが、工場の操業制限や大型店舗の営業縮小などの工夫を加えて
鉄道網が間引きでも運行できること、また病院などへの影響を最小限にすることが必要と思う。


ミモザ

2011-03-14 06:50:23 | 近所

渋沢丘陵の入口に一本のミモザ(ギンヨウアカシア)があった。





サンシュユ以上に密についた黄色の花に目をみはる。





黄色の正体は「しべ」というのも。これまたサンシュユと異なるところだ。






渋沢駅へ向かう途中で、家の中に雛飾りを展示しているお宅があって、
この日はガラス障子が閉まっていたのだけれど、竹筒に挿した花が目に留まった。





ネコヤナギやジンチョウゲなどの枝につけられた紅いものは小さな餅のようだ。 白いのもあった。

ヤナギなどの枝にたくさんの餅をつけたものを餅花というが、花に餅を付加するのは初めて見た。




コチャルメルソウ

2011-03-13 07:19:51 | 近所

裏高尾、日影沢でユキノシタのような大きな葉をもつ小さな花が咲いていた。





コチャルメルソウ(ユキノシタ科)
10個近くの小さな花をつけたヒョロっとした茎は10cmぐらいであろうか。
湿った斜面に沢山の葉っぱが広がって、ところどころから花茎が顔を出している。





5枚の花弁はそれぞれ羽状に裂けて魚の骨のようだ。
5本の雄しべの葯は淡黄色






茎にも花にも腺毛が多い。  
花を横から見るとチャルメラのような笛の形に見えるということらしい。



大地震

2011-03-12 07:45:47 | 近所

昨日の大地震とそれによる大津波で広範囲に被害をもたらしている。
マグニチュード 8.8 は 過去を含めて日本最大だという。


大きな被害にあわれた方にお見舞い申し上げ亡くなられた方に哀悼の意を表します。
またこれ以上の被害が拡大しないよう、余震が早く収まるよう強く願っています。



地震の時、高尾駅で発車を待っていたら何となく電車の揺れを感じた。
ドアーの外の売店の方が地震かなというのでホームに出てみると足元が強く揺れた。
車内にいる方が安全だろうと思って座席に戻り1時間ぐらい待っていたが、
大地震で運行が再開される見込みがないとのことでバスで八王子まで行くことにした。
八王子駅に着くとJRは改札が閉鎖されており駅ビルからは離れること、
また長引くのを予想して近くに避難所を設けていることなどが説明されていた。
バスを乗り継いで帰ろうと思って橋本行きのバスを待ったが長蛇の列なのにバスは来ない。
多摩美術大学行きが来たので乗り、そこから橋本行きに乗り継いだ。
このあたり一帯は停電し信号機も消えていてところどころ渋滞した。橋本駅舎も真っ暗だ。
橋本から町田行きのバスに乗ることができて1時間半ほどで町田駅に着いた。夜9時だ。
小田急は復旧に努力しているということで多少の望みがあった。
改札内にしゃがんだりして待っている人も多い。
食事しながら様子をみることにした。ラーメンを食べて10時ごろ駅に戻るとまだ同じ状況だ。
連れは海老名や伊勢原に住む連れは動くまで待つという。
私は町田からなら大したことはないので歩いて帰れることにした。
1時間半ほどかかったが無事に帰りついた。

都内は車やバスはもちろん歩くのもままならなかったらしい。
首都圏の輸送網の混乱ぶりは予想外の感じがした。



渋沢丘陵

2011-03-11 06:33:17 | 近所

小田急・秦野駅から南へ進むとしだいに小高くなる。
畑の下に秦野盆地が広がり向こうに丹沢の山々が連なっている。





関東大震災(大正十二年九月一日)により、この丘陵地帯の一部が崩落してできた震生湖。
流入も流出もなく地下水脈で周辺とつながっているそうだ。





近くの峯坂にある石碑には「大震災埋没者供養塔」とあった。

小学校より帰宅途中の十三才と十一才の二少女がこのあたりで埋没した。
近隣の村人、青年団、消防団等が埋没したと思われる道路を堀かえしたが死体は見つからなかったそうだ。





このあたりから西は頭高山へと続く渋沢丘陵だ。
野菜畑やミカン畑に雑木林の間をのんびりと歩くことができる。





メジロがいたので近よった早咲きの桜にハチを見つけた。





花とは違う香りがするなと思ったら。すぐそばに牛舎があった。





積み上げられた牛糞の古いほうに草が生えているのが面白かった。





道の分岐する所に小さな道標があって「十日市場道」と読めた。
300年ぐらい前に秦野の曽屋地区が十日市場と呼ばれていて、
この道は二宮方面から十日市場そして伊勢原・大山への重要な道筋だったようだ。
石の右側面には「右 ふし 小田原 道」と書かれていた。



サンシュユ

2011-03-10 07:17:27 | 近所

泉の森ではサンシュユが何カ所かにあって、黄色の花があたりを明るくしている。





サンシュユは小さな花の集まり。





蕾の中にぎっしり詰まった花があふれだす。






子供たちが「キンモクセイかなあなんて」話しながら花のそばを通りすぎていった。



先頭・・・

2011-03-09 06:22:07 | 近所

きのうは雨も上がったので朝から泉の森の方へ行ってみた。
途中の246号線沿いにミツマタの花がポツリと咲いていた。





泉の森・自然観察センターの庭にはウグイスカグラの花が二つ三つ。






傍の小さな池にはヒキガエルだろうか、くねくねとした卵塊が見られた。






林の中の草花もすこしずつ動き出したようで、セントウソウが文字通り先頭を切る。






ミスミソウはまもなく開こうとするのがいくつか出始めたところだ。






フクジュソウはもう少し前から咲いていたと思うが、先日の雪と雨の影響か元気がない。


これからイカリソウ、カタクリ、ニリンソウなどが林をにぎわせてくれそうだ。


春の雪

2011-03-08 07:12:51 | 近所

きのうの朝起きると予報通り雨が降っていた。
8時ごろには雪に変わって一面が白くなったが、その中を所用で出かけた。

昼過ぎに帰った時には雨に戻って地面の雪を融かしはじめていた。





エリカの花に雪が積もっている状態を見ることができなかったが、午後に名残を撮った。





だいぶ少なくなったカンツバキも寒そうだった。





きのうまで気づかなかったがアセビも咲き始めていた。
白いアセビも雪と比べると色がついているように見える。





ツグミのほかにシジュウカラ、ヤマガラ、ムクドリ、キジバトなどが雪の切れ間で遊んでいた。





林の春はこれから

2011-03-07 07:10:24 | 近所

今日は一日じゅう冷たい雨が降るらしい。(追記:8時から雪になった)
昨日は暖かくてスギ花粉がかなり飛んだ。

サワラの林は春の進み方が少し遅い。





林と車道の間に広がっているこの葉っぱはヒメウズのもの。






小さな白い花がようやく一つ二つ咲き出した。






ほかにこの林の中で咲き始めたのは、まだヒイラギナンテンぐらいのものだ。






木々の間には枯れ葉がいっぱいでトラツグミもまだ山へ帰らないでいる。


ゆきずりの神社

2011-03-06 07:20:15 | 近所

タゲリを見に行ったとき車道から少し入ったところの鳥居に「祇園社」の文字を見つけた。

京都に馴染のあるものとしては通りすぎるわけにいかない。





参道を進むとやはり「八坂神社」とあった。
案内板によると正確には不明だが鎌倉時代に京都の八坂神社を信仰する有志が分社を勧請したそうだ。

鎌倉にも祇園社があるように祇園信仰・八坂神社系の神社は全国に3000社ぐらいあるという。






三浦海岸での会合までの時間に油壺の近くの小網代を歩いてみた。

静かな海の向こうの方にアオサギの群れが止まっていた。こんなに多くを見たのは初めてだ。






小網代湾の奥には白髭神社があった。






小網代は小さな湾だけれど三崎の避難港などとして全国に知られていた関係で、
白髭明神を祀るこの神社が航海安全大漁満足の神として古くから信仰されてきた。






長安寿老人は長寿の神様、従う鹿も長寿の生き物。三浦七福神の一つだ。






これはカンカン石と呼ばれる鳴石。上に乗っている小石で打つとカンカンと金属音がする。
「きこいかり」という錨のおもりだそうで、摂津の船頭が明神様に頼まれて奉納したと伝えられる。
摂津といえば大阪、なるほど全国に知られていた証しだ。
きこいかりがどんな錨かは調べたが分からなかった。




トビとチョウゲンボウ

2011-03-05 06:31:55 | 近所

田んぼの上をトビが舞っている。






ずいぶん低いところまで下りてくる。
海岸などではよく見かける光景だが内陸で低く飛ぶのは初めて撮った。






ついには休耕地に下りて、かなり長い間じっとしていた。
こういうところでは何を食べるのだろう。






プラスティックの細い棒に止まったのはチョウゲンボウ。トビに比べるとだいぶ小さい。






しばらく周りを探している様子だったが、場所を変えるために飛んで行った。




三浦の河津桜

2011-03-04 08:29:05 | イベント

現役時代、40年ぐらい前から20年ほど同じ技術部に所属した仲間たちが三浦海岸に集まった。
今年80歳になるという当時の部長をはじめ11名がリゾートホテルに1泊し旧交を温めた。





翌日は最近有名になった河津桜を見に行った。
三浦海岸駅から線路沿いの約1kmに1000本ほどの桜が植えられている。
足元には菜の花や水仙も咲いて彩りがよい。





並行して京浜急行が走っていて車窓からも楽しめる。






線路の反対側には小松ヶ池公園があり、いろんなカモたちのいる池畔の桜も良い風情だ。

ここは自然が豊かな公園のようなので、また別の季節に訪れたい。











タゲリ

2011-03-03 06:23:04 | 近所

4年ぐらい前からタゲリを見たいと思っていたが機会がなかった。
先日、ちょっと挑戦してみようと田んぼ地帯に出かけた。
午前中ずっと広い田んぼをあちこちと歩き回ったが、ツグミ、ムクドリ、カワラヒワなどを見るばかり。

午後になって幹線道路に近いほうに向かうと遠くに動くものがいる。
ツグミのような歩き方にも見えたが撮影したのをモニターで拡大すると、ちょっと違う。





急いでなるべく近づくとタゲリだった。
それでも小さくしか撮れないのでトリミングで拡大してみた。

秋から早春に見られるタゲリはツグミより一回り大きく色合いや冠羽が魅力的だ。





このときは4羽が一緒にいたが、接近できないうちに飛んで行った。





もう一度探しまわって、やはり遠くに見つけた。




畔道をたどるので簡単には近づけなくて何羽いるのかも確認出来ない。





そのうち何かに驚いたか一斉に飛び立ってしまった。





ふわーっとした優雅な飛び方だった。




今回は証拠写真にしかならなかったが、この鳥に馴染ができた。
次の冬には、もう少しうまく撮れるだろう。





梅と睡蓮

2011-03-02 06:29:48 | 近所

しばらく前に小田原のフラワーガーデンに行った。






今は渓流の梅林で早咲きの梅が見頃だったが、
ほかにトロピカルドーム(温室)もあったりアジサイなど別の季節も楽しめそうだ。







梅の花が好きなメジロがたくさん来ていたが、
木が多すぎるのか一カ所で落ち着いてくれないので写真には辛かった。







全体的に青白い一重緑萼などいろんな品種が植えられていた。
ただ「渓流の梅林」という風情は今一つ感じることができなかった。






トロピカルドームには珍しいランなどもあったが、
それより無料で入れる展示温室のスイレンがきれいだった。










今日は三浦海岸で1泊しますので、コメント返信が遅れます。
たびたびで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。