近所のお寺の桜の木から緑色のものが出ている。
ケヤキなどの木の高いところでも見ることのあるヤドリギだ。
茎の先、先端とその両脇に3個の花芽がついていて、来月には咲くことだろう。
ヤドリギは桜にとってありがたくないお客さんというか、
断りもなく寄生されて迷惑しているに違いない。
しかし鳥や虫となれば持ちつ持たれつの良い関係なのだろう。
詳しい品種は知らない寒桜にメジロが来ていた。
ヒヨドリは時に花弁まで食い散らかすが、
メジロは花の芯にくちばしを挿して蜜を吸うばかりで可愛いものだ。
この時期は梅の花とメジロが絵になるが、
並んで咲いていた梅には目もくれず桜ばかりを楽しんでいた。
花蜜にも旬があるのだろうか。
くちばしの付け根のあたりに花粉がいっぱいついている。