クレオメ(フウチョウソウ科)
先輩の家に一輪だけ咲いていた。
とりあえず撮っておいて、帰ってから調べた。
別名は風蝶草、風に舞う蝶か。
また酔蝶花とも。
朝、うすい色だったのが、夕方には濃いピンクになるのでこう呼ばれるのか。
いや、この表現と実際はちょっと違うようだ。
この花のことを知っていたら、もっと観察していたと思う。
この花はいくつかの花のかたまりで、それぞれの花から長いオシベが伸びている。
4枚の花弁には柄がついていて、それぞれ離れているため、風にゆれると蝶のように見える。そこから風蝶草と呼ばれる。
花は夕方に開き、最初は濃い色で翌朝から昼には色が薄くなりしおれるようだ。
全体を見ていると、朝は薄い色が夕方に赤くなっているように感じて、酔蝶花と表したのだろう。
どちらかというと、一晩で酔いが醒めた酔蝶花ということか。
こちらで今日、酔芙蓉というのを教えていただいた。
これは朝咲いたときは白く、夕方になるにつれ赤くなってくるという。
一夜花と一日花、色の変化も対照的で、面白い。
クレオメ、上のほうに蕾が一杯。これからまだ咲きあがっていくのだろう。
写真はいずれも早朝撮影。
付録
この前、ギンバイカを取り違えたナナカマド?
先輩の家の近所にあったこの花、ピントがあっていない。
小葉の数が多いから多分、ニワナナカマドだろう。