きのうは一日を通して猛烈な暑さで、さすがに出歩くのを控えた。
先日ナンバンハコベを見た早戸川林道。
ほかに咲いている草花はイヌトウバナとメタカラコウぐらいのものだった。
イヌトウバナ(シソ科)
ピンク色がごくごく薄く遠目には白い花にも見えた。
メタカラコウ(キク科)
同じ穂状の花でもメタカラコウは茎が1m近くも伸びる。
一つの頭花は3個程度の舌状花で構成されるのが個性的だ。
よく似たオタカラコウは8個ぐらいあるのでキク科の花らしく見える。
何かの茎の上を奇妙なものが歩いていた。
たぶんスケバハゴロモの幼虫で、お尻に蝋物質の房をつけている。
この写真の左上にいるのはハトとも呼ばれるアオバハゴロモの成虫で、
右下の方に見えるのはアオバハゴロモの幼虫で、白いのはやはり蝋物質だ。
ほかにベッコウハゴロモの幼虫も似たような姿をしています。
何のために? でしょうね。
生物たちの構造の解析や分類は進んでも、なぜそんな姿なのというのは1%も分かっていないかもしれません。
たとえばカメは甲羅を持っていて身を守るためだろうと想像は出来ますが、
甲羅なしに生きている生物も多いですね。
貝類も貝殻をつけていて、それは自からの成長とともに大きくしていきますが、
ヤドカリは自分で貝殻を作らず空いた貝殻を利用します。
そんな智恵をどうやって得たのでしょう。
不思議がいっぱいです。
お尻に羽根?まるで宝塚のスターのような?
一体何のために?体を大きく見せるため?
自然界には大きな謎もいっぱいありますが、こういう小さな謎でも満ち溢れているんですね・・・・
人間はえらそうに闊歩してますが、この世界のこと何パーセントくらいわかってるんでしょう?1%くらいかしら?