コウゾリナ(キク科)
瀬谷市民の森でコウゾリナが咲き始めた。
茎にも花にも固めの毛があることがコウゾリナの名前の由来らしい。
コウゾリナの花はタンポポに似ている。
キク科の花は舌状花と筒状花の組み合わせになっている。
つまり舌状花だけのもの、筒状花だけのもの、そして両方を持つものがある。
コウゾリナのようなタンポポの仲間(タンポポ亜科)たちは、舌状花だけが集まってできている。
花弁は一枚で先端が五つに分かれている。
伸びた雌しべの下の方は筒状に雄しべの葯がついている。
白い冠毛がついているものがほとんどだが、中には冠毛がない種類もある。
オニタビラコ(キク科)
タンポポの仲間はみんな黄色い花だが、茎の高さ花の大きさや葉の形などでいろんな種類がある。
タンポポ、コウゾリナ、ブタナ、ノゲシ、ヤクシソウ、ニガナ、ジシバリ、コオニタビラコなど。
オニタビラコとヤブタビラコも仲間だ。
道端を含めて広い範囲で見られるオニタビラコは茎がスッと高く伸びる。
そして茎の先に小さな花をたくさん咲かせる。
ヤブタビラコ(キク科)
オニタビラコと名前は似ているけれどヤブタビラコのほうは花の数がまばらで、
斜めにでた茎もオニタビラコほど伸びない。
ヤブタビラコとコオニタビラコには冠毛がなく、オニタビラコとは別の属に区分される。
ヤブタビラコの舌状花は20個近くあるのにコオニタビラコは10個以下なのが相違点の一つだ。