東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

収穫した小豆で、水ようかんを試作するも反省

2013年11月08日 | 料理、食品加工

 鞘から外した小豆を使って、何か料理してみることにしました。小豆料理は限られてきますが、今回は水羊羹を作ってみることにしました。普通はあんこを買ってきて作りますが、収穫したばかりの小豆を使ってみました。野菜炒めや味噌汁程度しか作らない料理無精者で、しかも初めての小豆料理なので、いくつも反省点があることは承知済みです。
 大豆など豆類の料理は、事前に水でふやかすことが多いと思います。しかし、小豆を水でごしごし洗った後、いきなりごとごとに煮ました。煮ると水がほんのりと小豆色に濁っています。この濁り水の中には、豆固有の苦いあくがあるようです。

      いきなり小豆をごとごと煮る           濁り水は捨て、小豆を水で洗う
 

 煮た小豆を再び煮ました。後で分かりましたが、小豆が柔らかくなるまで辛抱強く煮ると良いようです。煮ている途中で一粒取り出して、容易につぶれるか確認しました。もういいかなと思うときに、鍋の暑い水と一緒にミキサーに入れました。そして、スイッチを入れて粉砕しました。

            鍋から暑いまま熱湯と一緒に茹で小豆をミキサーに入れる


 しかし、ミキサーを回してもなかなか粉々になりませんでした。もう少し煮続けていれば、小豆が柔らかくなったのではないかと思います。それでもミキサーを回し続けていると粒が細かくなりました。そして、細かくなったところで、裏濾し器に入れて裏濾ししました。
 裏濾しの本当の方法は、小豆をより柔らかく煮てへらなどでつぶすようにして裏濾しするのではないかと思います。ミキサーを使うと、皮も粉砕されて裏濾し器を通過してしまうようです。ミキサーを使うと、こしあんのような細かなあんにはならないことが分かりました。濾し布を使うと良いかも知れません。

    ミキサーで粉砕した小豆を裏濾し         裏濾しされたトロトロの小豆
 

 裏濾しされた小豆は、とても粘っこい小豆汁になりました。この小豆汁に砂糖と粉寒天を入れ、鍋の温度をあげながらかき混ぜました。後で気がつきましたが、熱湯を別に作っておいて追加すれば良かったようです。
 分量の寒天を入れ終わると、しばらくかき混ぜ続けました。火を止めてからガラスの皿に移しました。そして、冷やすために冷蔵庫に入れました。

     砂糖と粉寒天を入れて混ぜる          ガラスの皿に入れた小豆
 

 2時間位経ったのち、冷蔵庫からガラスの皿を取り出しました。すると、固まっていて安心しました。さて、試食してみました。自己評価ですが、
 ・甘さが少し足りない。
 ・小豆の味はGood。
 ・包丁でするりと切れるも、寒天の量が少なかったのか硬いあんこ状。
 ・食べた感触は、羊羹と水羊羹の中間。
 ・小豆のあくが少し残っている。
 ・ミキサーを使ったためか、裏濾しするもややざらつき感
 以上、反省点が多いので少しがっかりしました。しかし、初めての小豆料理ですので仕方ないでしょう。明日友達に試食してもらい、その結果をもって地域のお祭りにおすそ分けとして出すかどうか決めようと思います。お祭りに出すならば、上の反省点を改善しようと思います。
 お祭り当日は、焼き芋屋さんと水羊羹屋さんを兼ねるかな。

            硬めのあんこ状の水羊羹。美味しいような、そうでないような


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