ラジオの修理をするためには回路図がないと始まりません。そのため、高一+並三ラジオ テレビアン PM-8のリバースエンジニアリングを進めています。真空管UZ57周りの配線がだんだん分かってきました。かなり雑な配線のように思えます。このラジオはハム音がかなり出たのではないかと思います。また、再生回路が単純なので発信しやすいのではないかと思われます。
数年前に真空管関連の展示会や真空管アンプ関連の講演会や演奏会を開催しました。開催者の私が作った真空管アンプも展示しました。著名な真空管製品の配線は美しく芸術的とさえ思いました。
真空管UZ57周辺回路を調査
このラジオの回路を調査するため、シャーシを裏返ししました。そして、配線,抵抗,コンデンサ,コイルなどの回路を調べました。困ったのは抵抗値を調べようと何度か動かしていると、線が破断してしまうのです。また、コンデンサはペーパーコンデンサのため表面がろうで覆われています。値が読みにくいのには困りました。表面のろうを削ることによってようわく値が分かりました。再生コイルなどのコイル類は、抵抗やコンデンサを全て外した後に調べるほかありません。このラジオは、抵抗やコンデンサの配置が醜いです。私は真空管ラジオやアンプを作ったことがありますが、このラジオの配線は美しいとは言えません。
傷んだ抵抗やコンデンサなどが醜い配置
今回修理する真空管ラジオに使ってある真空管(UZ58A,UZ57,3YP1)のヒーター電圧は2,5Vです。しかし、ヒーター電源6Vの真空管(6D6,6C6,6ZP1)のラジオ回路図しか持っていません。そのため、ヒーター電源6V真空管の回路図を参考にしました。調べていますが、一致している所は違っているところがありました。今回修理する真空管ラジオの回路は、少しばかり単純のように思えました。昭和20年以前の製品と思われ、半田付け技術、配線の取り回しなどが雑に思えました。
参考にしたヒーター電源6Vの真空管(6D6,6C6,6ZP1)のラジオ回路図
最新の画像[もっと見る]
-
笠間市 石切山脈,笠間焼き,海軍航空隊記念館などを散策 11時間前
-
土浦市の亀城公園,土浦城,市立博物館,そして夏祭りを楽しむ 1日前
-
保育園の夏祭りを見学 2日前
-
野生のイチジク(イヌビワ、ちちんぼ) 3日前
-
猛暑日の夕方、汗だくで草刈り 4日前
-
去年植え替えた芭蕉が大きく成長 5日前
-
暑くてぐったりの畑の草刈り 6日前
-
夏のミツバチ達とスズメバチ対策 1週間前
-
夏のミツバチ達とスズメバチ対策 1週間前
-
昼を避けて、カンナの花が咲く道傍を草刈り 1週間前
「古ラジオ修理工房」カテゴリの最新記事
古い松下製トランジスタラジオ トランジスター6の修理(1/x)
昭和40年に購入した松下製真空管ラジオGX-240の修理(3/4)
昭和40年に購入した松下製真空管ラジオGX-240の修理(2/4)
昭和40年に購入した松下製真空管ラジオGX-240の修理(1/4)
古いスヌーピー(snoopy)型トランジスタラジオの修理(1/2)
古いAM/FMトランジスタラジオ(OEM)の修理(6/x)
SONY製トランジスタラジオ -TR-609の修理(1/x)
真空管ラジオ 高一+並三 テレビアン PM-8の修理(9/x)
真空管ラジオ 高一+並三 テレビアン PM-8の修理(8/x)
真空管ラジオ 高一+並三 テレビアン PM-8の修理(7/x)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます