東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

光市 室積 西ノ庄~東ノ庄 史跡巡りウォーキング(2/6)

2022年03月28日 | 歴史探訪他ウォーキング

 西ノ庄の舗装道路で偶然に見つけたど根性カブ、みんなで感心しながら見ました。次に、軽い上り坂で屋根が銅張りの精巧な祠を見つけました。何年もの間雨風に当たったのか、柱などが朽ちていました。たまたま向かい側におられた方にこの祠についてお聞きしました。すると、祠のある家の主人は宮大工だったそうです。そのご主人手作りの祠とのこと。そのご主人が亡くなってから誰も祠の手入れをしないそうです。そのため、朽ちている途中だそうです。精密に作られた祠なので、とてももったいないと思いました。

         室積西ノ庄の上り坂途中の立派なお地蔵様4


 朽ちている途中の祠を見終わった後、道から下に今度は石の祠を見つけました。石製なので朽ちてはいませんが、何の由来がある祠かは分かりませんでした。傍に側溝があるため、かつては小川が流れていたに違いありません。その小川に関わる祠ではないかと思います。続いて、お地蔵様に合わせて窪んだ土手がありました。その窪んだ土手に小さなお地蔵様3が安置されていました。

  宮大工手作りの祠     道下の小さな祠    窪んだ土手の地蔵様3
  

 そのお地蔵様3は下見時に帽子もなく何も着ていませんでした。お地蔵様3を可哀そうに思って、Sさんが帽子と前掛けを手作りして持ってきていました。そして、そのお地蔵様3に優しく声を掛けながら着せていました。皆さんは、Sさんがお地蔵様3に帽子をかぶせたり前掛けを着せるのを遠巻きに見ていました。そのお地蔵様3は、心なしか微笑んでいるように見えました。私は人の形をした石としてか見ていませんでしたが、何に対しても優しい方がいるのですね。

   手作り前掛けを着せるSさん      坂道途中のお地蔵様5,6
 

 にこにこ顔のお地蔵様3に別れをつげて坂道を登りました。少し歩くと、屋根付きの立派なお地蔵様4が安置されていました。さらに坂道を登ると今度は2体のお地蔵様5,6が安置されていました。この周辺は数十m間隔でお地蔵様が安置されているようです。さながらお地蔵様の密集地域です。

     光市 室積の西ノ庄,東ノ庄史跡巡りウォーキングのコース


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