東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

耕耘機の修理、小麦の刈り取り(2/3)

2013年06月10日 | 麦,穀類,雑穀



 故障中の稲刈機でしたが、注文していたCDIが入ったとの連絡が山口クボタ田布施支店からありました。そこで、すぐにそのCDIを取りに行きました。片手で軽くもてる小さな部品ですが、価格は2万円弱でした。最近どの機械もそうですが、部品の高いこと。部品そのものの価格は高くないと思いますが、運送料,保管料,そして手数料などが加わって高くなるのだと思います。

  ガソリンタンクなどを取り外す       交換するCDIを露出
 

 入手したCDIを持って帰ると、すぐに修理を開始しました。故障した稲刈機は重くて麦畑から移動できなかったため、麦畑に置いたまま修理しました。最初、CDIを覆うガソリンタンクやファンケースを取り外しました。そして、交換するCDIを露出しました。

  交換するCDIに繋がる電線を外す      取り外した古いCDI
 

 故障した古いCDIはほこりにまみれていました。さっそくこのCDIを取り外すことにしました。しかし、CDIを固定しているネジがとても奥にありました。通常の六角レンチでは届きません。仕方なくDIY店に行って、奥まで届くナット回しを購入しました。DIY店から帰ると、そのナット回しを使ってCDIを取り外しました。そして、購入したCDIを取り付けました。購入したナット回し代、数百円の出費でした。

  通常の六角レンチが届かない        新しく購入したCDI
 

 CDIの交換が完了すると、分解した逆の順にファンケースやガソリンタンクを取り付けました。そして、プラグに火花が飛ぶか確認しました。すると、野外は明るいせいか火花は見えませんでした。しかし、パチパチ言う音が聞こえたため火花が飛んでいると分かりました。

    購入した新しいCDIを取り付けて、無事稲刈機の故障が治る


 燃料コックをひねってガソリンをキャブレターに注入して始動ロープを引くと、嬉しいことに一発でエンジンがかかりました。これで稲刈機の修理が完了しました。これから雨が降るとのことでしたので、残していた麦を急いで刈り取りしました。

     稲刈機の修理完了後、刈り残していた麦を急いで刈り取り


 麦を刈り取り終わると、畑の麦束を集めました。そして、先日竹竿で組み立てていたはさに麦束を掛けました。はさ掛け用の竹は、普通横に長く延長します。その方が乾燥の点で良いのですが、今は梅雨のシーズンなので雨に濡れることだけは避けなければなりません。そこで、今回は雨避け用のビニールシートを容易に掛けることができるように竹を組みました。

 麦畑に散らばる麦束を集める       竹で組んだはさに麦束を掛ける
 

 麦束をすべてはさ掛けすると、雨に濡れないようにビニールシートを掛けました。私は乾燥機を持っていません。このため、1,2週間後に麦が完全に乾燥したことを確認後、晴れた日にでも脱穀しようと思います。
 ところで、麦を狙ってスズメや鳩がたくさんやってくるようになりました。一度、餌の場所を見つけると仲間を呼ぶのでしょうか?だんだん増えてきました。私が近寄ると、近くの木に向かって一斉に飛び去ります。でも、私が去るとまた麦を食べるために降りてきます。自然に囲まれた田舎暮らしをしていると、鳥達を憎む気持ちがあまりおきません。2割程度は鳥達にプレゼントするくらいの、おおらかな気持ちが大切です。
 もう一か所の小麦畑は、スズメの大群が飛び交っています。最近小麦を作る農家がほとんどないので、作っている畑にスズメが集中して現れます。しかも、今はスズメにとって食料が少ない時期です。我家の小麦畑はスズメの食堂と化していました。やれやれ、困ったスズメ達です。

    収穫した麦が濡れないように、ビニールシートで全体を被覆


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 田布施町 麻郷 麻郷ふるさ... | トップ | 田布施川の源流ウォーキング... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

麦,穀類,雑穀」カテゴリの最新記事