東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

わら細工民具 ほぼろ版ポシェット2を試作(2/8)

2023年07月25日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 側面を編み終わって編み台から取り外しました。その後、両サイドを閉じるように縫って円柱状にしました。次は、底を麻紐で縫って底面を製作します。この底を縫うことが、このポシェットの一番難しい所です。まず、底に出た余分のわらを底の形に合わせてハサミで切ります。そして次に、わらを重ね合わせながら縫うのです。

         底に出たわらを麻紐で縫いながら底面を製作


 だいたいの手順は次の通りです。①はみ出したわら端を底外に出す。余分なわらは内側に曲がっているため、外側に全て取り出すのです。②はみ出たわら端を底の形に合わせてハサミで切り揃えます。綺麗に切らないと底の美観が損なわれます。③外に出したわら端が内側に戻らないように、内側に木製の型板を押し込みます。

 わら端を外に取り出す    片板を底に押し込む   わらを綺麗に重ねる
  

 ④わら端を底の形に合わせながら綺麗に重ねます。これが意外と難しいのです。手を緩めるとばらばらと元に戻ります。湿らせてアイロンをかけるか、接着剤を使っても良いかも知れません。次はいよいよ底を麻紐で縫います。

  作業しやすいよう型板に載せる      わら端を整えながら重ねる
 

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