いつの頃か、我家にお茶の樹があります。これまであまり関心がありませんでした。毎年のことですが、五月初めの今はたくさんの新芽が出ています。たまたまお茶が無くなったため、お茶の新芽を収穫してお茶にしてみました。以前八王子に住んでいた頃、お茶を作っていたことがあります。蒸したお茶の新芽を、温めた大きな鉄板上で手のひらで押すように揉んでいました。そしてお茶にしていました。それを思い出して素人ながらお茶を作ってみました。
収穫したお茶の新芽、最初にかるく蒸す
お茶の新芽を収穫後、通常ならば軽く蒸し器で蒸します。しかし、蒸し器がないため密閉容器に入れて電子レンジで蒸しました。熱でしなった新芽を、板の上で手のひらで転がすよう揉みました。新芽から水分がたくさん出てきます。冷えたところで、もう一度電子レンジに入れました。冷めないうちに、同じように手のひらで転がすように揉みました。ある程度水分が出ると、風が通る日向に置いて乾燥しました。乾くとパサパサになり黒ずんだ色になります。即席お茶葉の出来上がりです。
摘み取るお茶の新芽 最初の揉み作業 二回目の揉み作業
三回目の揉み作業 五回目の揉み作業 七回目の作業後乾燥
出来上がった即席お茶葉は缶に保存しました。お昼休憩中、その即席お茶を飲んでみました。色は市販品とほぼ同じです。味は市販品よりも少し落ちます。山裾で雑木のように育ったお茶なので、味が落ちるのは仕方ないでしょう。より手間暇かけて加工すれば、美味しい自家製お茶になると思います。
乾燥し黒くなった自家製お茶 色は市販品と同じ