草木染めに使うインド藍の種を先日路地にまきました。しかし、なかなか芽が出ません。もともと熱帯性の植物のため発芽しにくいのでしょう。一方で、種まき後にビニールキャップをして保温したインド藍は、すでに芽が出て10cm位に育っています。そのインド藍を苗として畑に移植しました。
日本では、インド藍を路地に種まきすることは難しいようです。温室で種まきして育てた苗を移植した方が確実です。来年からその方法に統一しようと思います。ちなみに、暑くなった6月下旬に路地で種まきをするとちゃんと発芽して育ちます。しかし、秋になって寒くなると種子が成熟する前に枯れてしまうのです。
インド藍の苗を、約1m間隔で植え付け
インド藍の苗をビニールキャップで育てていましたが、当然ながら雑草も生い茂っていました。キャップを取り除いても、どれがインド藍なのか雑草に埋もれて分かりませんでした。雑草をかき分けると、中央にインド藍の苗が小さく育っていました。根を抜いてみると、マメ科植物特有の根粒がたくさん付いていました。共生する根粒菌が熱帯にしか無いのではないかと思っていましたので安心しました。
ビニールキャップを取る 数本のインド藍の苗 根に付いた根粒菌
インド藍の苗を移植ごてで掘り上げると、根が乾かないうちに畑に植え付けました。乾燥していると移植が失敗するリスクがありますが、小雨の今日は移植に適した天気です。次々にインド藍の苗を植え替えました。雨が降った時に跳ね上がった土が苗に付かないように、籾殻を苗の周りに散布しておきました。移植が成功したかどうかは一週間後に分かります。
移植直後のインド藍の苗 苗の周りに籾殻を散布