東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

上関町 四代,蒲井,室津などの史跡を散策(3/5)

2016年11月08日 | 歴史探訪他ウォーキング

 四代と蒲井の間に、とても狭い場所があります。北側には牛島が見え、南側には八島が見える狭い場所です。私はいつも、四代に行き来する時はここに立ち止まって景色を眺めます。今回は、晴れていたため牛島がよく見えました。残念ながら反対の南側は八島は見えるものの、四国は山陰しか見えませんでした。

          四代から蒲井に戻る途中、北側に小さく見えた牛島


 四代を出て蒲井に入りました。蒲井の海岸線通りを通っていると、六地蔵がありました。六地蔵は四代にもありますし、あちこちにあります。六地蔵の由来は何なのでしょうか。そして、六地蔵の隣にある屋根付きの地蔵尊は何なのでしようか。仏教と何らかの関わりがあるに違いありません。

六地蔵と屋根付き地蔵尊   海に向かって建つ祠     蒲井八幡宮の石鳥居
  

 六地蔵を見学し終わり、再び海岸沿いを通りました。すると、今度は海を正面にした立派な祠がありました。蒲井八幡宮と何らかの関わりがあると思われます。しかしながら、周辺に誰もいなかったため由来など聞くことができませんでした。蒲井地区を通って感じたことは、ざっとですが、この地区も空家や壊れた家が多いようです。

    蒲井八幡宮入口にある石柱      石柱を過ぎて、二つ目の石鳥居
 

 祠を見学後、海岸線を東に向かいました。海岸の砂浜が終わるころ、石鳥居が見えてきました。蒲井八幡宮の石鳥居です。その石鳥居の前にバイクを置いて、お社に向かうことにしました。最初の石鳥居をくぐって進むと、二つの石柱がありました。さらに進むと、二つ目の石鳥居がありました。曲がりくねる石階段の道を上へ上へと登りました。

          静かなたたずまいの蒲井八幡宮本殿


 曲がりくねる石階段を登りきると、静かなたたずまいの本殿が見えてきました。この蒲井八幡宮は貴重な自然林の中にあります。境内横に「蒲井八幡宮樹林」の立て札が立っていました。暖帯の常緑照葉樹のすぐれた天然林とのことです。これを見て、光市の峨眉山照葉樹天然林を思い出しました。

  蒲井八幡宮側面       大木を祀る祠      蒲井八幡宮入口に戻る
  

 蒲井八幡宮は豊かな自然林に囲まれています。お社を回っていると、驚いたのかイノシシかタヌキが走って逃げました。また、大木を祀る祠がありました。林全体がもののけ姫のような雰囲気が漂っていました。蒲井八幡宮を見学し終わると、白井田地区に向かうことにしました。途中、蒲井地区を見下ろしました。10年位前わずかに残っていた田んぼが今、すっかり消えていました。

        白井田地区に向かう途中、見下ろした蒲井地区の街並み

コメント
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