東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 楽しかった麻郷ウォーキング(2/2)と豊年エビ

2014年06月19日 | 歴史探訪他ウォーキング



 常楽寺での昼食休憩が終わると、ウォーキングの後半です。麻郷幼稚園を少し眺めてから、階段を下って高松八幡宮方面に向かって歩きました。途中、道路改良記念の石碑を見学しました。このような道路改良や河川改良の記念碑が田布施のあちこちにあります。

     子供達は常楽寺の軒下で休憩         高松八幡宮に向かってLet's Go!
 

 道路改良記念碑を見学し終わると、田布施町の名木の一つであるクロガネモチの大木を見学しましした。根本近くに行くと、見上げるような高さです。首が痛くなります。全体像をカメラに納めようとすると、たいぶ後ずさりしないと撮影できません。

        首が痛くなるほど見上げないと、全体が見えないクロガネモチの大木


 クロガネモチの大木を見終わった後、広大な田んぼを見ながら歩きました。歩いている途中、とても貴重な生き物を発見しました。豊年エビです。小さな薄緑色の綺麗な生き物です。脅かすと跳ねるように水中を移動します。10年位前に稲城市の田んぼで見たことがあります。田布施でもこの豊年エビが復活しているとは驚きです。名前のとおり、このエビが大量に発生する年はお米が豊作との言い伝えがあります。
 50年位前に田んぼで農薬を使い始めたころ、いっせいに姿が見えなくなりました。自然が豊かに復活している証拠の生き物です。田布施の各地を調査してみたいものです。この豊年エビの他に、カブトエビや貝エビなどの貴重な生き物も生息しているのではないかと思います。豊年エビ数匹を飼ってみようと思います。

              麻郷の田んぼに生息していた豊年エビ、丸は卵塊


 貴重な生き物である豊年エビを見終わると、田んぼを見ながら高松八幡宮に行きました。途中、お地蔵様を見たり、江良碧松の生家を訪ねてイチョウの大木を見ました。この生家は数年前までは、茅葺き屋根でした。維持できなくなってトタンで覆った屋根になりました。もしかして、麻郷最後の茅葺き屋根ではなかったかと思います。

      広々とした田んぼ風景               江良碧松の生家を訪問
 

 江良碧松の生家を訪ねた後、江良碧松の石碑を訪ねました。この地区の方々が、あすなろの花壇を管理するついでに、石碑を綺麗に管理しているのではないかと思います。なお、先日新川浮島神社に行きました。残念ながら、江良碧松の石碑は雑草に覆われていました。なかなか石碑の管理まで手が回らないのでしょう。

             高松八幡宮へ行く道すがら、江良碧松の石碑を見学


 江良碧松の石碑を見学すると、長福寺と高松八幡宮に行きました。高松八幡宮の大きな石鳥居の下をくぐって、うっそうとした大木の森の中を本殿に向かいました。石段を上ると本殿です。参拝した後、休憩しつつ大木の種類を確認するなどしました。これだけ大木がある神社はこの付近にはそうありません。木の大きさもさることながら、種類も豊富です。不思議なことに松だけはありません。

       長福寺に到着               森に囲まれた、高松八幡宮本殿を参拝
 

 高松八幡宮を出ると、次に西円寺に向かいました。軽い下り坂ですので、快適に歩きました。この付近は、耕作されていない田んぼが数多くあります。耕作されていた昭和30年代は、とても素敵な里山風景が広がっていたに違いありません。もう1つ残念なことは、私が子供の頃にみえた城山がすっかり変貌していたことです。山は削られ頂上付近は一部禿山になっていることが分かります。

     西円寺のご住職様に、お寺の由来や仏様などについて丁寧に教えていただく


 西円寺に着くと、お寺内に招かれました。お寺の中は涼しい風が吹いていました。汗ばんだ体にはとても心地よい風でした。拝んでいると、ご丁寧にお茶をいただきました。さらに子供達には特別の仏様ドロップをいただきました。西円寺ご住職様のご配慮に感謝いたします。ありがとうございました。

       蓮輪の千手山千光寺に到着       小高い山上の金毘羅さんで一休み
 

 西円寺を過ぎると、千手山千光寺に向かいました。時間が迫っていたため稲荷大明神はスキップしました。千光寺に着くと、すぐに裏山の金毘羅さんに行きました。石段がだいぶ乱れているため登りにくい山でした。この石段の左右はかつては墓所だったようです。誰もお参りしない半ば打ち捨てられたお墓がいくつかありました。頂上広場に着くと、金毘羅さんの扉を開けて、中を拝見させていただきました。そして、わずかな時間の休憩後、山の下に降り再び千光寺に出ました。そこで、しばしの休憩をしました。

               金毘羅さんから降りて、千光寺でしばしの休憩


 続いて、蓮輪の光泉寺に向かいました。最後の訪問箇所です。時間が迫っていたため、調査や下見時に行った、浜城のお地蔵様,江戸時代の漢学者亘理南山碑,上関宰判勘場跡碑,米出の恵比寿様,そして、塩谷天王社などははスキップしました。光泉寺に着くと、お寺の庭など境内を見学させていただきました。なお、数十分後に法要があるとのことで、長い時間は滞在できませんた。見学させていただきありがとうございました。

    最後に訪問した光泉寺               終点の麻郷公民館に到着
 

 光泉寺の次は、終点の麻郷公民館です。暑い湿った6月ですので、みなさんの体調がとても心配でした。しかし、子供達も含めて全員が元気に終点に到着しました。歩いた総距離は、10.4kmでした。みなさんお疲れ様でした。

          昼食休憩した常楽寺から、終点の麻郷公民館までのコース

==========健康ウォーキングクラブ==========

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする