東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

つるもの野菜用の支柱立て(3/3)

2011年04月24日 | 草刈り,整地

 前回まで、支柱は仮立ての状態で終わりました。ここの畑はとても風当たりが強いので、補強は絶対に必要です。今回は支柱を補強する作業をしてつるもの野菜用支柱立て完了としました。

               支柱を補強するために新たに切り出した長い笹2本


 補強は支柱が倒れないようにするためのものです。例えて言えば、地震に備えて家の柱に斜めに補強材を入れるようなものです。そのために笹林の中から特別に長い笹を2本切り出しました。この2本の長い笹を、仮立てした支柱に斜めに差し込んで補強用としました。

       支柱に補強用の笹を挿入            根元は土に刺し込む
 

 補強用の笹2本は互い違いになるように斜めに入れます。斜めに入れるだけでも前後の揺れに強くなります。さらに強くするために、笹2本と支柱を麻ひもで結んで固定します。

                補強用の笹を互い違い斜めに刺し込み完了


 支柱と補強用笹は強く結ぶ必要がありますが、私はその結び方としていつも角縛りを使用しています。この結び方は木材と木材を十文字に強く結びつける方法です。ボーイスカウトの副隊長をしていたときに、子供達に木材を使っていかだやテーブルなどを作るときによく教えた方法です。

     最初は巻き結びから                   笹と笹とを十文字に巻く
 

 角しばりは最初、結びが途中で解けないように巻き結びから始めます。そして、笹と笹とを十文字になるように巻いていきます。ある程度巻き終わると、ひもが緩まないようにひも自身を強く巻きます。このような結び方をすると強い支柱を作ることができます。なお、笹の節にある皮は取っておきます。

                 笹と笹とを角しばりで結び終わる


 この畑の土は小石交じりです。このため、支柱を土中に深く刺し込むことがなかなか困難です。今後は雨が降って土が緩むたびに支柱をさらに差し込む作業を2,3度する必要があります。

    完成したつるもの野菜用支柱、今後は雨のたびに支柱をさらに深く刺し込み

コメント
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