東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

大学生夕方遅く、籾摺りと精米

2009年10月29日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 東京薬科大学環境グループASIATOのメンバーは脱穀に続いて、籾摺りと精米をしました。メンバーは脱穀した後、米袋に入った籾などを手押し車に乗せて籾摺機のある鈴木牧場に行きました。

     籾を上から投入すると、ブルーシート側に籾殻が吹き飛ばされる
 

 籾摺りとは、籾の籾殻と玄米を分離する工程です。籾摺機の上にある投入口から籾を投入すると、前方に籾殻が吹き飛ばされ、左方向に取り付けた米袋に玄米が排出されます。

       籾摺機の籾投入口          投入口に籾をゆっくり入れる
  

 籾殻は陶芸に使うといい色が出るそうです。大学の陶芸サークルで籾殻を使うとのことです。籾摺機の前方にブルーシートを敷いて、吹き飛ばされる籾殻を集めました。メンバーはその籾殻を袋に入れて大学に持って帰りました。

              順番に籾を入れて籾摺りを体験
 

 稲刈りはどこの地域でもやっていますが、籾摺りや精米まで体験するところはそう多くありません。今日来た大学生達のサークルは、苗作り,田植え,稲刈り,籾摺り,精米,もちつきまでの工程を一年を通して実践しています。

    米袋に排出される玄米         ブルーシートに排出される籾殻
 

 籾摺りに使う籾は、よく乾燥されていなければなりません。乾燥していないと籾摺機で籾摺り効率が悪くなり内部で詰まってしまいます。今回は稲を天日でよく干していたので籾摺機の中で詰まることはありませんでした。

                夕方近く、もう少しで籾摺りが終わりです


  籾摺りが終わると米袋に玄米が溜まります。溜まった玄米を今度は精米機に入れます。この最後の工程で玄米を白米にします。使った精米機は精白度を決めることができます。

      精米機に入れた玄米         玄米を受け口に入れる 
 

 今回の玄米はもちつきに使うため、精白度を80以上にして白米にしました。きっと美味しいもちがつけることでしょう。精米が終わる頃、すっかり夕方になってしままいました。これで学園祭でもちつきに使うもち米ができました。

       すっかり夕方になり、周りが暗くなってしまいました。ご苦労様。

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