久しぶりに秋葉原に行って部品を買ってきました。この街とは20年以上にわたるお付き合いです。以前は電化製品や無線機などの電子部品を売る街だったのに、今はパソコン部品,フィギュア,そして萌えのメイドさんの町に変身してしまいました。
秋葉原駅前の看板、以前と変わらない賑やかさ
最初に向かったのは、ラジオデパートというラジオや無線部品を主に売っている場所です。私が昔から通っている場所で、よくパーツを買いに行きました。パソコンをあまり扱っていないので、以前のように賑やかさはありませんが、つい寄ってしまいます。
次にラジオデパートの裏側にあるとおりに行って目的の部品を購入しました。熱伝対の8チャンネル温度計測データロガーを買う予定でしたが、売り切れなのかありませんでした。このため、熱伝対ではない別の相当部品を購入しました。購入した後、ちょいとパソコン街に行ってみましたが平日なのでそれほど人通りもありませんでした。寒いこともあってか、今はやりの萌えのメイドさんの姿もありませんでした。
萌えのメイドさんのいる通りも、今日は人がまばら
購入したのは、25カンデラのLED,鉛蓄電池を充電(フローティング充電付き)するための半導体部品,そして8チャンネルのADコンバータです。このADコンバータのデータをパソコンに取り込むことで8箇所の温度を同時に計測することができるようになります。ただし、8個もの温度センサーを自分で組み立てて、計測装置を半田付けしなければならないので完成するには半年ぐらいかかりそうです。
LEDはほうれん草などの植物育成用に、ADコンバーターは温室や気温などの観測に使おうと思っています。これらはすべて手作りしなければならないため、時間と手間がかかります。これらの市販製完成品を買うと何十万円もします。これらの装置を安く手に入れるためには自分で作り上げなければなりません。
25カンデラの超高輝度LED 蓄電池充電のための半導体部品
8チャンネルADコンバータのコンバータ精度が10ビットしかないため、温度に相当させると約0.5℃の精度しかありません。しかし、とにかく安いのでアマチュアには最適なADコンバーターです。パソコンのExcelと連動させることができるので、その温度変化を表で見たり,比較したり,グラフで見ることもできる優れものです。ちなみに2チャンネルの市販品は3万円もします。この8チャンネルの部品は、たった6,500円でした。ただし、すべて手作りしなければなりませんが。
8チャンネルADコンバータを作るための半導体部品
秋葉原に帰るときに駅ガード下の部品街に行ってみました。この部品街は昔と変わらず、とても賑やかでした。会話のなかに中国語や英語が飛び交っていて、この街も国際的になったものです。また、日曜日になれば小学生などの子供が部品を買う姿もみかけます。初老の人も部品を買いに来ています。秋葉原は老若男女や外国人も出入りするとても賑やかな街になりました。
相変わらず賑わう秋葉原駅ガード下部品街
右が故障予想されたハードディスク、左は代用のハードディスク
故障予想されたハードディスクは60GBですが、古いパソコンのハードディスクは15GBしかありません。また、温度測定機能がないためハードディスクの温度は分かりません。あと、2ヶ月ほど動いてくれればよいハードディスクです。
上段が代用のハードディスク、下段はDドライブの250GBのもの
代用のハードディスクを入れた後、CD-ROMからブートするようにBIOSを書き換えました。古いハードディスクは二分割してC:ドライブとD:ドライブにしていたのですべて削除して、C:ドライブだけにしました。そして、OSのインストール開始です。久しぶりのOSインストールでしたが難なく終わりました。
Window XPのインストール中画面 インストール完了画面
OSのインストールが終わると、各種アプリケーションソフトをインストールして元の状態に戻しました。ハードディスク診断判定ソフトを使用するとおおよそのハードディスクの寿命が分かりますのでとても重宝します。
一番勉強になったのは、ハードディスクの温度が上昇すると、例えば50度を過ぎるととたんに読み書きエラーやシークエラーが発生しやすくなることです。温度上昇警告が出て以来、ファンを回してパソコンを冷やすようになりました。
パソコンをいろいろ操作しているうちに外付けハードディスクが読めなくなってしまいました。原因はさっぱり分かりませんが、ファイルを読むためのインデックス情報が破壊されたようです。余計にさわるとデータが破壊されると思ったので、新たにハードディスクを増設してそこに壊れたハードディスク情報を移して復元救出する対策をすることにしました。もともと内臓ハードディスクを増設する予定でしたので、今回250Gバイトのディスクを増設することにしました。新品を買うと高価なため中古品を購入しました。一年前は一万円台でしたが、6千円台で購入できました。安くなったものです。
購入した中古250Gハードディスク(Western Digital製)
次にマザーボードのBIOSにハードディスクが認識されていることを確認して、ハードディスクをフォーマットしました。今後はWindows XPでしか使わないので、NTFSでイニシャライズしました。
フォーマット中のハードディスク操作画面
しばらくしてフォーマットされたことを確認してデータ救出作業を開始しました。ソフトのFINALDATA特別復元版を使用して壊れたハードディスクを調査して大切な写真データと動画データを優先して復元救出しました。ハードディスクの購入増設から復元まで半日がかりの作業でしたがなんとか直すことができました。やれやれ疲れました。
OSのインストール作業開始 インストール前のセットアップ画面
次にハードディスク装置の初期化などの作業をガイドに従いながら処理します。
ハードディスク装置のイニシャライズ Windows XP スタート画面
これでWindows XP Homeスタート画面が表示されました。CPUがちゃんとデュアルコアとして認知されているかどうか「Windowsタスクマネージャ」で調べます。すると、ちゃんと「CPU使用率の履歴画面」が二つありました。続いて、インターネットに接続したり、Officeなどのアプリケーションプログラムをインストールするなどの作業をしてようやくパソコンが完成しました。
Windowsタスクマネージャ画面
ネジでマザーボードを固定
次に、電源、フロッピーディスク、ハードディスク、CD-ROM,前面パネル入力装置、ケースファンなどの配線をします。特に前面パネル装置のピンはマザーボードによって配置が異なるため最新の注意をしてつなぎます。マザーボードに付属している英文マニュアルを読みながら正確につなぎます。
英語マニュアルを読みながら配線
CPUクーラーを取り付ける
私が学生時代のCPUは、8080や6800などの8ビットCPUでした。これらのCPU消費電力はわずかでしたので、CPUクーラーなどは必要ありませんでした。せいぜい通風をよくするだけで足りました。
マザーボードにCPUクーラーを取り付けると、PCケースにいつ入れてもいいようにバックパネルを取り付けておきます。そして、メモリをマザーボードに取り付けました。今回のマザーボードのチップセットは865Gであるためデュアルチャネルメモリが使えます。デュアルチャネルメモリを使うと、原理的には転送速度が2倍になります。512MB x 2 のトータルで1GBのメモリにしました。
バックパネルの取り付け デュアルチャネルメモリ
今回のマザーボードはとても安いので、メモリスロットは2箇所しかありません。512MBのメモリを2個差し込んで終わりです。トータル1GBなので普通に使うならば充分でしょう。
メモリスロットにメデュアチャネルメモリを差し込む
今回パソコンを製作しながら、学生時代(1970年代)を思い出しました。
液晶もなくすべてCRTでした。専用のCRTも高価でしたのでTV受像機に画面を出していました。初めて購入したCRTはうすい緑色を発色するものでした。今のようなきれいな画像は表示されずすべてキャラクタディスプレイでした(当然色もなし)。初めて文字を画面に表示させた時は嬉しかったものです。
大型コンピュータの世界ではフォートランやCOBOLが幅をきかせていましたが、家庭用コンピュータ(当時はパソコンという言葉もなかった)の世界ではBASICが出てきてようやくアセンブラや機械語から開放されました。
通信速度も遅くて確か300BPS程度ではなかったかと思います。電子タイプライタに1文字ずつ文字を打っていましたし、カセットレコーダーに記憶していました。今のように30Mや光通信の100Mにはとてもとても及びません。OSなるものもなく単にモニターとか言っていました。不便なので自分でアセンブラで各用途のサブルーチンを組んでメモリに配置するなど工夫していました。ようやくCP/Mと言うOSの前身が出て来る頃でした。
新マザーボード(865G) Pentium D 930
これまではソケット478対応のCPUしか使ったことがないので、新しいソケットLGA775、そしてデュアルチャネルメモリも新鮮でした。今回購入した新マザーボードは、従来のデュアルコアCPU対応であるチップセット945系ではなく、この春出たデュアルコアCPU対応のチップセット865系のマザーボードです。デュアルチャネル対応DDR400のメモリしか使えませんが私にとっては十分です。次にマザーボードのソケットにCPUを差し込む作業をしました。
①レバーを上げ蓋を上げる ②CPUのカバーを取る
③CPUをソケットに乗せる ④蓋を閉じてレバーを下げる
これでCPUをソケットに差し込み完了です。初めてのソケットLGA775だったので緊張しましたが、マニュアルを見ながら慎重にしたのでうまくいきました。
デュアルコアCPUパソコンを作るにあたって、パソコンケースは今までのものを流用することにしました。このため、そのパソコンケースから古いマザーボード(ソケット478)を取り出すことから作業をはじめました。
最初に古いマザーボードの配線をすべて取り外し、PCIスロットに接続されているTVキャプチャーボードを外しました。
PCケース内の古いマザーボード TVキャプチャーボードの取り外し
外したTVキャプチャーボードは、新しいパソコンに取り付けます。そして、古いマザーボードをパソコンケースから取り出しました。このマザーボード(Celeron D)はスペック的にはまだまだ使える性能であるため、動画エンコード機能などの高い負荷かけない家族用パソコンとして再使用します。なお、半年以上も使用し続けていたためCPUクーラーにはゴミがだいぶ付着していました。CPUクーラーに高圧空気を吹き付けてゴミを吹き飛ばしきれいに掃除しました。
古いマザーボードの取り外し 高圧空気を吹き付けゴミ掃除
次にケース背面に付けてあるI/Oバックパネルを取り外します。取り外したマザーボード、I/Oバックパネルなどはマザーボードが入っていた元の箱に収納しました。
I/Oバックパネルの取り外し マザーボードを箱に収納
これで、パソコンケースに新しいマザーボードを取り付ける準備ができました。
CPUは最新のものですが、マザーボードは、価格的に安く、今持っているメモリを流用できるチップセット865G内蔵のものを選びました。865Gはもともとソケット478対応CPUのチップセットでしたが、最近ソケットLGA対応CPUをサポートしさらにデュアルコアCPUをサポートしています。性能的には最新のものではありませんが、動画エンコードやゲームを頻繁に使用するわけではないためこのマザーボードにしました。
仕事の休日、農作業の合間を利用してのんびりとパソコンを製作しようと思います。これまではソケット478対応CPUのパソコンしか製作したことがありません。ソケットLGA775対応CPUを使った製作は初めてです。
まず、メモリですがマザーボードに合うPC2100(DDR SDRAM)の512MBのものを買いました。正規品を買うととても値段が高いので、相性保証のない中古メモリを買いました。最安値ではなかったですが3,480円でした。
次にテレビのキャプチャーボードですが、ソフトウェアエンコーダ仕様のものはCPUに負担がかかるためハードウェアエンコーダの安いものに決めていました。初めて買うものなのでI-Oデータの正規品を買いました。ダブルチューナ対応のものが欲しかったのですが、2万円以上するため諦めました。そこで、最新型はチップが統合されたぐらいで使い勝手や性能はあまり変わらないため、ちょっと型が古いGV-MVP/RX2E(9,800円)を買いました。
メモリは中古品で相性保証のないもので心配しましたがちゃんと動作しました。テレビのキャプチャーボードもいろいろ説明書どおりに組み込むことができました。ただ、アンテナケーブルを分配したりする方に時間をとられました。苦労の結果、ちゃんとテレビをパソコンで見ることができるようになりました。やれ一安心です。これで仕事中も安心してテレビ録画できるようになりました。
ただし、DVDもハードディスクを同じIDEに取り付けるのはどちらかをマスターにして片方をスレーブにする必要があります。今回はハードディスクをスレーブにしました。このハードディスクは日立製なので、その設定マニュアルを参考にしてハードディスクの裏側にあるピンを設定し直してマスターからスレーブに切り替えました。
ところで、同じIDEにつなぐと、これまで使用していた80芯ケーブルでは長さが短くてDVDとハードディスクの両方に差し込むことができません。このため、倍の長さの80芯ケーブルを購入してきました。これで、ようやくDVD(マスター)もハードディスク(スレーブ)をIDE2につなぐことができました。パソコン背面の電源、マウス、キーボード、モニターのそれぞれのケーブルをつないでいよいよ電源を入れました。するとあっさりとOSが起動しました。そして、メールやインターネットなどのアプリケーションかサクサク動くようになりました。
やれやれ、マザーボードの不具合に泣かされた2週間でした。しかし、いろいろな修理を試みることによってパソコンの仕組みを勉強できたことはよい収穫でした。次回はマザーボードを代えてペンティアムDなどを組み込んでみたいと思います。そのための苦労と先行投資を今回したので。
新しくするのは、CD-ROMに代えてDVD,OSはOEM版のWindows XP HomeEdition(カードリーダー付きFDを購入で),そして中古のハードディスクも購入しました。すべて新しいので不具合は解消されると思いました。しかし、新しいOSでトライしてみましたが、いろいろ試してみても現象は同じです。結果、マザーボードそのものが怪しいことに気が付きました。特にマザーボードに二つあるIDEの片方がおかしいことに気が付きました。
BIOSではこの二つのIDEはちゃんとCD-ROMとハードディスクを認識しています。しかし、IDE1の方はどういうわけか動作が正常ではありません。IDE2にCD-ROMを設定してIDE1にハードディスクを設定してOS立ち上げるとハードディスクランプが赤いまま止まってしまいます。一方IDE1にハードディスクを設定するとOS立ち上げ途中に時として止まってしまいます。やれやれ・・・・マザーボートを買い換えるのはしゃくだなあと考え込んでしまいました。
確かにセレロン600に比べてセレロンD325はだいぶ電気を消費しそうです。単純に考えてせめて300Wは必要だと思いました。ただ、BIOSを調べても電圧は規定以内に収まっているので不思議でしたが、ハードディスクやCD-ROMは起動時に瞬間的に電流が多く流れそうです。
このため、電源を買い換えることにしました。ただ電源を変えるといっても新しい電源がパソコンケースに入らなければ意味がありません。200Wから400Wに変えるついでにパソコンケースといっしょに変えることにしました。今後もちょくちょくグレードアップしたりメンテナンスすることを考えて、ちょっと高めでしたがBTX対応でかつマイクロATX対応のケースを買いました。
ケースと電源を買って来ると、さっそく古いパソコンを分解して、CD-ROM,DVDとハードディスクを取り出して、新しいケースに組み込んで新しい電源のケーブル,そしてフロントパネルなどのケーブル類をつなぎました。そして、電源を入れました。すると・・・・
そこで、性能を4倍に上げるための改造を始めました。目標を、性能4倍以上、費用は2万円未満に。まずは、4倍の性能がある2.4G以上のCPUに置き換えることにしました。しかし今使っているマザーボードはソケット370のため、2.4G以上のCPUを挿すことはできません。マザーボードも取り替える必要があります。
マザーボードを新規で買うと安くても7000円以上します。そこで、予算を押さえるために中古品を買うことにしました。一番安いソケットAタイプの中古品を探すと1000円のものがありましたが、ドライバーCD-ROMなし、マニュアルなしでした。ドライバーやマニュアルはインターネットでダウンロードできますが、CPU性能が3倍どまりなのでやめました。いろいろ店で探すと、ソケット478のもので2980円のものがありました。これは英語のマニュアル付き、ドライバーCD-ROM付きで、使えるCPUは、ペンティアム4 3.06まで使えます。つまり性能は5倍程度は見込めます。これ以外の中古品は4000円以上なのでこのマザーボードにしました。
次にCPUを購入することにしました。中古のCPUを探すと、3倍性能のBOX品CPUと、4倍性能の非BOX品CPUがありました。4倍の性能向上を目指しているため、非BOX品のCPUにしようかと思いましたが、CPUクーラーを同時に買うと新品とほぼ同じ値段になってしまいます。このため、新品のセレロンD 325を買いました。これは2.53Gなので性能も4倍以上見込めます。次にメモリ256MB,ケーブル類を買いました。
古いパソコンを分解して古いマザーボードを取り出して、新CPUを挿した新しいマザーボードと取り付けました。古いマザーボードと最近のマザーボードではケーブル類がだいぶ違うので、また英語のマニュアルのためあれこれ苦労してケーブル類をつなぎました。
電源を入れて、BIOSを調整変更し、OSを入れました。OSはXPを入れたかったのですが、出費をおさえるために今使っている98をそのまま使うことにしました。98を動かしたあとにマザーボード用のドライバーを取り込みました。バックアップしたメールなどをリストアして、ようやくサクサクパソコンが動くようになりました。ただし電源の容量が少ないので時々調子が悪くなります。近いうちに電源も取り替えようと思っています。
改造にかかった費用は細かい備品も含めて、14390円でした。※3倍性能ならばこの半額で改造できたので費用的には出費だったかも知れません。今、新しいパソコンにしたい方のご参考になればと思います。