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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(R6.5)

2024-06-04 | 日如上人御指南

 

令和6年5月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿  

(大日蓮 令和6年6月号 第940号 転載)

(大白法 令和6年5月16日 第1125号 転載)

 本日は、五月度の広布唱題会に当たり、皆様には全国的な新型コロナウイルス感染症の蔓延によって何かと不便のなか、万難を排して唱題会に参加され、まことに御苦労さまです。
 さて『南条兵衛七郎殿御書』を拝しますと、
「いかなる大善をつくり、法華経を千万部書写し、一念三千の観道を得たる人なりとも、法華経のかたき(敵)をだにもせめざれば得道ありがたし。たとへば朝につか(仕)ふる人の十年二十年の奉公あれども、君の敵をし(知)りながら奏(そう)しもせず、私にもあだ(怨)まずば、奉公皆う(失)せて還(かえ)ってとが(咎)に行なはれんが如し、当世の人々は謗法の者とし(知)ろしめすべし」(御書322)
と仰せであります。
 この御文は、文永元(1264)年12月、駿河国富士郡上野(現在の静岡県富士宮市)の地頭、南条時光殿の父君である南条兵衛七郎殿へ与えられた御書の一文であります。
 すなわち、たとえ法華経を千万部も書写し、一念三千の御法門を会得された人であっても、法華経の敵である邪義邪宗の謗法を見て、そのままにして折伏をしないようでは、得道することはできないと厳しく仰せられているのであります。
 まことに厳しい御指南でありますが、私どもの信心において、邪宗邪義の謗法をそのままにしておくことは、謗法厳誡の宗是の上からもけっしてあってはならないことであります。
 私どもの信心は、自行化他にわたる信心こそ肝要であり、

「自行計りにして唱へてさて止みぬ」(御書1594)
と仰せのように、自行だけの信心、すなわち自分だけの信心、独善的な信心、利己的な信心は、本来の自行化他の信心から見て「さて止みぬ」と、大聖人様は厳しく誡められているのであります。それは例えば、朝廷に十年・二十年と仕えている者が、朝廷に対して敵対行為をなす者がいることを知りながら、それを上の者にも伝えず、自らも戒めずにいることは、今まで朝廷に対して積んできた功績を無にしてしまうようなものであると仰せられ、厳しく戒告されているのであります。
 されば、今日、末法濁悪の世相そのままに、間違った教えが跋扈し、混沌とした様相を呈しているまさにかくなる時こそ、私どもは身軽法重・死身弘法の御聖訓を拝し、勇猛果敢に一天四海・皆帰妙法を目指して、一意専心、折伏を行じていかなければならないのであります。
 大聖人様は『如説修行抄』に、
「正像二千年は小乗・権大乗の流布の時なり。末法の始めの五百歳には純円一実の法華経のみ広宣流布の時なり。此の時は闘諍堅固・白法隠没の時と定めて権実雑乱の砌なり。敵有る時は刀杖弓箭(とうじょうきゅうせん)を持つべし、敵無き時は弓箭兵杖(きゅうせんひょうじょう)なにかせん。今の時は権教即実教の敵と成る。一乗流布の代の時は権教有って敵と成る。まぎ(紛)らはしくば実教より之を責むべし。是を摂折の修行の中には法華折伏と申すなり」(御書672)
と仰せられ、悪世末法の今、まさに今日の如き邪義邪宗が跋扈し、五濁乱漫として混迷を極めている時、私どもは一意専心、一天広布へ向けて全力を傾注して折伏を行じていくことがいかに大事であるかを認識され、いよいよ講中一結・異体同心して、たくましく前進するよう訓誡あそばされているのであります。
 よって『法華初心成仏抄』には、
「仏になる法華経を耳にふれぬれば、是を種として必ず仏になるなり。されば天台・妙楽も此の心を以て、強ひて法華経を説くべしとは釈し給へり。譬へば人の地に依りて倒れたる者の、返って地をおさへて起(た)つが如し。地獄には堕つれども、疾(と)く浮かんで仏になるなり。当世の人何となくとも法華経に背く失(とが)に依りて、地獄に堕ちん事疑ひなき故に、とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし」(御書1316)
と、末法本未有善の衆生に対しては「とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし」と仰せられ、あらゆる機会を逃さず、相手に声を掛け、その心田に妙法を下種し、折伏を行じていくことがいかに大事であるかを御教示あそばされているのであります。
 されば、皆様方には今日の混沌たる状況を見て、この窮状を救うべく、まさに今こそ、講中一結・異体同心して、妙法広布へ向けて決然として折伏を行じ、一天広布へ向けていよいよ精励されますよう心からお祈りし、一言もって本日の挨拶といたします。

 

日如上人猊下御指南目録(R4~)

 

日如上人猊下御指南目録(H27~R3)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南 

 

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即身成仏(そくしんじょうぶつ)

2024-06-04 | 御住職指導

正林寺御住職指導(R6.6月 第245号)

 一般的な即身成仏の意味は、正直に方便を捨てた意味からは、ほど遠い解釈がされています。
 例えば、人工知能AIの解釈、2024年5月14日OpenAI社からリリースされたChatGPT-4o(オムニ)に問いかけたところ、
「即身成仏(そくしんじょうぶつ)は、日本の密教(特に真言宗と天台宗)における重要な概念であり、生きたままの身体で仏になることを意味します。この考え方は、修行を通じて現世で悟りを開き、仏の境地に至ることが可能であるとするものです。

即身成仏の背景と意味
即身:これは『生きたままの身体』という意味です。
成仏:これは『仏になる』という意味です。(以下省略)」(ChatGPT-4o)
と、人工知能AIの返答がありました。
 白法隠没のため、当然ながら宗祖日蓮大聖人の即身成仏義については一切返答しませんでした。フィードバック(指摘や評価を行うこと。問題解決や成長促進を目的として、軌道修正)できるため、日蓮正宗の教義について指摘いたしました。このフィードバック機能を活用することにより、人工知能AIを正しく学習させることができます。AIの育成です。

 では、日蓮正宗の教義に説かれる成仏とは、死後の成仏のみを願ったり、人間とかけ離れた存在になることではなく、現実生活のなかで私たち自身が、仏のように理想的な人格を形成し、安穏な境地にいたることをいいます。
 即身成仏とは、煩悩に覆われた凡夫の身のままで仏に成ることをいい、自己の生命の奥底にそなわる仏性を開き、安心立命の境界となる最極の功徳をいいます。
 この即身成仏は、小乗教で説くような煩悩をすべて滅することでも、また死んだ後にはじめて仏になるということでもありません。生きているこの身このまま、煩悩を持ったままの姿で仏の境界を得るということで、これは日蓮大聖人の仏法を信仰することによってのみ可能となります。
 この即身成仏の境界について『上野殿後家尼御返事』に、
「い(生)きてをはしき時は生の仏、今は死の仏、生死ともに仏なり。即身成仏と申す大事の法門これなり」(御書336)
と仰せであります。

 大聖人は、機根も低く三毒強盛な荒凡夫である末法の衆生に対し、法華経寿量品の文底に秘沈された三大秘法の御本尊を受持信行するところに、煩悩を持ったまま、即身に成仏できる法門を説き示されました。
 『当体義抄』に、
「正直に方便を捨て但法華経を信じ、南無妙法蓮華経と唱ふる人は、煩悩・業・苦の三道、法身・般若・解脱の三徳と転じて、三観・三諦即一心に顕はれ、其の人の所住の処は常寂光土なり。」(御書694)
と仰せであります。正しい御本尊を信じ唱題に励むとき、煩悩はそのまま仏果を証得する智慧となり、苦悩の人生を克服できる力強い生命へと転換されていきます。その徳は今世だけにかぎらず、未来永劫にまで及びます。つまり現当二世です。
 この功徳は、父母を救い、先祖代々の人々を成仏させ、さらに未来の子孫に福徳をもたらすことになります。まさに、法統相続により末法万年尽未来際まで功徳をつなげることができます。

 日蓮大聖人の御書名に唯一、「即身成仏」の文証が記された御書は『戒体即身成仏義』(御書1)であります。御書の異称では、『大田殿女房御返事』(御書1471)の『即身成仏抄』が異称としてあります。
 「即身成仏」ではなく、「成仏」の文証が記された御書名は『一生成仏抄』(御書45)・『女人成仏抄』(御書344)・『草木成仏口決』(御書522)があります。

 御書の文証においての即身成仏は、『御講聞書』に、
「聞とは即身成仏は法華経に限ると聞く事なり」(御書1822)
と仰せであります。正しい仏法である法華経文底下種の教えを聞くことにより真の即身成仏が存します。

 また、
「文々句々六万九千三百八十四字の字ごとに大多勝なり。人法一体にして即身成仏なり。」(御書1825)
と、六万九千三百八十四字の肝要である方便品と寿量品を読誦し、人法一箇の大御本尊を信じて勤行唱題により即身成仏があるとの御教えであります。

 さらに、
「今日蓮等の類(たぐい)南無妙法蓮華経と唱へ奉る男女貴賤(きせん)等、色心本有の妙境妙智なり。父母果縛(かばく)の肉身の外に別に三十二相・八十種好(しゅこう)の相好之無し。即身成仏とは是なり。」(御書1826)
と、種脱相対における即身成仏義を仰せであります。

 そして、
「今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱へ奉る者は、男女貴賤共に無上宝聚(むじょうほうじゅ)不求自得(ふぐじとく)の金言を持つ者なり。智者愚者をきらはず即身成仏なり云云」(御書1833)
と、「無上宝聚」の「宝聚」は法華経に説かれる七譬、⑤貧人繋珠の譬え(五百弟子受記品)と、⑥髻中明珠の譬え(安楽行品)の「繋珠」と「明珠」に拝されます。

 究極は、
「妙法を聞き奉る所にて即身成仏と開くなり」(御書1838)
と。総本山第二十六世日寛上人は『寿量品談義』に、
「仏果を成ずることは因行による、因行を励むことは信心による、信心を進むことは法を聞くによるなり。聞かずんば信心生ぜず、信心生ぜずば修行を怠る。修行を怠れば未来何なる処に生るべしや。仍て歩を運んで聴聞肝要なり」(富要10-183・歴全4-228)
と、寺院へ歩みを運び御報恩御講での妙法を聴聞することにより即身成仏があります。そして、大事なことは末法の御本仏が説かれた「文字の用き」をなす御書に触れて心肝に染めることにより、即身成仏が確実になります。確実性を高めるため、御本尊を拝する時は妙の御文字を拝し奉り、六万九千三百八十四文字の仏である方便品と寿量品を読誦することで、仏は文字に依り衆生を度し、文字は仏の気命(いのち)
なります。ゆえに日蓮正宗での尊い「文字の用き」のことです。


 御法主日如上人猊下も聞の大切さを仰せであり、
「『法華初心成仏抄』には、
『仏になる法華経を耳にふれぬれば、是を種として必ず仏になるなり。されば天台・妙楽も此の心を以て、強ひて法華経を説くべしとは釈し給へり。譬へば人の地に依りて倒れたる者の、返って地をおさへて起(た)つが如し。地獄には堕つれども、疾(と)く浮かんで仏になるなり。当世の人何となくとも法華経に背く失(とが)に依りて、地獄に堕ちん事疑ひなき故に、とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし』(御書1316)
と、末法本未有善の衆生に対しては『とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし』と仰せられ、あらゆる機会を逃さず、相手に声を掛け、その心田に妙法を下種し、折伏を行じていくことがいかに大事であるかを御教示あそばされているのであります。」(大日蓮 第940号 R6.6)
と、「妙法を聞き奉る所にて即身成仏と開くなり」との具体的な御指南をあそばされております。

 最後に、大聖人は『上野殿御返事』には、
「聴聞(ちょうもん)する時(とき)はも(燃)へた(立)つばかりをも(思)へども、とを(遠)ざかりぬればす(捨)つる心(こころ)あり。水(みず)のごとくと申(もう)すはいつもたい(退)せず信(しん)ずるなり」(御書1206)
と、即身成仏するための「聴聞」の在り方について、非常に大事な御指南をされています。まさに、最高の功徳とは『御義口伝』に、
「功徳(おおきなるさいわい)とは即身成仏なり」(御書1775)
と仰せであります。
 大聖人の仏法実践の功徳は、転重軽受(重きを転じて軽く受く)・変毒為薬(毒を変じて薬と為す)・現世安穏 後生善処(現世安穏にして後に善処に生ず)・罪障消滅(過去の悪業が消滅する)など、功徳の原理とその実証は無限の果報としてそなわっています。これらの功徳も御本尊へのたゆまぬ清浄な信心により獲得することができます。

 

宗祖日蓮大聖人『上野殿御返事』 に曰く、
「抑(そもそも)今(いま)の時(とき)、法華経(ほけきょう)を信(しん)ずる人(ひと)あり。或(あるい)は火(ひ)のごとく信(しん)ずる人(ひと)もあり。或(あるい)は水(みず)のごとく信(しん)ずる人(ひと)もあり。聴聞(ちょうもん)する時(とき)はも(燃)へた(立)つばかりをも(思)へども、とを(遠)ざかりぬればす(捨)つる心(こころ)あり。水(みず)のごとくと申(もう)すはいつもたい(退)せず信(しん)ずるなり。此(これ)はいかなる時(とき)もつね(常)はたいせずと(訪)わせ給(たま)へば、水(みず)のごとく信(しん)ぜさせ給(たま)へるか。たうと(尊)したうとし。」(御書1206)


令和6年6月度行事予定

2024-06-04 | 正林寺行事予定
月1日(土)午後7時30分、御経日
 
6月2日(日)午前 9時、広布唱題会
       
6月8日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
6月9日(日)午後1時、御講
 
6月15日(土)午後7時、役員会(寺報「正林」発送準備)
 
6月16日(日)午前8時、寺院清掃
        午後1時、5時間唱題行
 
6月22日(土)午後7時、壮年部対象広布推進会(高崎・勝妙寺)
 
6月23日(日)午前10時、法話会・仏道修行実践かるた大会
 
6月27日(木)午後1時、婦人部唱題会
 
6月29日(土)午後7時、活動対策会議
 
6月30日(日)午後1時、支部総会
        
 

 

一、令和6年の年間方針・『折伏前進の年

二、令和6年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で歓喜の活動
 ②講中一結して折伏実践
 ③支部総登山と寺院参詣で人材育成

 

富士年表(宗祖御在世)

富士年表(宗祖滅後)

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

創価学会員のみなさんへ

 

創価学会員への折伏教本

 

大白法号外
 

 


あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

創価学会の偽造本尊義を破す

 

創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す

 

正林寺御住職指導過去ログ集

御書五大部手引

正を立てて国を安んずる「立正安国論」
人本尊開顕の書「開目抄」
日蓮当身の大事「観心本尊抄」
末法の時を撰ぶ「撰時抄」
三大秘法への知恩報恩が大事「報恩抄」

 

 正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

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