新年之辞
(大日蓮 令和3年1月号 第899号 転載)
立宗七百六十九年の新春、宗内僧俗御一同には清々しく迎えられ、決意も新たに、愈々の精進をお誓いのことと存じます。
扨、本年は「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の年」であります。この記念すべき大佳節を迎えるに当たり、宗門は、去る平成二十一年七月、総本山に於ける七万五千名大結集の砌、「法華講員八十万人体勢構築」の誓願を立て、以来、法華講全支部が身軽法重・死身弘法の御聖訓を奉戴し、異体同心・一致団結して、昼夜を問わず勇猛果敢に折伏戦を展開した結果、今回、見事に誓願を達成することが出来ましたことを心からお祝い申し上げます。
更に、韓国・台湾・アメリカをはじめ海外部管轄の海外在住の信徒を含めると、百万人に迫る陣容となり、世界広布を視野に入れた大きな成果を挙げることが出来ましたことは、必ずや仏祖三宝尊も御照覧遊ばされていることと慶賀に堪えません。
これも偏に、国内外の御信徒一人ひとりの弛まぬ努力と、一天広布を願う強盛なる信心、更に死身弘法の御聖訓の侭に折伏を実践してきた結果であり、改めてその健闘を祝すると共に心から敬意を表するものであります。
大聖人は『聖愚問答抄』に、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり。取捨其の旨を得て一向に執する事なかれと書けり。今の世を見るに正法一純に弘まる国か、邪法の興盛(こうじょう)する国か勘(かんが)ふべし」(御書403)
と仰せであります。
未来広布への願業は御本仏宗祖日蓮大聖人の御遺命であり、我等本宗僧俗は一天四海本因妙広宣流布達成のその日まで死身弘法の聖訓を奉戴して、時を断つことなく折伏を実践していかなければなりません。
各位には、この御聖訓を拝し、猶一層の決意を以って、異体同心して一天広布を目指して、愈々精進されますよう心より願い、新年の挨拶といたします。
新年の辞
立宗七百六十九年の新春を寿ぎ奉る
(大白法 令和3年1月1日 第1044号 転載)
立宗七百六十九年の新春を迎え、法華講大講頭・法華講連合会委員長 星野浩一郎氏ほか全国法華講員御一同には、清々しく新年をお迎えのことと存じます。
さて、本年は「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年」の記念すべき年であります。
宗門は此の大佳節を迎えるに当たり、「法華講員八十万人体勢構築」の誓願を立て、僧俗一致・異体同心して、勇猛果敢に折伏戦を展開してきた結果、日本国内寺院所属の法華講員の総計が八十万人を超え、見事誓願を達成することが出来ました。これも偏に国内各支部の指導教師をはじめ、御信徒一同の異体同心の団結と、身軽法重・死身弘法の弛まぬ活動によるものと心からお祝い申し上げます。
また、海外においても、大韓民国・台湾等において活発に折伏が進み、広布へ向かって力強く前進していることは誠に喜ばしい限りであります。
大聖人は『如説修行抄』に、
「末法の始めの五百歳には純円一実の法華経のみ広宣流布の時なり。此の時は闘諍堅固・白法隠没の時と定めて権実雑乱の砌なり。敵有る時は刀杖弓箭(とうじょうきゅうせん)を持つべし、敵無き時は弓箭兵杖(きゅうせんひょうじょう)なにかせん。今の時は権教即実教の敵と成る。一乗流布の代の時は権教有って敵と成る。まぎ(紛)らはしくば実教より之を責むべし。是を摂折の修行の中には法華折伏と申すなり。天台云はく『法華折伏破権門理』と、良(まこと)に故あるかな」(御書672)
と仰せであります。
此の御金言を拝する時、私共は、今日の如き邪義邪宗の謗法に依って、世情が混迷を極めている現状を見て、今こそ猶一層の精進をもって、講中一結・異体同心して折伏に励み、不幸の根源たる邪義邪宗の謗法を破折し、一天広布を目指していくことが今最も肝要であります。
されば『聖愚問答抄』には、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり」(御書403)
と仰せであります。
皆様には、此の御金言を心肝に染め、愈々の御精進を心から祈り、新年の挨拶といたします。
新年之辞
(妙教 令和3年1月号 第340号 転載)
立宗七百六十九年の新春、法華講員御一同には清々しくお迎えのことと存じます。
扨、本年は「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の年」であります。此の記念すべき大佳節を迎えるに当たり、法華講の皆様には、予て御宝前に誓った「法華講員八十万人体勢構築」の誓願を見事達成され心からお祝い申し上げます。
特に、昨年は「コロナ禍」等によって、様々な困難が付きまとうなか、異体同心の団結と誓願達成へ強い思いをもって力強く折伏を行じた結果、誓願を達成され心から敬意を表するものであります。
但し、残念ながら、昨年末までに誓願を達成出来なかった支部は、大聖人御聖誕の二月十六日までには、講中の全力を傾注して必ず誓願を達成され、仏祖三宝尊に御奉告出来るよう精進を重ねていって戴きたいと思います。
その為には、講中の一人ひとりが身軽法重・死身弘法の御聖訓を拝し、地涌の菩薩の眷属としての自覚と誇りを持って、勇猛果敢に折伏を行じていくことが肝要であります。
大聖人は『法華初心成仏抄』に、
「仏になる法華経を耳にふれぬれば、是を種として必ず仏になるなり。されば天台・妙楽も此の心を以て、強ひて法華経を説くべしとは釈し給へり。譬へば人の地に依りて倒れたる者の、返って地をおさへて起(た)つが如し。地獄には堕つれども、疾(と)く浮かんで仏になるなり。当世の人何となくとも法華経に背く失(とが)に依りて、地獄に堕ちん事疑ひなき故に、とてもかくても法華経を強ひて説ききかすべし。信ぜん人は仏になるべし、謗ぜん者は毒鼓(どっく)の縁となって仏になるべきなり。何(いか)にとしても仏の種は法華経より外になきなり」(御書1316)
と仰せであります。
各位には、此の御文を拝し、不幸と混乱と苦悩の原因たる邪義邪宗の謗法を破折し、苦悩に喘ぐ人々を一人でも多く救済し、以って「宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築」の年を寿ぎ奉られるよう心より願い、新年の挨拶といたします。
以 上
日蓮正宗公式HP
http://www.nichirenshoshu.or.jp/