goo blog サービス終了のお知らせ 

日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

御法主日如上人猊下「新年の辞」(H31)

2018-12-26 | 日如上人御指南


新 年 之 辞


(大日蓮 平成31年1月号 第875号 転載)

 立宗767年の新春を迎え、御隠尊日顕上人猊下には御機嫌麗しく新年をお迎えの御事と慶賀の至りに堪えません。
 また、宗内僧俗御一同には、清々しく新年を迎えられ、決意も新たに、愈々の精進をお誓いのことと存じます。
 今、宗門は僧俗一致・異体同心し総力を結集して、来たるべき平成33年・宗祖日蓮大聖人御聖誕800年、法華講員80万人体勢構築の誓願達成へ向けて力強く前進しています。是れも偏に、全国の法華講支部の指導教師並びに講頭をはじめ講員一同の強盛なる信心の賜物と慶賀に堪えません。
 さて、本年は「勇躍前進の年」であります。予て私共が御宝前に誓った平成33年・法華講員80万人体勢構築の達成まで、愈々残り二年余。本年度の戦いは、全支部が折伏誓願達成を果たすために極めて大事な年となります。されば、各講中共に、
「異体同心なれば万事を成ず」(御書1389)
との御訓誡を心肝に染め、一人ひとりが誓願達成へ向けて断固たる決意を固めると共に、僧俗一致・異体同心の団結をもって、万難を排し勇猛果敢に折伏戦を展開していくことが肝要であります。
 法句経を拝しますと、
「我は象の闘うに箭に中るを恐れざるが如く、常に誠信を以て無戒の人を度す」
とあります。即ち、折伏に当たっては、如何なる困難・障礙を恐れず、真実にして誠実な心を以て、断固としてことに当たることが肝要であると仰せられているのであります。
 大聖人は『椎地四郎殿御書』に、
「大難来たりなば強盛の信心弥々(いよいよ)悦びをなすべし。火に薪(たきぎ)をくわ(加)へんにさか(盛)んなる事なかるべしや。大海へ衆流(しゅる)入る、されども大海は河の水を返す事ありや。法華大海の行者に諸河(しょが)の水は大難の如く入れども、かへす事とがむる事なし。諸河の水入る事なくば大海あるべからず。大難なくば法華経の行者にはあらじ」(御書1555)
と仰せられています。
 私共が正法正義に基づいて信心に励み、折伏を行じていけば、様々な難が惹起し、正法流布を妨げることは必定であります。将に、
「此の法門を申すに(中略)魔競はずば正法と知るべからず」(御書986)
であります。
 されども、この大難を打ち破らなければ、真の幸せを招来することは出来ないのであります。『御義口伝』には、
「末法に於て今日蓮等の類の修行は、妙法蓮華経を修行するに難来たるを以て安楽と意得べきなり」(御書1762)
と仰せられています。難を呼び起こし、その難を打ち破っていくところに、過去遠々劫からの罪障を消滅し、一生成仏を果たすことが出来ることを知るべきであります。
 今、宗門は総力を結集して、来たるべき平成33年・宗祖日蓮大聖人御聖誕800年、法華講員80万人体勢構築を目指して力強く前進をしております。この時に当たり、各講中共に、御宝前に誓った折伏誓願を必達し、以て仏祖三宝尊への御報恩を果たされますよう心から願い、新年の挨拶といたします。

 

 


 

新年の辞

立宗七百六十七年の新春を寿ぎ奉る

 

(大白法 平成31年1月1日 第996号 転載)

 立宗七百六十七年の新春を迎え、
 御隠尊日顕上人猊下には御機嫌麗しく新年をお迎えの御事と慶賀至極に存じ上げます。
 また、法華講大講頭・法華講連合会委員長星野浩一郎氏ほか全国法華講員御一同には、清々しく新春をお迎えの事と存じます。
 本年、宗門は「勇躍前進の年」を迎え、来たるべき平成三十三年宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年法華講員八十万人体勢構築の実現へ向けて、各講中共に誓願達成の気運が高まり、僧俗一致・異体同心の団結と身軽法重・死身弘法の強盛なる信心を以って大きく前進しつつあります。
 これも偏に、各支部共に指導教師・講頭を中心に講中一結して、寧日なく勇猛果敢に折伏戦を展開してきた結果であり、誠に喜びに堪えません。
 さて『法華経薬草喩品』を拝しますと、
「是の諸の衆生、是の法を聞き已って現世安穏にして後に善処に生じ、道を以て楽を受け、亦法を聞くことを得」(法華経217)
と仰せであります。
 此の御文について、『法華文句』には、
「現世安穏後生善処とは、即ち是れ報因に報果を感ず」(法華文句記会本中-409)
とあります。
 即ち、法華経信受の現当二世に旦る功徳を説かれ、現世に妙法弘通に励んだ因は、報因報果、因果の二法によって、必ず未来世に善処へ生まれることが出来ると仰せられているのであります。つまり「現世安穏後生善処」の果報は、妙法受持の功徳によって、はじめて享受することが出来ると説かれているのであります。
 されば、『秋元殿御返事』には、
「南無妙法蓮華経と唱へさせ給へ。『現世安穏後生善処』疑ひなかるべし。法華経の行者をば一切の諸天、不退に守護すべき経文分明なり」(御書334)
と仰せられ、唱題の功徳によって、「現世安穏後生善処」は疑いなく、法華経の行者を一切の諸天が不退に守護することは、経文に明らかであると御教示遊ばされているのであります。
 更に、『持妙法華問答抄』には、
「願はくは『現世安穏後生善処』の妙法を持つのみこそ、只今生の名聞後世の弄引なるべけれ。須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」(同300)
と仰せであります。
 御文中「南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」との仰せを拝する時、今こそ、宗内僧俗一同、愈々二年余に迫った、宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年法華講員八十万人体勢構築を目指して、昼夜を分かたず、全力を傾注して大折伏戦を展開し、以って、末法の御本仏宗祖日蓮大聖人の広大無辺なる大慈大悲に報い奉られるよう心から祈り、新年の挨拶といたします。

 

 

日如上人猊下御指南目録(H27~)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)


 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/

 

青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm




勇躍前進の年

2018-12-26 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H31.1月 第180号)  

 

 宗門の平成三十一年、年間方針は「勇躍前進の年」です。

 「勇躍前進の年」とは、御法主日如上人猊下より賜った、
 一、平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の大佳節までに、法華講員八十万人の体勢を築くこと。(平成二十一年七月二十六日七万五千名大結集総会の砌
と御指南の御命題達成に向かっての五年目となり、誓願達成の期限まで残り二年となる極めて重要な年です。
 御命題の法華講員八十万人体勢構築は、講員数が八十万人を越え、広布へ前進する盤石な組織を築くことにあります。
 信心は実践です。勤行・唱題を欠かさず、折伏・育成に果敢に動き、御講への参詣、総本山への登山等、基本となる地道な仏道修行の実践が一生成仏と広宣流布の因となり、折伏誓願の達成と御命題の成就につながります。
 正しい仏道修行に励み、真の功徳と歓喜を体験する講員が増えることによって、組織が充実し盤石になります。
 僧俗一致・異体同心の団結のもと、勇躍として前進できる盤石な組織を構築して、名実ともに御命題達成を目指してまいりましょう。


 平成三十一年の年間実践テーマ

 年間実践テーマは、信行の根幹をなす実践指針で御命題達成の要諦になります。一年365日、毎日必ず意識していくべき大切なテーマになります。

 

①勤行・唱題で折伏推進

 

 朝夕の勤行と唱題は、功徳の源泉であり法華講員の信心の基本です。真剣な勤行と唱題によって、信心が深化し慈悲の命が湧いてきます。
 日々の積み重ねがひと月となり、一年になります。勤行・唱題を欠かさない一年と、そうではない一年とでは天地の差が生じます。時間を決め、家族そろっての勤行・唱題を心がけてください。
 さらに、信心の要諦は折伏の実践にあります。勤行・唱題の際には、折伏する相手に想いが届くように祈り、勤行・唱題で培った信力・行力を以て、確信ある功徳の体験を語り、邪義邪宗の謗法を打ち破る粘り強い折伏を実践しましょう。
 また新入講者には、御本尊御安置を推進してください。

 

②講中一結で御講参詣

 

 毎月第二日曜日に奉修される御講は、仏祖三宝尊の広大な仏恩に報いる法要です。聴聞の功徳に浴し、自身の罪障消滅と折伏実践の誓いを新たにする場でもあります。
 年間を通して御講の日時は決まっておりますから、そのほかの用事はすべて後から予定に入る道理です。大聖人様への御報恩を最優先する信心と生活を心がけましょう。
 法華講員の増加にともない御講参詣者が増えることによって、実質的な御命題達成につながります。
 御講参詣者が笑顔にあふれ、参詣した歓喜で折伏実践の輪が広がるように、講中一結して御講参詣者の増加を推進しましょう。

 

③登山参詣で育成推進

 

 本門戒壇の大御本尊まします総本山に登山し、その荘厳なる佇まいと精気清風にふれ御開扉を受けることにより、身心ともに浄化され、宗祖大聖人以来の破邪顕正の精神が命に吹き込まれます。
 支部総登山、代表登山、添書登山、新入講者登山等の登山者増加は、組織の充実強化と広布の人材育成の指標となります。
 講中として家庭訪問を計画的に行ない、登山における功徳の体験を語って、登山への参加と登山費の無理のない積立てを勧め、登山の功徳で折伏が成就し、さらに登山者が増加していくように育成を推進しましょう。
 
 平成三十一年の年間方針『勇躍前進の年』の意義と三項目の年間実践テーマの趣旨を心に刻み、群馬布教区広布推進会、寺院の行事、法華講連合会や講中の諸活動には積極的に参加して、三項目の年間実践テーマを着実に実践いたしましょう。

 

 もって、宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の大佳節における「法華講員八十万人体勢構築」の御命題を名実ともに達成すべく、講中一結して『勇躍前進の年』を勇猛精進せられるよう期待します。

 

 

宗祖日蓮大聖人『諸法実相抄』に曰く、
「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人三人百人と次第に唱へつた(伝)ふるなり。未来も又しかるべし。是あに地涌の義に非ずや。剰(あまつさ)へ広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は大地を的とするなるべし。ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給ふべし。」(御書666)

 

 


平成31年1月度行事予定

2018-12-26 | 正林寺行事予定
◎1月1日(火)午前0時、初勤行会

◎1月1日(火)午前9時、広布唱題会

◎1月1日(火)午前10時、元旦勤行会
 
◎1月2~3日 法華講新年初登山(総本山大石寺)

◎1月6日(日)午後2時、出陣式(前橋・覚王寺)

◎1月12日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
◎1月13日(日)午後1時、御講

◎1月14日(月) 成人式
 
◎1月18日(金)午後7時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)

◎1月19日(土)午後7時、役員会

◎1月20日(日)午後1時、五時間唱題行

◎1月27日(日) 第1回支部総登山会(総本山大石寺)
 
※1月中は唱題行を毎日午後7時30分から行います。
 終了後、御指南集㉒~㉓を拝読いたします。

 

 

 


 

一、平成三十一年の年間方針・『勇躍前進の年

二、平成三十年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏推進

 ②講中一結で御講参詣

 ③登山参詣で育成推進

 

 

富士年表(宗祖御在世)


富士年表(宗祖滅後)


 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載


創価学会員のみなさんへ

 

大白法号外
 

 

 



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

創価学会の偽造本尊義を破す


創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す


 

正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

日本地図

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

リンク

 

【本日の御聖訓】(メール配信)

正林寺支部掲示板(正林寺支部講中のみなさんへ連絡事項等)

正林寺掲示板更新履歴

http://twitter.com/shourinzi

http://www.facebook.com/shourinzi

 

法華講正林寺支部 E-mailアドレス 
nsys1562@yahoo.co.jp


第68世御法主日如上人猊下御指南(H30.12)

2018-12-26 | 日如上人御指南

 

平成30年12月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成31年1月号 第875号 転載)

(大白法 平成30年12月16日 第995号 転載)

 

 本日は、本年度最後の広布唱題会に当たり、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 本年「行動の年」も、いよいよ残り一月となり、皆様には本年度の折伏誓願達成のため、さらに来たるべき平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築の実現へ向けて、講中一結して御奮闘のことと存じます。
 さて、大聖人様は『法華初心成仏抄』に、
「地獄には堕つるとも、仏になる法華経を耳にふれぬれば、是を種として必ず仏になるなり。されば天台・妙楽も此の心を以って、強ひて法華経を説くべしとは釈し給へり。譬へば人の地に依りて倒れたる者の、返って地をおさへて起つが如し。地獄には堕つれども、疾く浮かんで仏になるなり。当世の人何となくとも法華経に背く失に依りて、地獄に堕ちん事疑ひなき故に、とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし。信ぜん人は仏になるべし、謗ぜん者は毒鼓の縁となって仏になるべきなり。何にとしても仏の種は法華経より外になきなり」(御書1316)
と仰せであります。
 この御文は、法華経を強いて説いて、誹謗させて悪道に堕とすよりも、機にかなった念仏を説いて、発心させたほうがよいのではないかとの疑問に対して、答えられたものであります。
 すなわち「地獄に堕ちたとしても、仏に成る法華経を耳に触れるならば、それが種となって、必ず成仏の実を結ぶのであるから、たとえ相手が信じなくても、強いて法華経を説くべきである。それ故、天台大師も妙楽大師も、この心をもって強いて法華経を説くべしと釈されているのである。例えば、倒れた者が地面に手をついて起き上がるように、一時は地獄には堕ちるが、速やかに浮かんで仏に成るのである」と仰せられているのであります。
 されば、大聖人様は『一念三千法門』に、
「妙法蓮華経と唱ふる時心性の如来顕はる。耳にふれし類は無量阿僧祇劫の罪を滅す。一念も随喜する時即身成仏す。縦ひ信ぜずとも種と成り熟と成り必ず之に依って成仏す」(同 109)
と、一念随喜の信心を示されるとともに、逆縁の功徳について述べられ、妙法を耳に触れた者は、たとえ信ぜず反対する人でも、その人の心田に仏種が植え付けられたことになり、それが種となり、熟となり、必ず成仏に至ると仰せられているのであります。
 なかんずく、末法当今の本未有善の衆生は、直接、法華経を誹謗していなくても、法華経を誹謗している邪義邪宗を信じて、知らず知らずのうちに法華経誹謗の罪を犯していることになり、地獄に堕ちることは疑いないのでありますから、とにかく法華経を強いて説くことが肝要である。なぜなら、信ずる者は仏と成り、誹謗する者も毒鼓の縁となって仏に成るからであると仰せられているのであります。
 「毒鼓の縁」とは、既に皆様も御承知のように、毒を塗った太鼓をたたくと、その音を聞いた者すべてが死ぬと言われております。つまり、謗法の衆生に法華経を説き聞かせることは、法華経に縁することになり、成仏の因となることを言いまして、これを逆縁と言うのであります。すなわち、順縁の衆生はもとより、逆縁の衆生であったとしても本因下種の妙法を聞かせることによって、正法と縁を結ばせ、将来、必ず救済することができるのであります。
 さらに、大聖人様は『十法界明因果抄』に、
「慳貪等無き諸の善人も謗法に依り亦謗法の人に親近し自然に其の義を信ずるに依って餓鬼道に堕することは、智者に非ざれば之を知らず。能く能く恐るべきか」(同 208)
と仰せられ、謗法の人に親近して、いつの間にか影響を受けて謗法に与同してしまうことが間々ありますが、それを避けるためには、とにもかくにも法華経を強いて説き聞かせることが肝要であると仰せられているのであります。なぜなら、謗法を破折することによって、己れ自身も与同罪を受けることなく、成仏の道を歩むことができるからであります。
 されば順縁・逆縁、信謗共に成仏の種子は法華経よりほかにはなく、もし世間の人が愚かな考えをもって、爾前権経によっても仏に成れると言うのであれば、なぜ仏は強いて法華経を説いて、謗ずる者も信ずる者も利益があると説かれたのであろうか。道心ある人は、よくよく心得なければならないと仰せられているのであります。
 もちろん、ここで「法華経」と仰せられているのは、末法今時においては、法華経の肝心たる本門寿量品文底秘沈の南無妙法蓮華経のことであります。
 故に、大聖人様は『観心本尊抄』に、
「釈尊の因行果徳の二法は妙法蓮華経の五字に具足す。我等此の五字を受持すれば自然に彼の因果の功徳を譲り与へたまふ」(同 653)
と仰せられ、『聖愚問答抄』のなかには、
「此の妙法蓮華経を信仰し奉る一行に、功徳として来たらざる事なく、善根として動かざる事なし」(同 408)
と仰せられているのであります。
 今、宗門は僧俗一致の体勢をもって、来たるべき平成三十三年・法華講員八十万人体勢構築の目標達成に向けて、力強く前進しております。
 特に、本年もいよいよ残りあと一月、皆様には唱題の功徳と歓喜をもって、勇躍として折伏を行じ、講中一結して折伏誓願を必ず達成され、もって御本仏の御照覧を仰ぎ奉り、一生成仏を期されますよう心から念じて、本日の挨拶といたします。

 

日如上人猊下御指南目録(H27~)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)


 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/

 

青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm




第68世御法主日如上人猊下御指南(H30.11)

2018-12-05 | 日如上人御指南

 

平成30年11月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成30年12月号 第874号 転載)

(大白法 平成30年11月16日 第993号 転載)

 

 本日は、十一月度の広布唱題会に当たりまして、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 既に御承知の通り、宗門は今、僧俗一致・異体同心して、来たるべき平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築の達成へ向けて、全力を傾注して前進をしております。
 法華講員八十万人体勢の構築は、私どもが仏祖三宝尊の御宝前にお誓い申し上げた約束であり、宗門の僧俗が総力を結集して、なんとしてでも達成しなければならない、最も大事な目標であります。
 その目標達成のためには、まず私ども一人ひとりが、地涌の菩薩の眷属としての自覚と断固たる決意をもって、折伏を行じていくことが肝要であります。
 さて、今月は第三祖日目上人の御入滅の月であります。
 日目上人は文応元(一二六〇)年に、伊豆国仁田郡畠郷、現在の静岡県函南町畑毛で、新田五郎重綱の五男として誕生あそばされました。母は総本山大石寺の開基檀那である南条時光殿の姉に当たる蓮阿尼であります。
 総本山第四世日道上人の『御伝土代』によりますと、日目上人は、
「胎内に処すること一十二箇月上宮太子の如し」(日蓮正宗聖典 603)
と記されており、母の胎内に処すること「一十二箇月」、つまり約一年とあって、それは聖徳太子と同じであったと言われております。
 日目上人は幼名を虎王丸と言い、文永九(一二七二)年、十三歳で伊豆国走湯山の円蔵坊に登り修学されましたが、文永十一年、十五の年、日興上人と走湯山円蔵坊の学匠・式部僧都との問答を見聞し、日興上人の毅然たるお姿を目の当たりにして、弟子入りを決意し、建治二(一二七六)年、十七歳の時、日興上人のお弟子として得度されました。
 その後、身延山に登り、日蓮大聖人の御入滅までの六年間、薪水の労を厭わず常随給仕され、毎日何度か身延の沢に下って水を汲み、その水桶を頭に載せて運んだので、頭の頂が窪んでいたと言われております。
 また、日目上人は、
「御説法を聴聞せずと云うことなし」(同 653)
と言われておりますように、大聖人様の御説法を欠かさず聴聞して勉学に励み、また、
「巧於難問答に達せり」(同)
とあるように、問答に勝れ、弘安五(一二八二)年の池上問答では、大聖人の名代として、天台の学僧・二階堂伊勢法印と法論をし、問答十番をすべて論破されています。また、正安元(一二九九)年七月には、十宗房を論破されるなど、問答第一と言われております。
 日蓮大聖人様の御入滅後は、伊豆方面に布教する一方、新田家の本領である奥州陸前国(現在の宮城県)の縁故を通じて妙法弘通に専心し、奥州地方の弘教に勤められ、本源寺・上行寺・妙教寺・妙円寺等を建立されておられます。
 正応二(一二八九)年春、日興上人が謗法と化した身延を離山されると、そのお供をしてここ上野に移り、総本山大石寺の建立に努力され、正応三年、大坊が完成するとその東方に蓮蔵坊を創設し、御本尊に仕える六人の弟子、いわゆる本六の上首として大石寺の守護を務められたのであります。
 その後、日目上人は、日興上人から金口嫡々・唯授一人の血脈を相承され、第三祖となられましたが、日蓮大聖人・日興上人の御意を継承し、鎌倉の武家、京の公家へと為政者への諌暁を続けられ、その数、実に四十二度に及んだと伝えられています。
 そのため、元享四(正中元・一三二四)年十二月二十九日には日興上人から、
「最前上奏の仁、卿阿闍梨日目」
と脇書された御本尊様を賜り、さらに正慶元(元弘二・一三三二)年十一月三日には、
「最前上奏の仁、薪田卿阿闍梨日目に之を授与す、一が中の一弟子なり」
と認められた御本尊様を戴いております。
 元弘三(正慶二)年、日目上人は、鎌倉幕府が滅亡して政権が朝廷に還ったのを機に広布への大願を果たすべく、老躯をも顧みず、十一月の初旬、日尊師・日郷師を供に、天奏のため京都に向かわれたのであります。
 これに先立って、万一のことを考えられて、第四世日道上人に法を内付されているのであります。
 しかし、途中、美濃国垂井(現在の岐阜県垂井町)の宿で病床につかれた日目上人は両眼眠るが如く、御入滅あそばされたのであります。時に元弘三年十一月十五日、御年七十四歳であられました。
 『家中抄』には、
「臨終の御勤めましまして両眼眠るが如く、口唇誦するが如くに息止みたもう」(日蓮正宗聖典 662)
とあり、大聖人・日興上人の御遺志のままに、妙法広布に尽くされた御一生は、まさしく、成仏の境界に体達された尊い御生涯であったと拝せられるのであります。
 なお、日尊師・日郷師の二人は、日目上人の亡き骸を荼毘に付し、御遺骨を奉じて天奏に赴き、のち京都の鳥辺山に墓所を作り、日郷師は御遺骨を抱いて大石寺に帰られたのであります。
 以上、日目上人御入滅の月にちなみ、簡単に日目上人について申し上げましたが、思うに、私どもは今こそ、日目上人の死身弘法の御精神を拝し、一意専心、妙法広布に我が身を捧げ、もって来たるべき平成三十三年・法華講員八十万人体勢の構築へ向かって、全力を傾注していかなければならないと思います。
 邪義邪宗の謗法の害毒によって、塗炭の苦しみに喘ぐ多くの人々を救い、五濁乱漫として混迷を極めている末法今時の世情を浄化し、真の平和を築き、仏国土を実現するために、我が身を賭して戦いきっていくところ、必ず御本仏大聖人・日興上人・日目上人の御照覧を仰ぎ奉るものと確信いたします。
 されば、私どもはいよいよ信心強盛に、講中が一結し、異体同心して妙法広布へ挺身していくことが今、最も肝要であります。
 大聖人様は『異体同心事』に、
「日本国の人々は多人なれども、同体異心なれば諸事成事かたし。日蓮が一類は異体同心なれば、人々すくなく候へども大事を成じて、一定法華経ひろまりなんと覚へ候。悪は多けれども一善にかつ事なし」(御書 1389)
と仰せであります。
 一天広布、誓願達成のための要諦は、まさしくこの御金言の如く、異体同心の団結であります。
 是非、皆様にはこの御金言を胸に、日目上人の御事績を拝し奉り、一天広布、誓願達成へ向けて、講中一結・異体同心して、力強く前進されますよう心から願い、本日の挨拶といたします。

 

 

 

日如上人猊下御指南目録(H27~)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)


 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

http://ns-kenzansho.main.jp/

 

大日蓮出版

http://www.dainichiren.com/

 

青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm




妙の一字の徳と縁を結ぶ大切さ

2018-12-05 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H30.12月 第179号)  

 

 毎年十二月は、一般世間の市場においてはクリスマス商戦や正月に向けた準備等、仕事を明年に持ち越さないため非常に忙しい時期であります。その忙しさを労う意味でも世間では忘年会等があり、一般世間での師走があります。

 しかし、末法の御本仏日蓮大聖人の教えからは、どのように師走の時期を過ごしていくべきかを再確認してみましょう。

 大聖人は『法華題目抄』に、
「一闡提も未来に眼の開くべき縁を結ぶ事、是偏に妙の一字の徳なり。」(御書357)

と仰せであります。何よりも三大秘法の御本尊に具わる「妙の一字の徳」の有り難さを自行において心肝に染めることです。また「縁を結ぶ事」との縁故折伏などの化他行が、非常に大事な時期であると確認します。そして平成三十年の年間方針である『行動の年』に相応しく、平成時代において、最後の年末を締めくくる意味でも精進する事が大切です。

 さらに明年を見据えて、世間では正月早々に全国で初詣が恒例行事です。毎年年始においては、他宗派の寺社に大勢の参拝者が訪れます。
 ところが日蓮正宗では立正安国の教えと神天上の法門から、悪鬼魔神の住処である神社仏閣への参詣は、謗法の施を増長する行為であり、その年の天変地異を大きく左右し、国土世間である自然環境を破壊する謗法行為となります。

 その現象は今年に止まらず、末法時代(西暦1052年以降)に入ってからの世界や日本列島の過去を振り返れば一目瞭然です。故に大勢参拝する他宗派の神社仏閣には、天変地異を沈静化させて国土世間を安穏ならしめる力がない事を現実に物語っています。

 その原因について、大聖人は『立正安国論』に、
「金光明(こんこうみょう)経に云はく『其(そ)の国土に於て此の経有りと雖(いえど)も未だ嘗(かつ)て流布(るふ)せしめず。捨離(しゃり)の心を生じて聴聞(ちょうもん)せんことを楽(ねが)はず、亦(また)供養し尊重(そんじゅう)し讃歎(さんだん)せず。四部(しぶ)の衆、持経(じきょう)の人を見るも、亦復(またまた)尊重し乃至(ないし)供養すること能(あた)はず。』」(御書235)

と、そして結果について『立正安国論』に、

「『遂に我等(われら)及び余の眷属(けんぞく)、無量の諸天をして此の甚深(じんじん)の妙法を聞くことを得ず、甘露の味(あじ)はひに背き正法の流れを失ひて、威光及以(および)勢力(せいりき)有ること無からしむ。悪趣(あくしゅ)を増長(ぞうちょう)し、人天(にんでん)を損減して、生死(しょうじ)の河に堕(お)ちて涅槃の路(みち)に乖(そむ)かん。世尊、我等四王(しおう)並びに諸(もろもろ)の眷属及び薬叉(やしゃ)等、斯(か)くの如き事(じ)を見て、其の国土を捨てゝ擁護(おうご)の心無けん。但(ただ)我等のみ是(こ)の王を捨棄(しゃき)するに非ず、必ず無量の国土を守護する諸大善神有らんも皆悉(ことごと)く捨去(しゃこ)せん。既(すで)に捨離し已(お)はりなば其の国当(まさ)に種々の災禍(さいか)有りて国位を喪失(そうしつ)すべし。一切の人衆皆(みな)善心無く、但繋縛(けばく)・殺害(せつがい)・瞋諍(しんじょう)のみ有って、互ひに相讒諂(あいざんてん)して枉(ま)げて辜(つみ)無きに及ばん。疫病(やくびょう)流行し、彗星数(しばしば)出で、両の日並び現じ、薄蝕恒(はくしょくつね)無く、黒白(こくびゃく)の二虹不祥(にこうふしょう)の相を表はし、星流れ地動き、井の内に声を発し、暴雨悪風時節に依らず、常に飢饉(ききん)に遭(あ)ひて苗実成(みょうじつみの)らず、多く他方の怨賊(おんぞく)有りて国内を浸掠(しんりょう)せば、人民諸(もろもろ)の苦悩を受けて、土地として所楽(しょらく)の処(ところ)有ること無けん』已上。」(御書235)
と、釈尊が説かれた経文から、その一端を仰せであります。

 その釈尊のお言葉を受けて、大聖人は『立正安国論』に、

「妄(みだ)りに邪説(じゃせつ)を信じて正教(しょうきょう)を弁(わきま)へず。故に天下世上(せじょう)諸仏衆経(しゅきょう)に於て、捨離(しゃり)の心を生じて擁護(おうご)の志(こころざし)無し。仍(よ)って善神聖人(しょうにん)国を捨て所を去る。是(ここ)を以て悪鬼外道災(さい)を成し難を致(いた)すなり。」(御書237)
と、神天上の道理を仰せであります。 

 ゆえに、その因果応報として大聖人は『諸経と法華経と難易の事』に、
「仏法やうやく顛倒しければ世間も又濁乱せり。仏法は体のごとし、世間はかげのごとし。体曲がれば影なゝめなり。」(御書1469)
と仰せであります。


 日本の人口比率と世界の人口割合からしても、日蓮正宗寺院への参詣者は爪上の土のように希少であり、他宗派の寺社には大勢の参拝者が訪れるからと安心できない理由があります。その原因が、天変地異を大きく左右し国土世間である自然環境を破壊する「謗施」にあることは疑う余地がありません。

 それは大勢参拝する他宗派の神社仏閣への初詣に止まらず、その後の成人式、二月の節分会、春秋の彼岸会、盂蘭盆会、七五三等にも当然、影響をもたらす依正不二の法則があります。

 毎年十二月は、その謗施を事前に止めるためにも「妙の一字の徳」である「縁を結ぶ事」が必要な月であり、明年を見据えた短期・中期・長期の計画を立てることが大事です。


 日蓮正宗において、正月をどのように心得ていくべきかを大聖人は『秋元殿御返事』に、
「正月は妙の一字のまつ(祭)り、天照太神を歳の神とす。」(御書334)
と仰せのように、正月は妙の一字を奉る大切な時であります。その意味からも日蓮正宗寺院へ年始めに必ず参詣して元旦勤行に参加することが大切です。
 その「妙の一字」について大聖人は『法華題目抄』に、
「妙とは法華経に云はく『方便の門を開きて真実の相を示す』云云。章安大師の釈に云はく『秘密の奥蔵(おうぞう)を発(ひら)く之を称して妙と為す』云云。妙楽大師此の文を受けて云はく『発とは開なり』等云云。妙と申す事は開と云ふ事なり。世間に財を積める蔵(くら)に鑰(かぎ)なければ開く事かたし。開かざれば蔵の内の財を見ず。」(御書356)
と仰せであり、日蓮正宗寺院へ年始めに参詣することには、世間に積まれる蔵の財を開く鑰(鍵)を御本尊から賜る事になり、一年間を有意義に過ごす事になります。

 その妙の一字に具わる諸仏の力用について、大聖人は『千日尼御前御返事』に、
「十方の仏と申すは東方善徳仏・東南方無憂徳(むうとく)仏・南方栴檀徳(せんだんとく)仏・西南方宝施(ほうせ)仏・西方無量明(むりょうみょう)仏・西北方華徳(けとく)仏・北方相徳(そうとく)仏・東北方三乗行(じょうぎょう)仏・上方広衆徳(こうしゅとく)仏・下方明徳(みょうとく)仏なり。三世の仏と申すは過去荘厳劫(しょうごんこう)の千仏・現在賢劫(けんごう)の千仏・未来星宿劫の千仏、乃至華厳経・法華経・涅槃経等の大小・権実・顕密の諸経に列(つら)なり給へる一切の諸仏、尽十方世界の微塵(みじん)数の菩薩等も、皆悉く法華経の妙の一字より出生し給へり。」(御書1289)
と仰せであります。つまり諸仏等は「妙の一字」に具わり、信心する人の信力と行力の厚薄により、御本尊の力用として顕現されていきます。そのため、御本尊を拝する時は妙の御文字を見て御題目を唱えます

 

 第六十七世日顕上人は、「妙の一字」には尊く深い意義がある事を『妙法七字拝仰』におかれて、「六義」ある事を御教示であります。
 『妙法七字拝仰』に、
「(一)妙とは開の義」(妙法七字拝仰上巻75)
「(二)妙とは具足の義」(同82)
「(三)妙とは円満の義」(同86)
「(四)妙とは蘇生の義」(同88)
「(五)妙とは変毒為薬の義」(同92)
「(六)妙とは即の義」(同94)
と、「妙の一字」には尊く深い意義が存し、下種仏法の上の功徳を自他ともに増進すべきことを御示しであります。


 しかし、「妙の一字の徳」が一切存在しない他宗派の神社仏閣には大勢の参拝者が訪れるから、正しいだろう、良いだろうと、安易に考えて参拝する事は、謗法であり正しい仏法の道理から絶対にいけない事です。今まで積んだ大事な功徳を失います。
 大聖人は『聖愚問答抄』に、
「汝只正理を以て前(さき)とすべし。別して人の多きを以て本とすることなかれ」(御書402)
と誡められて、「正理」である仏法の正しい道理を最優先にして、多人数を根本とした判断はしないように教えられています。まさに、ここにも日蓮正宗寺院に参詣者が希少で、他宗派の寺社には大勢の参拝者が訪れるからと安心はできない理由があり、依正不二の原理が存します。

 日蓮正宗においては、大聖人が『異体同心事』に、

「日蓮が一類は異体同心なれば、人々すくなく候へども大事を成じて、一定(いちじょう)法華経ひろまりなんと覚へ候。悪は多けれども一善にかつ事なし。」(御書1389)
との御指南を心肝に染めて信行に励むことが必要です。つまり、他宗派の神社仏閣には大勢の参拝者が訪れるから、正しいだろう、良いだろうとの安易な考えから、「日蓮が一類は(中略)人々すくなく候へども(中略)悪は多けれども一善にかつ事なし」との御教示を確信することが大事です。

 また大聖人は正月の心得について『十字御書』に、
「正月の一日は日のはじめ、月の始め、とし(年)のはじめ、春の始め。此をもてなす人は月の西より東をさしてみ(満)つがごとく、日の東より西へわたりてあき(明)らかなるがごとく、とく(徳)もまさり人にもあい(愛)せられ候なり。」(御書1551)
と仰せであります。それは「正月は妙の一字のまつ(祭)り」との教えから「妙の一字を奉る」ところに、徳もまさり人にも愛される道理があります。

 その正月一日を契機に「正月は妙の一字のまつり」、さらに月々日々に信心を強くするために「三月三日は法の一字のまつり」「五月五日は蓮の一字のまつり」「七月七日は華の一字の祭り」「九月九日は経の一字のまつり」との一年を通じて、徳もまさり人にも愛されるように、御本尊を拝し奉る意義が日蓮正宗には存します。

 そのためにも「法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる」(御書969)との御言葉を、日々心がけて行く信行が大切になります。

 以上のことを法華講衆は心がけて、一天四海本因妙広宣流布を目指し、大聖人が『日蓮一期弘法付嘱書』に御指南であり御遺命の戒壇である、
「富士山に本門寺の戒壇を建立」(御書1675)
との実現に向けて、御法主上人猊下の御指南の元、その時々の御命題に精進することが大事であります。

 

 その「戒壇」の御文を拝する時の大切な心得を、日顕上人が大石寺開創七百年を記念して開催された「法華講連合会第二十七回総会」の砌に、
「事の戒壇の聖文は仏知仏見によるところであり、凡智をもって軽々しく浅識の解釈をなすべきでなく、信をもって未来永遠にわたる大法広布の実相として拝しゆくべきと思います。」(大日蓮 第535号)
御指南であります。「凡智をもって軽々しく浅識の解釈をなすべきでなく」との御言葉と「大法広布の実相として拝しゆくべき」との御言葉を、法華講衆の心の財とすることが肝要です。

  最後に、御法主上人の御命題「法華講員八十万人体勢構築」には、「妙の一字の徳」と同時に、その心の財を積まれた体勢構築が望まれると感じます。

 

宗祖日蓮大聖人『法華初心成仏抄』に曰く、
「当世の人何となくとも法華経に背く失(とが)に依りて、地獄に堕ちん事疑ひなき故に、とてもかくても法華経を強ひて説き聞かすべし。信ぜん人は仏になるべし、謗ぜん者は毒鼓(どっく)の縁となって仏になるべきなり。何(いか)にとしても仏の種は法華経より外になきなり。」(御書1316)

 

 


平成30年12月度行事予定

2018-12-05 | 正林寺行事予定
◎12月1日(土)午後7時30分、御経日
 
◎12月2日(日)第4回支部総登山(総本山大石寺)

◎12月5日(水)午後7時、広布推進会(前橋・覚王寺)

◎12月8日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
◎12月9日(日)午後1時、御講

◎12月15日(土)午後7時30分、支部活動者会

◎12月16日(日)午後1時、年末大掃除

◎12月20日(木)午後7時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)

◎12月22日(土)午後7時、役員会

◎12月23日(日)午後1時、五時間唱題行

◎12月29日(土)午後7時30分、支部活動者会

◎12月31日(月)午後1時、正月準備

 

 


 

一、平成三十年の年間方針・『行動の年

二、平成三十年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏達成

 ②みんなで声がけ御講参詣

 ③支部総登山で育成推進

 

 

富士年表(宗祖御在世)


富士年表(宗祖滅後)


 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載


創価学会員のみなさんへ

 

大白法号外
 

 

 



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

創価学会の偽造本尊義を破す


創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す


 

正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

日本地図

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

リンク

 

【本日の御聖訓】(メール配信)

正林寺支部掲示板(正林寺支部講中のみなさんへ連絡事項等)

正林寺掲示板更新履歴

http://twitter.com/shourinzi

http://www.facebook.com/shourinzi

 

法華講正林寺支部 E-mailアドレス 
nsys1562@yahoo.co.jp