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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H22.12)

2010-12-11 | 日如上人御指南

 

平成22年12月度 広布唱題会の砌

(於 総本山客殿)

(大日蓮 平成23年1月号 第779号 転載)

 皆さん、おはようございます。
 本日は、本年度最後の広布唱題会に当たりまして、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 本年「広布前進の年」も、いよいよ十二月に入り、残りあと二十六日となりましたが、各支部ともに誓願達成へ向けて懸命に戦っているものと思います。
 お陰さまで、皆様方の昼夜を分かたず奮闘された結果、現在、二百九十六の支部が誓願を達成し、なかでも特筆すべきは、岐阜布教区におきましては布教区内の全支部が強烈に僧俗一致の戦いを展開して、全支部が折伏誓願を達成いたしました。
 また、全国的に見ても、残りあと十パーセント乃至二十パーセントで誓願を達成するという支部も多数ありまして、今の勢いをもってすれば、多くの支部が必ずや本年度の誓願を達成するものと固く信じております。
 毎回申し上げていることでありますが、折伏は勢いであり、初年度に当たる本年を勝利することは極めて大事であります。本年度の結果が、平成二十七年・三十三年の目標達成の成否を握っていると言っても、けっして過言ではないと思います。どうぞ、皆様方には師走の忙しい最中ではありますが、残り二十六日間、全力を傾注して、全支部が本年度の誓願を必ず達成されますよう、なお一層の御精進を心からお祈りする次第であります。
 特に、昨今の諸相を見ますと、貪瞋癡の三毒強盛にして人心は極度に荒廃し、ために国内外ともに混迷を極め、多くの人達が不安を抱き、内憂外患しているのが現状であります。
 しかし、こうした窮状を見て、今こそ我々は、大聖人がお示しあそばされた『立正安国論』の原理に基づいて、破邪顕正の戦いをより一層、強力に推進していかなければなりません。
 もちろん、末法において折伏を行じていくことは容易なことではありません。
 そもそも、末法の衆生は自ら進んで法を求めてくるようなことはありません。
 『唱法華題目抄』には、
「末代には善無き者は多く善有る者は少なし。故に悪道に堕せん事疑ひ無し」(御書231頁)
と仰せの如く、末法の衆生は本未有善にして、成仏得道なり難き人々が大半であるからであります。
 なかんずく『法華題目抄』には、
「総じて成仏往生のなりがたき者四人あり。第一には決定性の二乗、第二には一闡提人、第三には空心の者、第四には謗法の者なり」(御書357頁)
と仰せられています。秋冬の枯れた草木、治し難き病人のように「成仏往生のなりがたき者」として「決定性の二乗」と「一闡提人」と「空心の者」と「謗法の者」、この四人を挙げておられます。
 決定性の二乗とは、もともとこれは法相宗が言うことでありますが、法相宗では衆生には先天的に成仏できる者と成仏できない者とがあり、その差別は永久に変わらないという、いわゆる五性各別説を立てていますが、そのなかで、声聞と縁覚に成ることが先天的に決定している者のことを決定性の二乗と言うのであります。つまり、決定性の二乗というのは声聞か縁覚になることが決められているわけでありますから、永久に仏には成れないということであります。
 しかし、これは「一切衆生悉有仏性」を説く法華経とは大きく異なる教義でありまして、仏性を持たないで成仏できない者があると主張するのは極めて偏頗な考え方であり、一切衆生を救済するために教えを説かれた仏様が、五性各別などという、衆生を差別する教えを説くはずはないのであります。
 次に、一闡提人とは断善根・信不具足と訳し、仏法を信じることなく、悟りを求める心がなく、成仏の素質を欠く者を言うのであります。
 次に空心の者とは、空理を感じ、空見に執着して、仏法の因果の理法を信じない者、空理をもって最高の悟りとする外道を指すのであります。
 次に、謗法の者とは、誹謗正法の者のことで、正法に背き、正法を誹謗する者のことであります。
 以上、四人が「総じて成仏往生のなりがたき者四人」でありますが、このなかで最も罪が重いのは、いわゆる一闡提人と謗法の者と言われているのであります。
 故に法華経譬喩品には、
「若し人信ぜずして 此の経を毀謗せば 則ち一切 世間の仏種を断ぜん(中略)其の人命終して 阿鼻獄に入らん」(法華経175頁)
と仰せられているのであります。
 すなわち「若し人信ぜずして」というのは、これは一闡提人を指します。「此の経を毀謗せば」というのは誹謗正法、すなわち謗法の者を指し、これら二人の者は「其の人命終して 阿鼻獄に入らん」と、命終わるの時、阿鼻地獄に堕ちると、厳しく指摘されているのであります。
 ただし、これら「成仏往生のなりがたき」人々も、ひとたび妙法に帰依し、妙法蓮華経と唱え奉れば、成仏得道することができると説かれているのが法華経であり、これが妙法の偉大なる功徳力であります。
 故に同抄には、先程の文に続いて、
「此等を法華経にをいて仏になさせ給ふ故に法華経を妙とは云ふなり」(御書357頁)と仰せられているのであります。
 まさしく、法華経は釈尊一代五十年の説法中、真実最勝最尊の教説にして、三説超過の大法、随自意の仏説、釈尊出世の本懐として説かれた「諸経中王」の経典であります。
 なかんずく、本門寿量品は法華経の中心肝要なる一品であるばかりではなく、一代五十年の説法の肝心骨髄の大法であります。
 故に『太田左衛門尉御返事』には、
「寿量品と申すは本門の肝心なり。又此の品は一部の肝心、一代の聖教の肝心のみならず、三世の諸仏の説法の儀式の大要なり」(御書1223頁)
と仰せられているのであります。
 すなわち、釈尊は本門寿量品に至り、爾前迹門における始成正覚を打ち破って、久遠の開顕、すなわち広開近顕遠を示され、もって御自身が久遠五百塵点劫以来、本有常住にして法報応の三身具足の自受用身、久遠実成の仏であることを明かされたのであります。
 つまり、寿量品における久遠の開顕は、爾前権経における今までの仏身に対する考えを根底から変えたものであり、寿量品以前の蔵通別円の四教の仏因仏果を打ち破り、爾前迹門の十界の因果を打ち破って、本門の十界の因果を説き顕し、本因本果の法門を明かされ、二乗作仏の実義と真の十界互具百界千如一念三千が示され、ここに一切衆生成仏の原理が明らかになったのであります。
 よって『薬王品得意抄』には、
「爾前迹門にして猶生死を離れ難し。本門寿量品に至りて必ず生死を離るべし」(御書350頁)
と仰せられております。また『当体義抄』には、
「本門寿量の説顕はれての後は、霊山一会の衆皆悉く当体蓮華を証得するなり。二乗・闡提・定性・女人等も悪人も本仏の蓮華を証得するなり」(御書701頁)
と仰せられているのであります。
 すなわち、法華経本門寿量品に至って久遠の開顕がなされ、真の十界互具一念三千の妙理が明かされるに及んで、具体的に二乗作仏をはじめ、闡提・定性・女人・悪人等の一切衆生の成仏がことごとくかなえられることが明かされたのであります。
 まさしく、ここにおいて「決定性の二乗」も「一闡提人」も「空心の者」も「謗法の者」も、そのほかのすべての者が、十界皆成即身成仏の直道を示された法華経、すなわち末法今時に約して申せば、法華本門寿量品の肝心、文底秘沈の妙法によって初めて成仏得道がかなえられることが明かされたのであります。
 されば今、一天広布を目指し、平成二十七年・三十三年の目標達成へ向けて、僧俗一致して前進すべき大事な時、この妙法の偉大なる功徳をもって人心の浄化を図り、もって仏国土の実現と安寧を計るため、法華講員の一人ひとりが広布の最前線に参加し、勇猛果敢に折伏を行じていかなければならないと思います。
 『立正安国論』には、すべての人々の幸せと真の世界平和実現の原理を示されて、
「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ。然れば則ち三界は皆仏国なり、仏国其れ衰へんや。十方は悉く宝土なり、宝土何ぞ壊れんや。国に衰微無く土に破壊無くんば身は是安全にして、心は是禅定ならん。此の詞此の言信ずべく崇むべし」(御書250頁)
と仰せであります。
 今こそ我々は、この御本仏の御金言をしっかりと心肝に染め、本年の掉尾を飾るべく、講中一結して折伏に励み、もし、いまだ誓願を達成できないでいる支部があったら、身軽法重・死身弘法の御聖訓を拝して、最後の最後までけっしてあきらめずに折伏に励み、もって必ずすべての支部が誓願を達成されますよう心からお祈りを申し上げまして、本日の挨拶といたします。
 

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

   

日蓮正宗公式HP

 

大日蓮出版 

http://www.dainichiren.com/

 

 



信心の宝(七宝)

2010-12-01 | 御住職指導

 

正林寺御住職指導(H22.12月 第83号)

 日蓮大聖人は『御義口伝』に、
「七宝とは聞・信・戒・定・進・捨・慙なり。(中略)今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱へ奉るは有七宝の行者なり」(御書1752)
と仰せです。

 末法の七宝は宝石類を指すのではなく、聞・信・戒・定・進・捨・慙の七つをいい、御本尊に南無妙法蓮華経と唱え奉る信仰者に具わる尊い功徳です。
 「聞」とは、聴聞の聞をいい、正しい仏法を聞く、大聖人の御法門を聴聞して信心の心を起こす菩提心(発心)をいいます。
 「信」とは、信心の信をいい、素直に聞くことができた後、その正しい仏法を信受することをいいます。
 「戒」とは、戒律の戒をいいます。身口意の三業によって正しい仏法を守り、それを基に非法を防ぎ、悪法をとどめることをいいます。大聖人の仏法における戒とは、受持即持戒、妙法の御本尊を固く受け持ち、信行に励むことです。
 「定」とは、禅定の定をいい、散乱した心を改めて、安定した心に住することをいいます。御本尊に向かって一心に題目を唱えることにより平静を得る功徳です。
 「進」とは、精進の進をいいます。唱題、折伏の精進修業に励むことです。
 「捨」とは、誤った考え方に執着する心(我見)を捨てることをいいます。法華経を中心としない爾前権教への執着を捨ててこそ、正しい仏法を信じて理解ができます。
 「慙」とは、恥じるということ、慚愧の心です。正直に素直な心で、常に自らの憍慢・懈怠の姿勢を恥じて反省懺悔を心がけるところ正しい信心が歩めます。

 七宝の功徳は『阿仏房御書』に、
「末法に入って法華経を持つ男女のすがたより外には宝塔なきなり。(中略)聞・信・戒・定・進・捨・慙の七宝を以てかざりたる宝塔なり。(中略)かく信じ給ひて南無妙法蓮華経と唱へ給へ。こゝさながら宝塔の住処なり」(御書793)
と仰せです。
 御本尊に向かって題目を唱える我が身に、七宝で飾られた宝塔という妙法の仏身が有難いことに顕れます。



平成22年12月度行事予定

2010-12-01 | 正林寺行事予定
◎12月1日(水)午後7時30分、御経日。
 
◎12月5日(日)午後9時、広布唱題会。

◎12月8日(水)午後7時30分、支部唱題会。

◎12月11日(土)午後7時30分、御逮夜御講。

◎12月12日(日)午後1時、御報恩御講(終了後 役員・班長会)。

◎12月15日(水)午後7時、広布推進会(前橋・覚王寺)。

◎12月19日(日)午後2時、婦人部唱題会・寺院清掃。

◎12月22日(水)午後7時30分、支部唱題会。

◎12月29日(水)午後7時30分、支部唱題会。

◎12月31日(金)正月準備。 


 

 

一、平成二十二年の年間方針・『広布前進の年』

二、平成二十二年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で広布へ前進

 ②折伏実践で講員増加

 ③全講員で支部総登山

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 
 
 あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同
 
 
正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

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