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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H22.1)

2010-01-09 | 日如上人御指南

  

平成22年1月度 広布唱題会の砌

(於 総本山客殿)

(大日蓮 平成22年2月号 第768号 転載)

 「広布前進の年」の新春、あけましておめでとうございます。
 御隠尊日顕上人猊下には、御機嫌麗しく新年をお迎えの御ことと慶賀に存じ上げます。 また、宗内僧俗御一同様には、すがすがしく「広布前進の年」を迎え、決意も新たに、いよいよの御奉公・御精進をお誓いのことと存じます。
 総本山におきましては、本年も恒例により、一月中、本日は元旦につき午前九時から行いましたが、原則的には午前八時より一時間の唱題行を執り行いますので、各位にはこぞって御参加くださるよう願います。
 特に、本年は「広布前進の年」であります。「広布前進の年」とは、言葉を換えて言えば「折伏前進の年」であります。広宣流布の達成は、折伏をもって初めて達成することができるからであります。
 その折伏を実践するために大切なことは唱題であります。唱題は仏道修行の根本をなすもので、成仏のための大切な行であります。
 大聖人は『妙法尼御前御返事』に、
「白粉の力は漆を変じて雪のごとく白くなす。須弥山に近づく衆色は皆金色なり。法華経の名号を持つ人は、一生乃至過去遠々劫の黒業の漆変じて白業の大善となる。いわうや無始の善根皆変じて金色となり候なり。しかれば故聖霊、最後臨終に南無妙法蓮華経ととなへさせ給ひしかば、一生乃至無始の悪業変じて仏の種となり給ふ。煩悩即菩提、生死即涅槃、即身成仏と申す法門なり」(御書1483㌻)
と仰せられ、唱題によって過去遠々劫の悪業も転じて善業となると明かされ、さらに無始以来の宿業がそのまま成仏の因となることを説かれたのが、煩悩即菩提、生死即涅槃、即身成仏の法門であると明かされておられます。
 また『法華題目抄』には、
「而るに今の代の世間の学者の云はく、只信心計りにて解心なく、南無妙法蓮華経と唱ふる計りにて、争でか悪趣をまぬかるべき等云云。此の人々は経文の如くならば、阿鼻大城まぬかれがたし。さればさせる解はなくとも、南無妙法蓮華経と唱ふるならば、悪道をまぬかるべし」(御書354㌻)
と仰せられ、世間の学者らが解を重んじて信心を軽んずる非を厳しく責め、仏法においては信心が根本であり、信心の実践なくしては、いかなる功徳も享受することができないことを示されているのであります。
 換言すれば、宗教・仏教から信心・信仰という行為を取ってしまえば、それは単なる理論であって、仏法でもなく宗教でもないのであります。
 単なる理論では、いかに立派であっても、いかなる功徳も受けることはできず、それによって成仏はできないのであります。
 そこに、仏教においては、
「夫仏道に入る根本は信をもて本とす」(御書353㌻)
あります。
 つまり、我ら末法の荒凡夫は自分の力だけでは正しく真理を証得し、絶対的な幸福境界を築くことは到底できませんが、『御義口伝』に、
「三世の諸仏の智慧をかうは信の一字なり。智慧とは南無妙法蓮華経なり。信は智慧の因にして名字即なり。信の外に解無く、解の外に信無し。信の一字を以て妙覚の種子と定めたり。今日蓮等の類南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり。信は智慧の種なり」(御書1737㌻)
と仰せのように、宇宙法界の根源の法を内薫自悟せられた御本仏大聖人の教えを信じて実践することによって、我らもまた、既に仏が証得せられたと同じ智慧を持ち、「無上宝聚不求自得の大宝珠」つまり、絶対的な幸福境界を得ることができるのであります。
 その信心の実践こそ唱題であり、唱題なくして仏法の広大無辺なる功徳を享受することはできないのであります。
 しかも、末法の題目は正像二時の自行の題目と異なり、自行化他にわたる題目であります。故に『三大秘法抄』には、
「題目とは二意有り。所謂正像と末法となり。正法には天親菩薩・竜樹菩薩、題目を唱へさせ給ひしかども、自行計りにして唱へてさて止みぬ。像法には南岳・天台等は南無妙法蓮華経と唱へ給ひて、自行の為にして広く化他の為に説かず。是理行の題目なり。末法に入って今日蓮が唱ふる所の題目は前代に異なり、自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり」(御書1594㌻)
と仰せであります。
 すなわち、末法の題目は自行化他にわたるもので、自らも救い、他をも救わんとするものであります。
 つまり、自行の題目とは唱題行であり、化他の題目とは折伏行であります。唱題と折伏は一体のものであり、信心を根本とした唱題こそが折伏の源泉となるのであります。その故に日寛上人は『観心本尊抄文段』に、
「自行若し満つれば必ず化他有り。化他は即ち是れ慈悲なり」(御書文段219㌻)
と、唱題行の功徳が満ちるところに、必ず折伏の実践が伴うことを御指南あそばされています。
 されば、くれぐれも大事なことは、唱題も折伏も一体であり、唱題行が、ただ唱題行だけに終わるのではなくして、その功徳と歓喜をもって折伏を行ずることが最も大事なのであります。唱題だけでは自行化他にわたる事の題目にならず、ややもすれば正法・像法の理の題目になずんでしまいかねないからであります。
 よって、本年「広布前進の年」は、一人ひとりがしっかりと唱題に励み、折伏を行じ、自行化他の信心に住し、もって本年の誓願を必ず達成するよう、仏祖三宝尊の御宝前に誓い、広布の大願を目指して勇猛精進していただきたいと思います。
 特に、現今の混沌とした国内外の世相を見るとき、我々大聖人様の弟子檀那は憂国の士となって、世のため、人のため、「身軽法重・死身弘法」の御聖訓を体し、我が身を呈して仏国土実現へ向けて尽力していくことが肝要であろうと存じます。
 「槿花一日の栄」に囚われて、今なすべきことをなさずにいることほど愚かなことはありません。
 どうぞ、各位には受け難き人界に生を受け、値い難き仏法に値い奉り、御本仏の弟子檀那となった深い因縁を心に刻み、この日本を救い、世界を救い、真の世界平和実現を目指して、いよいよ御精進くださることを心から念じ、本日の挨拶といたします。
 
 

御法主日如上人猊下過去の御指南

   

日蓮正宗公式HP

 

大日蓮出版 

http://www.dainichiren.com/

 

 


広布前進の年

2010-01-01 | 御住職指導

 

正林寺御住職指導(H22.1月 第72号)

  平成二十二年の年間方針は「広布前進の年」です。「広布前進」とは唱題を中心とした折伏の前進であり、七万五千名大結集総会の砌に賜りました新たなる御命題に向けて、僧俗一丸となり大折伏戦を展開し、決河の勢いで前進することです。
 広宣流布の大願は、御本仏日蓮大聖人の御遺命であり、広布達成の日まで身軽法重・死身弘法の御聖訓を奉戴して日々不断に折伏を実践することが大事です。

 平成二十二年の年間実践テーマ
  ①勤行・唱題で広布へ前進
  ②折伏実践で講員増加
  ③全講員で支部総登山

 平成二十二年の年間実践テーマについて

①勤行・唱題で広布へ前進
 朝夕の勤行と唱題は信仰生活の基盤です。その功徳は無量無辺に広がります。
 真剣な勤行と唱題によって信行を練磨し、その功徳と歓喜を原動力として折伏を実践し、広布前進を成し遂げましょう。

②折伏実践で講員増加
 折伏こそは、一切衆生救済の最善唯一の方途です。新御命題を実現するためには、日々不断に折伏を実践する以外にはありません。僧俗一体となって折伏を実践し、人材を育成して、講員増加を成し遂げましょう。

③全講員で支部総登山
 総本山参詣の功徳は広大無辺です。支部総登山を推進する過程において信心が練磨され、組織が鍛えられ、団結力が増していきます。数々の険難障魔を乗り越えることで強靭な精神力と組織力が培われ、御命題達成につながります。全講員が支部総登山に参加し、無量の功徳を享受して広布へ挺身できるよう具体的な計画を立てて支部総登山を推進しましょう。

 年頭において広布前進の意義を年間実践テーマを通してよく理解し、新たなる御命題に向けて正林寺支部がさらに大きく前進する年にしましょう。

 


平成22年1月度行事予定

2010-01-01 | 正林寺行事予定
◎1月1日(金)午前0時、元旦勤行会。

◎1月1日(金)午前9時、広布唱題会。

◎1月1日(金)午前10時、初勤行会。

◎1月3日(日)初登山(総本山大石寺)。

◎1月9日(土)午後7時30分、御逮夜御講。
 
◎1月10日(日)午後1時、御報恩御講。
 
◎1月11日(月)成人式。
 
◎1月17日(日)午後2時、婦人部唱題会。
 
◎1月20日(水)午後7時、広布推進会(前橋・覚王寺)。
 
◎1月23日(土)午後7時、役員・班長会。
 
※1月中は毎日午後7時30分から唱題行を行います。終了後、折伏要文を拝読いたします。

 

 

 

一、平成二十二年の年間方針・『広布前進の年』

二、平成二十二年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で広布へ前進

 ②折伏実践で講員増加

 ③全講員で支部総登山

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 
 
 あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同
 
 
正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

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御法主日如上人猊下「新年の辞」(H22)

2010-01-01 | 日如上人御指南

 

新年の辞

立宗七百五十八年の新春を寿ぎ奉る

(大白法 平成22年1月1日 第780号)

 立宗七百五十八年の新春を迎え、御隠尊日顕上人猊下には御機嫌麗しく新年をお迎えの御事と存じ上げます。
 また、全国法華講員御一同には、清々しく新春を迎え慶賀の至りに存じます。
 本年、宗門は僧俗一致の盤石なる体勢を構築して、来るべき平成二十七年・同三十三年の新たなる目標へ向かって、力強く前進すべき誠に大事な年を迎えました。
 今、国内外を見ると、温暖化による地球規模での異常気象、生態系の変化、飢饉や災害、更に戦争や動乱、至る所で起きているテロや暴動、世界的な経済不況、政治への不満と不信、ますます凶悪化する犯罪など、悲惨で不幸な事件が頻発し、混沌とした世相を映し出しています。
 こうした人心が極度に混乱した濁悪の世の中を救っていく唯一最善の方途こそ、「仏法は体、世間は影」の原理に随って、末法の御本仏宗祖日蓮大聖人の正法正義を受持する我等一人ひとりが、地涌の使命を自覚して、一切衆生救済の大願に立ち、一人でも多くの人に妙法を下種し折伏を行じていくことであることを銘記しなければなりません。
 而して、折伏を行ずるに当たって大事なことは種々説かれておりますが、その根本となるものは慈悲であります。
 大聖人は『諌暁八幡抄』に、
「今日蓮は去ぬる建長五年癸丑四月廿八日より、今年弘安三年太歳庚辰十二月にいたるまで二十八年が間又他事なし。只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れんとはげむ計りなり。此即ち母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲なり」(御書1539㌻)
と仰せであります。
 折伏は、この御本仏の広大深遠なる大慈大悲を我が身に移し、一途に相手の幸せを願う一念に徹して励むことが肝要であります。
 この一念がないと「慈無くして詐り親しむは彼が怨なり」の譏りを受けることになります。
 『法華経安楽行品』には、法を説く者の心得として、
「嬾惰の意 及び懈怠の想を除き 諸の憂悩を離れて 慈心をもって法を説け 昼夜に常に 無上道の教を説け 諸の因縁 無量の譬喩を以て 衆生に開示して 咸く歓喜せしめよ 衣服臥具 飲食医薬 而も其の中に於て 望する所無かれ 但一心に 説法の因縁を念じ 仏道を成じて 衆をして亦爾ならしめんと願うべし」(法華経390㌻)
と説かれています。
 即ち、怠慢・横着・無精・懈怠・懶惰の心を除き、憂いと悩みの迷いを離れて、慈悲の心を以て法を説き、昼夜の別なく無上道の教えを説き、諸の因縁と譬喩を限りなく語り聞かせて人々に仏の教えを説き示し、皆を歓喜せしめ、美しい衣服、柔らかな寝具、美味なる飲食、貴重な医薬があってもそれを求めず、ただ一心に法を説く者の因縁をもって、自らも仏道を成じ、人々もまた仏道を成ずるように願うべきである、と仰せられているのであります。
 この文は四安楽行のうち、口安楽行の一文でありますが、現代においても通用すべき教訓であります。
 就中「慈心をもって法を説け」との文意をよくよく拝し、折伏を行ずることが最も肝要であります。
 今、宗門は僧俗挙げて大折伏戦に臨むべき大事な時を迎え、一人ひとりが慈悲の心を持って折伏に励まれますよう心から願うものであります。
 『報恩抄』には、
「日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外未来までもながるべし。日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり。無間地獄の道をふさぎぬ。此の功徳は伝教・天台にも超へ、竜樹・迦葉にもすぐれたり」(御書1036㌻)
と仰せであります。
 各位には、この御金言を心肝に染め、愈々御精進されますよう心から願い新年の挨拶といたします。

以上

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

   

日蓮正宗公式HP

 

大日蓮出版 

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