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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

御法主日如上人猊下「新年の辞」(H29)

2016-12-28 | 日如上人御指南

 

新年之辞

 

(大日蓮 平成29年1月号 第851号 転載)

 

 立宗七百六十五年の新春を迎え、御隠尊日顕上人猊下には御機嫌麗しく新年をお迎えの御事と慶賀の至りに存じ上げます。
 また、宗内僧俗御一同には、清々しく新年を迎えられ、決意も新たに、愈々の御精進をお誓いのことと慶賀に堪えません。


 昨年、宗門は僧俗一致・異体同心の団結と弛まぬ努力によって、全国各講中の折伏達成数を総計すると、見事目標を達成して、目出度く仏祖三宝尊に御報恩謝徳申し上げることが出来ました。
 これも偏に、全国法華講各支部の指導教師並びに御信徒各位の折伏誓願達成と一天広布に懸ける強盛なる信心の賜と心より歓びに堪えません。


 さて、本年は「折伏育成の年」であります。
 即ち、本年「折伏育成の年」は、全講中が来たるべき平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築を目指して、あらゆる障魔や困難を乗り越え、勇躍として折伏に励むと共に、如何なる困難に対しても耐え得る強靱なる講中構築のために、確固たる決意を持って育成を図っていくべき誠に大事な年であります。


 抑も、折伏と育成は一体であります。
 随って、折伏した人々を育成していかなければ、八十万人体勢の構築も、広宣流布の達成も実体のない、単に数字だけのものになってしまいます。そればかりでなく、育成を欠くことは無慈悲の極みであり、宗祖日蓮大聖人の一切衆生救済の御意に反することに成り兼ねないのであります。


 されば、育成については、講中が真剣に取り組んでいかなければならない極めて大事な課題であることを銘記すべきであります。
 大聖人は『阿仏房尼御前御返事』に、
「い(言)ふとい(言)はざるとの重罪免れ難し。云ひて罪のまぬかるべきを、見ながら 聞きながら置いていま(禁)しめざる事、眼耳の二徳忽ちに破れて大無慈悲なり。章安の云はく『慈無くして詐り親しむは即ち是彼が怨なり』等云云」(御書906)
と仰せであります。

 この御文は、折伏にあたっての心得であると同時に、育成についても極めて大事な訓誡であります。

 されば、各位にはこの御聖訓をよくよく拝し、一天広布・折伏誓願達成を目指し、あらゆる努力を惜しまず、折伏と育成に励み、以って仏恩報謝申し上げられますよう心から念じ、新年の挨拶といたします。



新年の辞

立宗七百六十五年の新春を寿ぎ奉る

(大白法 平成29年1月1日 第948号 転載)

 

 立宗七百六十五年の新春を迎え、御隠尊日顕上人猊下には御機嫌麗しく新年をお迎えの事と慶賀に堪えません。

 また、法華講大講頭・法華講連合会委員長星野浩一郎氏ほか全国の法華講員御一同には、清々しく新春をお迎えの事と存じます。
 さて、本年は「折伏育成の年」であります。
 大聖人は、折伏について『聖愚問答抄』に、
「今の世は濁世なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。只折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、邪義を責めよとなり」(御書403)
と仰せられ、『如説修行抄』には、
「今の時は権教即実教の敵と成る。一乗流布の代の時は権教有って敵と成る。まぎ(紛)らわしくば実教より之を責むべし。是を摂折の修行の中には法華折伏と申すなり。天台云はく『法華折伏破権門理』と、良に故あるかな」(同672)
と仰せであります。
 正しく、此等の御金言の如く、五濁乱漫として人心が極度に撹乱し、邪義謗法が充満している末法今日においては、摂折二門のうちには像法適時の摂受ではなく、折伏を以って邪義邪宗の謗法を破折していく時であることを一人ひとりが銘記し、講中一結して、折伏を実践していくことが今最も肝要であります。
 と同時に、折伏したあとの育成が極めて大事であることを知らなければなりません。
 抑も、折伏と育成は一体であり、折伏した人を正しく育成していく責任は、折伏した人は勿論のこと講中全体の責任であります。講中が折伏と同様、組織を挙げて育成に取り組むことによって、はじめて激烈なる広布の戦いに耐え得る強靱な組織が構築され、更に教線を拡大して一天広布へ向かって大きく前進することが出来るのであります。
 今宗門は、各講中共に、僧俗一致・異体同心し総力を結集して、来たるべき平成三十三年宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年法華講員八十万人体勢構築へ向けて力強く前進しています。
 この時に当たり、一人ひとりが折伏と育成の両義を確りと確認して、講中一結・異体同心して誓願達成へ向けて進むべきであります。
 就中、本年は「折伏育成の年」であります。講中全員が折伏に立ち上がり、講中が責任を持って折伏された人が折伏する人になるように育成していくことが本年最も肝要とするところである事を銘記され、愈々自行化他の信心に励まれますよう心から願い、新年の挨拶といたします。

 


 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

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日蓮正宗教学研鑽所

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大日蓮出版

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青年僧侶邪義破折班

http://jagihashaku.main.jp/index.htm



折伏育成の年

2016-12-28 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H29.1月 第156号)  

 

 宗門の平成二十九年、年間方針は『折伏育成の年』です。
 『折伏育成の年』とは、御法主日如上人猊下より賜った、
「一、平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年の大佳節までに、
   法華講員八十万人の体勢を築くこと。」
     (平成二十一年七月二十六日七万五千名大結集総会の砌
と御指南の御命題達成に向かって三年目を迎えます。誓願達成の正念場となるまことに重要な年です。その御命題達成の鍵を握るのが、「折伏」と「育成」になります。
 折伏と育成はあたかも車の両輪のごとく、どちらが欠けても前に進むことができません。大切な御命題を乗せた車は停まってしまい、誓願成就の目的地へ到達できません。
 正林寺支部全講員が連帯して折伏することによって自ずから育成がなされ、また不断の弛まぬ育成によって折伏の戦士が育ち、誓願達成に向かって力強い前進が可能となります。
 『折伏育成の年』は、果敢な折伏と不断の育成に取り組み、短期・中期・長期それぞれに活動計画を立て、全講員が参加して組織戦を展開できるよう、御命題達成に向かって前進いたしましょう。

 

 平成二十九年の年間実践テーマ 

 ①勤行・唱題で折伏完遂 

 朝夕の勤行と唱題は、仏道修行の基本です。時間を決めた勤行・唱題を心がけ、仏祖三宝尊の御加護をいただいて、法華講員としての誇りを持って充実した生活を送りましょう。勤行・唱題の功徳の歓喜をもって、日々に折伏を実践して、誓願完遂に向かって前進いたしましょう。
 なお内得信仰や新入講者の方には、一日も早く自宅に御本尊を御安置できるように精進しましょう。

 

 ②御講参詣で人材育成

 

 毎月第二日曜日に奉修される御講へ参詣し、宗祖日蓮大聖人の仏恩に御報恩謝徳申し上げることは、法華講員としての基本の心構えです。
 御講は、自らの罪障消滅と折伏成就を祈念するとともに、講員が共々に信行の歓喜と折伏の意欲を語り合って、連帯感を醸成する場ともなります。末法は、謗法が充満し障魔の多い社会ですが、御講参詣の意義と尊さを繰り返し教授し、各自の生活を調え、御講に参詣するようにしましょう。

 

 ③講中みんなで支部総登山

 

 総本山への登山参詣は、日蓮正宗の信仰の源です。総本山は本門戒壇の大御本尊が厳護され、宗祖大聖人以来の血脈を紹継あそばされる御法主上人がおられ、大聖人の仏法の一切と、破邪顕正の精神が脈々と受け継がれている霊地です。
 支部組織の充実発展のために、御報恩謝徳申し上げる重要な行事が支部総登山です。
 折伏による新入講者の増加にともない、登山する講員が着実に増加することによって、法華講員八十万人体勢の構築は名実ともに達成されることになります。
 常日頃からご登山の功徳を語り、地道に根気よく家庭訪問を行ない、講中みんなで支部総登山に参加するよう、具体的な計画を立てて推進いたしましょう。

 以上の実践テーマを念頭に「折伏育成の年」をスタートいたしましょう。

 

折伏と育成の心得

 


平成29年1月度行事予定

2016-12-28 | 正林寺行事予定
◎1月1日(日)午前0時、初勤行会。

◎1月1日(日)午前9時、広布唱題会。

◎1月1日(日)午前10時、元旦勤行会。

◎1月2~3日、新年初登山(総本山大石寺)。
 
◎1月7日(土)午後7時30分、御逮夜御講。
 
◎1月8日(日)午後1時、御報恩御講。
 
◎1月9日(月)成人式。
 
◎1月14日(土)午後7時30分、支部活動者会。

◎1月15日(日)第1回支部総登山(総本山大石寺)。

◎1月18日(水)午後6時45分、布教区別僧俗指導会(前橋・覚王寺)。
 
◎1月21日(土)午後7時、役員・班長会。

◎1月22日(日)午後1時、5時間唱題行。

◎1月25日(水)午後7時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)。
 
◎1月28日(日)午後7時30分、支部活動者会。
 
1月中は唱題行が毎日午後7時30分から行われます。 
 
 

 

 


 

一、平成二十九年の年間方針・『折伏育成の年』

二、平成二十九年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏完遂

 ②御講参詣で人材育成

 ③講中みんなで支部総登山

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

 

大白法号外
 

 

 



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

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第68世御法主日如上人猊下御指南(H28.12)

2016-12-28 | 日如上人御指南

 

平成28年12月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成29年1月号 第851号 転載)

(大白法 平成28年12月16日 第947号 転載)


 皆さん、おはようございます。

 本日は、本年度最後の広布唱題会に当たり、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 特に、本年「折伏躍進の年」は、それぞれの支部において僧俗一致・異体同心して鋭意、折伏に励み、その成果を挙げ、大きく前進されたものと思います。
 そうしたなかで、既に折伏誓願目標を達成された支部の皆様には心から敬意を表します。本当に御苦労さまでございました。
 また、未達成の支部においては、まだあと一月あります。講中の老若男女全員が異体同心・一致団結して、一丸となって折伏に打って出ていけば、諸天善神の御加護のもと、誓願は必ず達成することができると固く信じます。
 皆様も既に御承知のように、江戸時代後期、米沢藩主の上杉鷹山が家臣に教訓として詠み与えたものと言われている、
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」
という歌があります。
 これは、どんなことでも断固たる意志を持ってやれば、必ず成就するということで、いかにやる気が大事であるかを説いているのであります。
 折伏も同様、大御本尊様の広大無辺なる功徳力を固く信じ、「為せば成る」との信念をもって折伏を実践していけば、必ず達成することができるのであります。
 されば、大聖人様は『四条金吾殿御返事』に、
「李広将軍と申せしつはものは、虎に母を食らはれて虎に似たる石を射しかば、其の矢、羽ぶくらまでせめぬ。後に石と見ては立つ事なし。後には石虎将軍と申しき」(御書1292)
と、李広将軍の例を引かれ、いかなる困難も石をも貫くほどの強盛な信念をもってすれば、必ず事をなすことができると仰せられているのであります。
 今、宗門は各支部ともに総力を結集して、本年度の折伏誓願を達成すべく、死身弘法の折伏戦を展開しております。
 本年も残りあと一月弱となりましたが、大聖人様は『上野殿御返事』に、
「梵天・帝釈等の御計らひとして、日本国一時に信ずる事あるべし」(同1123)
と仰せであります。
 未達成の支部においては、この御金言を深く胸に刻み、残りわずかではありますが、いかなる困難や障害が行く手に立ちはだかろうが、講中一結・異体同心して、真剣に題目を唱え、万難を排して折伏を行じ、もって本年度の折伏誓願数を達成されますよう心から願い、本日の挨拶といたします。 

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南

 

日蓮正宗公式HP

http://www.nichirenshoshu.or.jp/

 

日蓮正宗教学研鑽所

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御本尊へのお給仕

2016-12-03 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H28.12月 第155号)  

 

 お給仕とは、総本山大石寺から御下付頂いた御本尊を自宅の仏壇に御安置申し上げて、毎朝仏壇を清め、お水や仏飯をお供えし、樒の水を換えることです。さらに勤行・唱題の時に灯明をつけ、香を焚くことなども御本尊への御供養であり、御本尊を受持信行する上では大切なお給仕で一生成仏への仏道修行になります。

 日蓮大聖人は『一生成仏抄』に、
「仏の名を唱へ、経巻をよみ、華を散らし、香をひねるまでも、皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり。」(御書46)
と仰せであり、御本尊へのお給仕を含めたあらゆる所作は、信心のうえで一生成仏に欠かすことのできない、功徳善根になるとの御言葉です。
 お給仕において、御宝前には常に大聖人が在すと拝し、「如在の礼」をもって、形式的になることなく、報恩謝徳の一念心を持ち、毎日、真心を込めて勤めましょう。 

 なお、お給仕の際、勤行・唱題以外には、口に樒の葉を一枚くわえ、きちんとした身なりで行います。普段から下着姿で御本尊の前を通るなどの非礼がないよう、厳に慎みます。
 御本尊は日蓮大聖人の御魂です。大聖人は『経王殿御返事』に、
「日蓮がたましひ(魂)をすみ(墨)にそめながしてかきて候ぞ、信じさせ給へ。仏の御意は法華経なり。日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし。」(御書685)
と仰せであります。自宅に御安置申し上げる御本尊は、唯授一人の血脈を伝持される御法主上人が、大聖人の御魂魄である本門戒壇の大御本尊の御内証を書写された御本尊です。そのため常に大御本尊と血脈付法の御法主上人に信順するお給仕に勤めることが大切です。
 第二祖日興上人は、大聖人こそ末法の御本仏であると拝され、常に身に影の添うように仕えられた御振る舞いが、御本尊へのお給仕には大事であります。
 
 明年、平成29年「折伏育成の年」の年間実践テーマの一つに「①勤行・唱題で折伏完遂」があります。そのテーマの趣旨には「お給仕の役割分担を定めて家族そろっての勤行・唱題を心がけ、仏祖三宝尊の御加護をいただいて、法華講員としての誇りを持って充実した生活を送りましょう。(中略)なお新入講者には、一日も早く自宅に御本尊を御安置できるように推進してください。」とあります。

 現在、内得信仰の方は、一日も早く御本尊が自宅に御安置が叶うように精進しましょう。




平成28年12月度行事予定

2016-12-03 | 正林寺行事予定
◎12月1日(木)午後7時30分、御経日。
 
◎12月3日(土)午後7時30分、支部活動者会。
 
◎12月4日(日)午前9時、広布唱題会。

◎12月10日(土)午後7時30分、御逮夜御講。
 
◎12月11日(日)午後1時、御報恩御講。
 
◎12月14日(水)午後7時、広布推進会。
 
◎12月16日(金)午後7時、折伏活動者会(前橋・覚王寺)。
 
◎12月17日(土)午後7時30分、支部活動者会。
 
◎12月18日(日)午後1時、年末大掃除。

◎12月24日(土)午後7時、役員・班長会。
 
◎12月25日(日)午後1時、5時間唱題行。
 
◎12月31日(土)正月準備。

 


 

一、平成二十八年の年間方針・『折伏躍進の年』

二、平成二十八年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で折伏実践

 ②家族みんなで御講参詣

 ③新入講者と共に支部総登山

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

 

大白法号外
 

 

 



あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

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折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

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第68世御法主日如上人猊下御指南(H28.11)

2016-12-03 | 日如上人御指南

 

平成28年11月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿

(大日蓮 平成28年12月号 第850号 転載)

(大白法 平成28年11月16日 第945号 転載)


 皆さん、おはようございます。

 本日は、十一月度の広布唱題会に当たり、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 既に皆様も御承知の通り、今月は第三祖日目上人御入滅の月であります。
 日目上人はその御生涯において、鎌倉の武家および京の公家へ諌暁あそばされること、その数は、実に四十二度に及ぶと伝えられております。
 よって、第二祖日興上人はその日目上人の御功績に対して、元亨四(正中元・一三二四)年十二月の御本尊の脇書に、
「最前上奏の仁、卿阿闍梨日目」
と認められ、また正慶元(元弘二・一三三二)年十一月の御本尊の脇書には、
「最前上奏の仁、新田卿阿闍梨日目に之を授与す、一が中の一弟子なり」
と認められ、さらに、同じく正慶元年十一月の『日興跡条々事』には、
「弘安八年より元徳二年に至る五十年の間、奏聞の功他に異なるに依って此くの如く書き置く所なり。仍って後の為証状件の如し」(御書一八八三)
と記されまして、その御功績を称えられているのであります。
 私どもは、この日目上人の広布のためにその尊い御一生を捧げられた崇高なるお振る舞いを拝するとき、一人ひとりがその志を継承して、たとえいかなる困難や障害が起きようとも、万難を排し、一天広布を目指して、破邪顕正の折伏に励んでいかなければならないと強く感ずるのであります。
 特に今、宗門は、来たるべき平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築を目指して、各支部ともに力強く前進しております。
 こうしたなかで、我々が等しく心得べきことは、大御本尊様に対する絶対的確信とそれに基づく弛まない自行化他にわたる実践行動こそ、誓願達成の要諦であるとしっかりと心肝に染めていくことであります。
 所詮、いかに広学多才であっても信心がなければ、その智解も役立たずに終わってしまいます。
 御承知の通り、提婆達多は八万法蔵を胸中にそらんずれども、阿鼻の炎に苦しんだのは有解無信なるが故であります。反対に、須梨槃特は鈍根無智の者ではありますが、一分の信心をもって普明如来となったのは、まさしく無解有信の故であります。
 されば、大聖人様は『日女御前御返事』に、
「仏法の根本は信を以て源とす。されば止観の四に云はく『仏法は海の如し、唯信のみ能く入る』と。弘決の四に云はく『仏法は海の如し、唯信のみ能く入るとは、孔丘の言尚信を首と為す、況んや仏法の深理をや。信無くして寧ろ入らんや。故に華厳に信を道の元、功徳の母と為す』等」(同一三八八)
と仰せられております。仏法を求むる者は信が最も肝要であることを、かくの如く御教示あそばされているのであります。
 また、行すなわち修行について言えば、たとえ信があっても修行が伴わなければ、ついには信心退転して成仏の道を失うことになりかねないのであります。
 『寿量品』には、
「我本行菩薩道」(法華経433)
と説かれまして、本因妙の御修行を示されております。
 すなわち、信心とは修行が具足して、初めて広大無辺なる大御本尊の仏果を得ることができるのであります。
 先程も申し上げましたが、今、宗門は宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年を目指して、各講中ともに力強く前進をしておりますが、この時に当たり、一人ひとりが本門戒壇の大御本尊の広大無辺なる功徳を拝信し、信行具足の信心に立って、異体同心して折伏を行じていけば、誓願は必ず達成することができると確信いたします。
 ただし、それは我々の努力次第であり、我々の努力なくして誓願は達成することはできません。
 されば、今こそ私ども一人ひとりが、日目上人の死身弘法のお振る舞いを拝し、その御行跡の万分の一なりとも果たすべく、あらゆる困難を排し、断固として折伏に立ち上がり、もって御報恩謝徳申し上げていかなければならないと存じます。
 いよいよ本年も残りあと二月、もし、いまだ誓願を達成されていない支部があれば、講中一結・異体同心して題目を唱え、弛まず努力に努力を重ね、なんとしても本年度の折伏誓願を達成して、もって大御本尊様の御照覧を見事、仰がれますよう心から願い、本日の挨拶といたします。

 

 

 

 

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