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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

麻畝の性

2007-04-01 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H19.4月 第39号)

 私達は過去遠々劫による罪障の影響で、悪縁に左右され曲がりやすい性格を、信心で正すことが大切です。
 麻畝の性とは、麻畑の麻のように正直で素直な曲がらない性格をいいます。
 麻畝とは麻畑のことであり、麻中の蓬と同じ意味で用いられます。麻は真っすぐ伸びますが、蓬は曲がりがちです。
 蓬の草でも麻畑に生えれば、周囲の麻に支えられ素直に伸びることができ、環境により悪が感化され正されることを意味しています。麻畑とは正直に素直に信心する人が集まる日蓮正宗寺院です。

 日蓮大聖人は『立正安国論』に、
「悦ばしいかな、汝蘭室の友に交はりて麻畝の性と成る。」(御書二四八㌻)
と仰せです。寺院へ参詣して、蘭室の友であり信心の同志となる法華講員に交わって正直で素直な信心をする人を大聖人は悦ばれております。
 また大聖人は、信心していない人に寺院への参詣を勧め折伏し、寺院に集う蘭室の友に交わり信心に励むことも悦ばれております。
 日蓮正宗の信心は、蘭室の友が集う寺院へ参詣し、麻のように正直で素直な信心を養い幸せになることができます。

 自分自身では信心を真面目にしていると思っていても、大聖人が仰せのように蘭室の友が集う寺院へ参詣しなければ、悪縁となる信心していない人の人生観や思想、感応道交などの影響で、知らぬ間に信心が曲がることがあります。
 麻畝の性と成るには、平成十九年の年間実践テーマである「①勤行と唱題で、歓喜の行動」「②僧俗一致の折伏実践で、地涌倍増」「③寺院参詣並びに家庭訪問で、人材育成」を実践することです。
 特に寺院参詣と人材育成には、蘭室の友に交わり麻畝の性となる信心を心がけ実践していきましょう。