正林寺御住職指導(H16.11月 第10号)
最高の身心の薬は御本尊様に御題目を唱えることであります。日蓮大聖人は『太田左衛門尉殿御返事』に、
「法華経と申す御経は身心の諸病の良薬なり。されば経に云はく『此の経は則ち為れ閻浮提の人の病の良薬なり。若し人病有らんに是の経を聞くことを得ば病即消滅して不老不死ならん』等云云。」(御書一二二二)
と法華経薬王品を引用され仰せであります。更に詳しく法華経を聴聞に寺院へ参詣すれば、病は消滅して不老不死という功徳を得ることができます。
御本尊様から頂く法華経の良薬は、一生涯忘れず継続して身心に服するところに効力が明らかとなります。これを冥益といい、徐々に身心の病が御本尊様の治療により完治していくのであります。
最低月に一度は皆様の身心の病気が治る寺院へ参詣し、御本尊様に御題目を唱え御供養申し上げることが大切です。正林寺へ参詣することで、身心の病は必ず快方へ向かい、正林寺の御本尊様に御題目を唱え御供養させて頂くことにより身心の良薬を頂くことができます。病院にいき薬を頂くように、寺院へいくことで身心の良薬を御本尊様から賜ります。
身心の病は信心をする私達だけが発病するのではありません。信心していない人も当然身心の病にかかります。信心していない人の身心の病を治すのも、謗法払いをし御授戒を受け御本尊様に御題目を唱えて良薬を頂く以外にありません。私達が折伏をして身心の病に必要な薬を教えなければなりません。信心をしない人から身心の病をもらわないためにも折伏が大事です。
法華経の良薬は特に貪瞋癡の三毒を薬に変える秘薬です。私達の身心の病を根本から治すには、御本尊様に御題目を唱える以外にありません。