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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

人生を忍ぶ大切さ(忍辱)

2004-04-01 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H16.4月 第3号)

 法華講正林寺支部の皆様、年度も新しい四月になりました。気持ちも心機一転、変わる時期でしょう。

 特に新しい生活を迎える方や新入社員の方と新入生には、仕事や学校に対し不安が生まれるものです。生活リズムが全く変わり、新しい生活リズムと新しい対人関係に慣れるまで不安があるでしょう。

 不安を自分だけの重荷として抱えることなく、御本尊様に御題目を唱えて相談することが大切です。それが御本尊様の前に座る毎日の勤行唱題になり、自然と新しい生活の不安を取り除く方法になります。まず御本尊様に相談する習慣を毎日行うことからはじめましょう。

 宗祖日蓮大聖人様は『法衣書』に、
「法華経には柔和忍辱衣と申して衣をこそ本とみへて候へ。又法華経の行者をば衣をもって覆はせ給ふと申すもねんごろなるぎ(義)なり」(新編御書一五四六)

と仰せです。日蓮大聖人様は毎日の勤行唱題により、心の不安に負けない強靱な衣を着ることが出来ると御教示です。故に愚癡をいわず耐え忍ぶことであり、自分だけの力で不安に対し忍ぶことなく、御本尊様に相談し一緒に忍ぶことです。人生同じ耐え忍ぶにしても、相談相手なしに忍ぶより御本尊様という有難い仏様、相談者と一緒に忍ぶことで不安な人生も楽しく変わるはずであります。

 新しい生活に慣れるまで大変ですが、御題目を唱えることを忘れず忍んで生活していきましょう。

 以上、皆様の御精進を御本尊様に御祈念申し上げ、住職より四月度の挨拶とさせて頂きます。