総本山大石寺 新型コロナウイルス感染症対策
日蓮正宗総本山大石寺では、現在、「日蓮正宗宗務院作成のガイドライン」に準じて、以下(※URLに詳細)のような対策を実施しています。
https://www.nichirenshoshu.or.jp/jpn/safe_tozan_covid19.html
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令和6年9月度広布唱題会の砌
於 総本山客殿
(大日蓮 令和6年10月号 第944号 転載)
(大白法 令和6年9月16日 第1133号 転載)
本日は、皆様方には諸事御繁忙のところ、また新型コロナウイルス感染症により、さらにその上、台風十号によって国内各地で被害があり、様々な支障をきたしているなか、信心強盛に広布唱題会に参加され、まことに御苦労さまでございます。
また、ヨーロッパではウクライナ問題など、いつ大きな戦争に拡大しかねない危険な状況を呈しておりますが、これら国内外の不安定な現状を見る時、今こそ、私どもは改めて「正を立ててこそ、国を安んずることができる」とする『立正安国論』の御聖意を拝して講中一結・異体同心し、断固たる決意と果敢なる行動をもって、破邪顕正の折伏を行じていかなければならない大事な時を迎えていると思います。
その広布への戦いのなかで最も大切なことは、既に皆様方には御承知の通り、大聖人様が、
「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶う事なしと申す事は外典三千余巻に定まりて候」(御書1389)
と仰せのように、講中一結・異体同心の盤石なる体勢を構築して折伏に打って出ることであります。
その盤石なる異体同心の体勢を構築していくためには、一にかかって私ども一人ひとりの大御本尊様に対する絶対の信と妙法広布にかける断固たる決意、そしていかなる障魔も恐れない破邪顕正の強盛なる信心こそ、最も肝要であります。
大聖人様は『撰時抄』に、
「一滞(いってい)あつまりて大海となる。微塵つもりて須弥山となれり。日蓮が法華経を信じ始めしは日本国には一滞一微塵のごとし。法華経を二人・三人・十人・百千万億人唱え伝うるほどならば、妙覚の須弥山ともなり、大涅槃の大海ともなるべし。仏になる道は此よりほかに又もとむる事なかれ」(御書868)
と仰せであります。
今、私どもは、一人ひとりがこの御金言を拝し、妙法広布への道を進むに当たって、いかに異体同心の団結が重要であり、絶対的要件であるかをしっかりと認識され、講中一同、お互いが声を掛け合い、励まし合い、たとえいかなる障魔が襲い起きようが、いよいよ一致団結して敢然としてこれを打ち砕かれるとともに、各位にはなお一層の精進をもって御金言のままに、勇躍として折伏を行じ、もって一天広布へ向けて力強く前進されますよう心からお願いし、一言もって本日の挨拶といたします。
日蓮正宗公式HP
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正林寺御住職指導(R6.10月 第249号)
総本山大石寺第26世日寛上人は、覚真日如と名乗られていらした宝永2年(1705)の著述『新説結座説法』に、
「法門毛穴に入り(法門入毛穴)」(歴全6-487)
との記述を拝することができます。富士の立義である富山の蘭室に交わるための大切な御法門を聴聞する功徳は、日蓮正宗の正法正師から発せられた御説法の声や言葉の一つひとつに収まって聴衆の耳に入り、成仏の縁を結ぶとの意義があります。その上で法門は毛穴から入り、遠き菩提の縁となり内容が解らなくても信心をもって聴聞することを勧められた御教示であります。旧六万塔が建立された宝永元年(1704)、翌年のことでありました。
具体的に法門が毛穴に入る聴聞の機会は、日蓮正宗総本山大石寺での二大法要で奉修される御霊宝虫払大法会と宗祖日蓮大聖人御大会です。御影堂にて時の御法主上人猊下は声仏事をなさる御説法を聴聞させていただくことで御法門は有り難いことに毛穴から入ります。
それはまた、宗祖日蓮大聖人から第二祖日興上人へと血脈相伝による時の御法主上人猊下の御法門は、平等に毛穴から命のなかに入るとの教えであります。まさに血脈の通う師弟相対の信心であります。
釈尊の出世の本懐である『法華経』では、毛穴を「毛孔(もうく)」と説かれております。『如来神力品第二十一』には、
「広長舌を出して、上梵世に至らしめ、 一切の毛孔より、無量無数色の光を放って、皆悉く遍く、十方世界を照したもう」(法華経510)
と説かれており、『薬王菩薩本事品第二十三』にも、
「身の毛孔の中より常に牛頭栴檀の香を出さん」(法華経539)
と説かれ、さらに『仏説観普賢菩薩行法経』において、
「身の諸の毛孔より大光明を放ち、其の大象を照して金色と作らしめん。一切の化象も亦金色と作り、諸の化菩薩も亦金色と作らん。其の金色の光、東方無量の世界を照すに、皆同じく金色とならん。南西北方四維上下も、亦復是の如し」(法華経618)
と、毛穴を「毛孔」という表現で説かれております。
日蓮大聖人が「涅槃経は一日一夜の説」(御書1657)と御指南あそばされる『涅槃経』の「如来性品第四」にも、
「毛孔」(国訳一切経 涅槃部一 P172)
との表現があり、大聖人の『開目抄』に、
「涅槃経に云はく『迦葉(かしょう)菩薩、仏に白して言さく、世尊、仏の所説の如く、大涅槃の光一切衆生の毛孔に入る』等云云」(御書571)
と仰せで、毛孔とは身上の毛穴であります。落ち穂拾いである涅槃経の「一切衆生の毛孔に入る」との御教示から、法門は毛穴から入るとの意味が存すると拝します。
また『顕謗法抄』に、
「九に云はく『此の経を聞き已(お)はって悉(ことごと)く皆菩提(ぼだい)の因縁と作(な)る。法声光明(ほうしょうこうみょう)毛孔(もうこう)に入る者は必ず定(さだ)んで当(まさ)に阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)を得べし』等云云」(御書291)
と、声仏事をなす法声光明により、信を以て毛穴から御法門が入ることを得られる以信得入があります。まさしく、御法主上人猊下の二大法要における御説法は、大涅槃の光であり法声光明となり、御聴聞を許された御信徒は相伝に有らざれば知り難しとの御法門を拝聴させていただくことが叶います。拝聴させていただき毛穴から入った御法門は、さらなる信行へと前進して一生成仏と六根清浄の功徳へとつながります。
厳然と毛孔(毛穴)にも能所は存し、能化の立場からは先の「神力品」と「薬王菩薩本事品」等に説かれた仏から放たれる毛孔からの光であります。所化の立場において、涅槃経に説かれるところの一切衆生の毛孔に入るとの立場であります。
総本山第六十七世日顕上人は、
「法門は毛穴から入るということを言います。つまり耳から入っても少しも解らないけれども、ところが毛穴からは入っていくということをよく言います。」(大日蓮 第544号 H3.6)
と御指南あそばされました。その「法門は毛穴から入るということ」との意味には、法華経や涅槃経に説かれた「毛孔」と、大聖人の仰せである御書の意義からの「毛孔」であると拝信いたします。
以上のことを心肝において、毎月の寺院で奉修される御報恩御講への参詣による法話の聴聞が大切になります。
今月10月から11月にかけて日蓮正宗では御会式が各末寺で奉修されます。御会式においても「法門は毛穴から入る」との意義を心得て参詣されることは、非常に大切であります。
「法門は毛穴から入る」との意味には、次のようなことにも該当するのではないでしょうか。人間の人生サイクルでは生老病死があります。その中で耳が老いる、つまり耳が遠くなり声を聞き取りにくくなる場合があります。そのような状況下でも法門は毛穴から入るため、聞き難くても来寺して聴聞する姿勢が非常に大事でありますとの御教えが、法門は毛穴から入るともいえます。
さらに、化他行での折伏誓願目標達成に向けての折伏や育成において、相手にする仏法の話しは、たとえ聞き入れることはなくても話した法門は、必ず相手の毛穴から入り逆縁成仏を結ぶことは確実であります。
古来から宗門では「仏法は毛穴から入る」との言い伝えがあり、折伏や育成は諦めることなく説き聞かせる大事な教訓にもなり、このような意味からも法門は毛穴から入るとの仏法と申す道理があります。まさに、「因縁果報の道理は厳正なり」です。
御法主日如上人猊下の御指南である、
「世間では『縁なき衆生は度し難し』と言いますが、逆説的に言えば『縁を結べば度し易し』でありますから、折伏は根気よく、仏縁を結ぶことが大事でありまして、誠心誠意、心を込めて、根気よく妙法の広大無辺なる功徳を説き、慈悲の心をもって折伏を続けていけば、相手はやがて入信に至ることができるのであります。要するに、折伏は根気よく続けていくことが肝要なのであります。」(大日蓮 第888号 R2.2)
との御言葉には、「法門は毛穴から入る」との大事な意義が秘められていることを拝信いたしましょう。
最後に、法華講講習会が令和6年10月22日(第28期)・28日(第29期)・11月2日(第30期)に開催されます。御法主日如上人猊下の御講義を拝聴させていただける貴重な講習会は、まさに法門は毛穴から入るとの大事な意義ある講習会になります。尊い血脈相伝からの御講義には、聴聞されるお一人おひとりの境界をはっきりと映し出す「心をうかべる鏡」を賜る貴重な聴講となるでしょう。
宗祖日蓮大聖人『妙法比丘尼御返事』に曰く、
「仏法(ぶっぽう)の中(なか)には仏(ほとけ)いまし(誡)めて云(い)はく、法華経(ほけきょう)のかたきを見(み)て世(よ)をはゞかり恐(おそ)れて申(もう)さずば釈迦仏(しゃかぶつ)の御敵(おんかたき)、いかなる智人(ちにん)善人(ぜんにん)なりとも必(かなら)ず無間(むけん)地獄(じごく)に堕(お)つべし。譬(たと)へば父母(ふぼ)を人(ひと)の殺(ころ)さんとせんを子(こ)の身(み)として父母(ふぼ)にしらせず、王(おう)をあやま(過)ち奉(たてまつ)らんとする人(ひと)のあらむを、臣下(しんか)の身(み)として知(し)りながら代(よ)をおそれて申(もう)さゞらんがごとしなんど禁(いまし)められて候(そうろう)。」(御書1262)
一、令和6年の年間方針・『折伏前進の年』
二、令和6年の年間実践テーマ
①勤行・唱題で歓喜の活動
②講中一結して折伏実践
③支部総登山と寺院参詣で人材育成
大日蓮転載
(破折文書)群馬布教区有志一同
平成3年(1991年)12月25日
日蓮正宗時局協議会
時局協議会資料収集班1班
http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html
御書五大部手引
正を立てて国を安んずる「立正安国論」
人本尊開顕の書「開目抄」
日蓮当身の大事「観心本尊抄」
末法の時を撰ぶ「撰時抄」
三大秘法への知恩報恩が大事「報恩抄」
http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/
※支部組織の充実強化に活用ください。
発行 日蓮正宗宗務院
年回表(御法事)
【本日の御聖訓】(メール配信)
正林寺支部掲示板(正林寺支部講中のみなさんへ連絡事項等)
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法華講正林寺支部 E-mailアドレス
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