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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

外護(げご)の精神

2005-11-01 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H17.11月 第22号)

 日蓮正宗の法華講員は総本山大石寺と所属寺院を外から護る使命があります。日蓮大聖人様は『曽谷入道殿許御書』に、
「涅槃経に云はく『内には弟子有って甚深の義を解り、外には清浄の檀越有って仏法久住せん』」(御書七九〇頁)

と仰せです。寺院の内側では日蓮大聖人の弟子である僧侶が仏法をさとり内護につとめ、檀越である檀信徒の法華講員は、外側から清らかな信心のもと地涌の菩薩の眷属としての自覚を持ち外護することが大事であります。

 具体的な外護とは、毎月の広布唱題会や御報恩御講に参詣することで外護の精神を養い、その外護の精神で様々な法難からの寺院に対する迫害を阻止し、檀信徒が寺院を外から護ることです。
 また寺院行事の準備手伝いや境内地の整備清掃も外護になります。
 外護は御本尊様が御安置される寺院を護ることであり、仏法僧の三宝(下種三宝尊)を不自惜身命の精神でお護りすることであります。
 その外護の精神が法華講員一人ひとりの絶対的幸福へとつながり、人生苦を乗り越える力が身についていきます。

 『日蓮正宗宗規』第二百二十条に、
「檀信徒とは、本宗の教義を信奉し、寺院又は教会に所属して、葬祭追福を依託し、総本山及び所属の寺院又は教会の永続護持に努める者をいう」(平成十六年四月号 大日蓮698号40頁)
と示されております。

 日蓮正宗の信徒であると自分だけが思っていても、寺院に所属しなければ日蓮正宗の信徒であると認められません。正式に日蓮正宗寺院で所属手続を行わなければ葬儀や法事を依託することも当然できません。
 真の法華講員とは総本山大石寺や所属寺院を永続的に外護する人をいいます。


 

外護について 

(大日蓮 平成3年7月号 第545号53頁 転載)