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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

成仏の種を自ら育てよう

2004-12-01 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H16.12月 第11号)

 日蓮正宗寺院で御授戒を受けている法華講の皆様は、すべて成仏させて頂ける種を御本尊様から命に賜っております。

 日蓮大聖人は『御講聞書』に、
「今南無妙法蓮華経有れ共、今身より仏身に至るまでの受持を受けずんば、成仏は有るべからざるなり」(御書一八四三)

と仰せです。寺院において住職の導師により成仏できる種を御本尊様から頭に賜り、謗法払いをしなければ本当の成仏と幸せはありません。更に種を自ら育てなければ成仏の最高の華は咲きません。

 成仏させて頂く種を育てる方法は、血脈の通った正しい御本尊様に御題目の南無妙法蓮華経を唱えることです。また正林寺へ参詣し御講などで日蓮大聖人の御法門を聴聞することで、皆様の心の種に成仏でき幸せになる貴重な肥料や栄養分と水を与えることができます。

  つまり御授戒だけを受け、御本尊様を御安置しているだけでは、当然求めている幸せはきませんし成仏もありません。下種された種が心の中にあるだけで、その種は一切成長せずにいます。自らの修行により御本尊様から賜った種が育ち、弛まぬ行で熟して幸せの華が咲きます。

 下種された成仏できる種を育てなければ多くの悪縁により成長しません。種が芽を出さないよう熟さないように幸せの華が咲かないようにする悪い働きに左右され謗法に染まることがあります。

 大聖人は『松野殿御返事』に、
「都て凡夫の菩提心は多く悪縁にたぼらかされ、事にふれて移りやすき物なり」(御書一〇四九)

と仰せのように悪い縁に負け、幸せになる種を育てなくなる気持ちに移っていき、幸せになる種が成長しなくなります。 毎月の御報恩御講参詣と広布唱題会に参加し成仏の種を育てましょう。