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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

皆様の御先祖様を大切に

2004-08-01 | 御住職指導

正林寺御住職指導(H16.8月 第7号)

 八月は皆様の御先祖様を供養する大事な月であります。今現在、この世に我が身があるのも御先祖様が居られたからであります。毎年八月の十五日は盂蘭盆会です。寺院(正林寺)へ参詣され御先祖様に感謝の意を込めて御経と御題目を唱えお焼香をし、御塔婆を建立することで御先祖様を安心させることができます。

 日蓮大聖人様は『盂蘭盆御書』に、
「目連尊者が法華経を信じまいらせし大善は、我が身仏になるのみならず、父母仏になり給ふ。」(御書一三七七)

と仰せであります。

 寺院へ参詣され御本尊様に御経(法華経)を上げることで、我が身が仏様の清らかな命となり、その清められた気持ちで御本尊様に御先祖様の供養を願うことで成仏していきます。

 もし、盂蘭盆会の供養を怠ると皆様の御先祖様は来世で路頭に迷い、皆様の生活にも影響を与えてきます。御先祖様が迷わないように御本尊様の力によって導いてあげることが大切です。それが盂蘭盆会を行う意味になります。
 八月十五日には家族そろって寺院に詣でて、御題目の南無妙法蓮華経を唱え今は亡き御先祖様を成仏へ導きましょう。

 日蓮正宗では古来から「常盆常彼岸」といわれ、毎日の修行である勤行唱題により御先祖様の成仏を願うことができます。八月の盂蘭盆会以外に一年365日、御先祖様の供養を毎日忘れることなく御本尊様に祈っていくことも大事であります。今月は特に御先祖様への供養を特別に寺院へ参詣して行う重要な月です。

 御先祖様には、毎月命日があります。その命日を忘れることなく供養する日も寺院ではあり、毎月行われる一日の先祖供養にも参加することが大切でしょう。 以上、皆様の更なる精進をお祈りし住職の挨拶と致します。