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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(R5.8)

2023-09-05 | 日如上人御指南

 

法恵寺移転新築落慶法要の砌

於 福岡県大牟田市  

(大日蓮 令和5年9月号 第931号 転載)

(大白法 令和5年8月16日 第1107号 転載)

 本日は、法恵寺移転新築落慶法要が諸天善神の寿ぐなか、かくの如く厳粛かつ盛大に奉修され、まことにおめでとうございます。
 これもひとえに、仏祖三宝尊の御加護はもとより、住職・近藤恒道房の愛宗護法の堅固な信念と、御信徒各位の外護の赤誠によるものであり、御本尊様も本日の盛儀を御高覧、御嘉納あそばされているものと、心から厚くお祝い申し上げます。
 そもそも、本宗寺院はそれぞれの地域における弘通の法城として建立されるものでありますが、その役割を果たしていくためには、僧俗一致・異体同心の団結がまことに大事であります。
 されば、大聖人様は『生死一大事血脈抄』に、
「総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此(じたひし)の心なく、水魚の思ひを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱へ奉る処を、生死一大事の血脈とは云ふなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり。若し然らば広宣流布の大願も叶ふべき者か。剰(あまつさ)へ日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば、例せば城者として城を破るが如し」(御書514)
と仰せられ、妙法広布の戦いにおいて、いかに異体同心の団結が大事であるかを御教示あそばされているのであります。
 特に、今日の如き、新型コロナウイルス感染症やウクライナ問題など、末法濁悪の世相そのままに、国内外ともに騒然とした様相を呈している時、まさにかくなる時こそ、私どもは、一人ひとりがこの難局を乗り越えていくために『立正安国論』の御聖意を拝し、一意専心、妙法広布に挺身していかなければならないと思います。
 もちろん、私達が妙法広布に挺身していけば、魔も競い起こって私達の信心を妨害してきます。
 しかし、大聖人様は『兄弟抄』に、
「此の法門を申すには必ず魔出来すべし。魔競はずば正法と知るべからず。第五の巻に云はく『行解(ぎょうげ)既に勤めぬれば三障四魔紛然として競ひ起こる、乃至随ふべからず畏(おそ)るべからず。之に随へば将(まさ)に人をして悪道に向かはしむ、之を畏れば正法を修することを妨ぐ』等云云。此の釈は日蓮が身に当たるのみならず、門家の明鏡なり。謹んで習ひ伝へて未来の資糧とせよ」(御書986)
と仰せであります。
 すなわち、たとえいかなる魔が競い起きようが、魔は仏様には絶対に勝てないのでありますから、私どもは強盛に妙法信受の一念を貫き、毅然として自行化他の信心に住していけば、魔は必ず退散し、勝利を勝ち取ることができるのであります。
 どうぞ、皆様方には今日の法要を機に、なお一層の信心に住し、妙法広布に挺身され、もって自他共の幸せを築かれますよう心から願い、一言もって挨拶といたします。

 

日如上人猊下御指南目録(R4~)

 

日如上人猊下御指南目録(H27~R3)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南 

 

日蓮正宗公式HP  

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日蓮正宗教学研鑽所  

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大日蓮出版   

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青年僧侶邪義破折班 

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熱原信徒の志「熱原法難」

2023-09-05 | 御住職指導

正林寺御住職指導(R5.9月 第236号)

 宗祖日蓮大聖人は『異体同心事』に、
「あつわら(熱原)の者どもの御心ざし」(御書1389)
と仰せであります。異体同心の原点ともなる御指南であり、「あつわら(熱原)の者ども」とは、宗門史上有名な「熱原三烈士」をはじめとする、熱原の法華講衆のことであります。
 異体同心の実現には、大聖人の熱原信徒を深く思いやられて認められた御書である『聖人御難事』を拝し、講中一結して奮起する信行が大切であります。
 その『聖人御難事』に、
「あつわら(熱原)の愚癡の者どもい(言)ゐはげ(励)ましてを(堕)とす事なかれ。彼等には、たゞ一えん(円)にをも(思)い切れ、よからんは不思議、わるからんは一定とをも(思)へ」(御書1398)
と仰せであります。熱原の法華講衆は、この御指南を拝し奉り、いい励まして退転することなきようお互いに大聖人のお言葉の実践行に思い切りました。むしろ良い事は稀少で不思議なことであり、悪事は罪障消滅の過程でのように必ず起こることで、「悪は多けれども一善にかつ事なし」(御書1390)との志で熱原の法華講衆は不惜身命の決意を堅持しました。

 熱原法難の経緯は、大聖人が身延に入山された文永11(1274)年以降、日興上人は大聖人へのお給仕のかたわら、甲斐駿河伊豆遠江などへ教線を拡大された頃にさかのぼります。特に富士方面では、幼少時代に修行した蒲原四十九院・岩本実相寺を中心として折伏弘通に精励されました。
 それに伴い建治元(1275)年ごろには、岩本実相寺から東へ約4キロメートルのところにあった天台宗の古刹・滝泉寺の寺家僧、下野房日秀・越後房日弁・少輔房日禅等が帰伏改宗しました。さらに富士郡下方荘熱原郷(富士市厚原周辺)の神四郎・弥五郎・弥六郎の兄弟三人をはじめ多くの農民が帰依するなど、その後も入信者はあとを絶たなかったのであります。この状況に危機感を覚えた滝泉寺の院主代・行智は、政所の役人と結託して熱原の法華講衆を迫害する機会を狙っていました。

 弘安2(1279)年9月21日、多くの法華講衆が下野房日秀の田の稲刈りを手伝っていることを聞きつけた行智は、武士達を集めて押しかけ、神四郎以下20名の農民達はその場で取り押さえられ、下方の政所に拘留されました。
 さらに行智は、神四郎の兄・弥藤次の名をもって、他人の田の稲を刈り取ったと、事実とは正反対の訴状を作り、農民達をその日のうちに鎌倉へ押送したのです。
 この事件を聞いた日興上人は、すぐさま、その状況を身延の大聖人に報告されました。大聖人は熱原の信徒達のことを深く思いやられ、さっそく『聖人御難事』を認めて門下一同の団結と奮起を促されて、幕府に真相を訴える申状(滝泉寺申状)の草案を日興上人に送り、問注(裁判)に備えるよう指示されました。
 10月15日、平左衛門尉頼綱は私邸で神四郎達への尋問を執り行い、事件の真相には触れることなく、「汝ら速やかに法華の題目を捨てて念仏を称えよ。さすれば罪を許して即刻帰国さすべし、さもなくば重罪に処す」と威嚇したのです。しかし、熱原信徒の志を堅持し常に法華経への信仰を教えられていた神四郎達農民は、少しもひるむことなく、ひたすら題目を唱え続けたのでした。念仏は足代であり、法華は宝塔であることを確信していたからであります。
 この農民達の唱題の声に激怒した平左衛門尉は、当時13歳の息子・飯沼判官資宗に蟇目の矢を射させて拷問を加えたのです。しかし神四郎らの唱題の声はますます高くなるばかりで、これにより狂乱の極みに達した平左衛門尉は、無惨にも、ついに農民の中心者であった神四郎・弥五郎・弥六郎の三人を斬首したのであります。
 この熱原法難で殉死した三人は、のちに「熱原の三烈士」と呼ばれ、今日まで信徒の鏡として称えられています。
 なお、大聖人を迫害し続けた平左衛門尉は、神四郎らを斬首に処した14年後の永仁元(1293)年、謀反が発覚し、父子共々誅殺されるという法華の現罰を受けたのでした。
 以上が、熱原法難の一連の経緯となります。法難の詳細について、『日蓮大聖人正伝』の「第17章 出世の本懐」(改訂版P353~374)に解説されております。

 この法難で学ぶべきことは、まず熱原信徒の志として『異体同心事』に説かれる「異体同心」との御指南であります。

「異体同心なれば万事を成(じょう)じ、同体異心なれば諸事叶ふ事なし」(御書1389)
 体は異なっていても心が同じ方向へいけば成すことができ、同じ体でも心が異なる方向へいけば何事も叶うことはありません。信心は一人信心では貫くことが困難であり、異体同心する信心がいかに重要であるかとの御指南になります。

「殷(いん)の紂(ちゅう)王は七十万騎なれども同体異心なればいくさ(軍)にまけぬ。周の武王は八百人なれども異体同心なればかちぬ」(御書1389)
 中国の歴史上、同体異心と異体同心の歴然とした違いを御指南であります。同体異心では、気持ちがバラバラであるためまとまりなく負けてしまいます。異体同心は、たとえ少数でも一致団結しているために勝機があります。

「日本国の人々は多人なれども、同体異心なれば諸事成ぜん事かたし。日蓮が一類は異体同心なれば、人々すくなく候へども大事を成じて、一定(いちじょう)法華経ひろまりなんと覚へ候」(御書1389)
 日蓮正宗の僧俗において異体同心する講中では心肝に染めるべき大事な御指南であります。折伏誓願目標達成には必須です。

 熱原信徒の志として、法難の最中、『異体同心事』を心肝に染めた実践行の貴い振る舞いであります。その振る舞いはまさしく、『崇峻天皇御書』に、
「教主釈尊の出世の本懐は人の振る舞ひにて候けるぞ。」(御書1174)
と仰せである、大聖人の出世の本懐を遂げられる御境界へと、熱原信徒の振る舞いにより顕現あそばされたと拝信申し上げます。
 大聖人は、入信間もない熱原の農民達が身命に及ぶ大難中、信仰を貫いた姿を機縁として出世の本懐を遂げられます。

 まさに、出世の御本懐である本門戒壇の大御本尊は、熱原法難(御書1402)を契機に「よき師とよき檀那とよき法と、此の三つ寄り合ひて」(御書1314)との条件が調った時を、日蓮大聖人は御照覧なされ出現あそばされた究極の御本尊であります。「よき師」とは仏宝の日蓮大聖人・僧宝の日興上人、「よき檀那」とは熱原の三烈士をはじめ熱原の法華講衆、「よき法」とは本門戒壇の大御本尊であります。

 この熱原信徒の志を堅持するところには『四条金吾殿御返事』に、
「法華経の御信心強盛なれば大難もかねて消え候か。是につけても能く能く御信心あるべし。」(御書1292)
との信行の実践があることは申すまでもありません。まさに師弟相対の信心を貫き通した熱原信徒の貴い振る舞いでありました。

 最後に、9月は「経の一字のまつり」との月に当たり、御難会が奉修され、さらに宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年 慶祝記念総登山があります。謗法厳誡を宗是とし熱原信徒の志を心にとどめ、「須弥山に近づく鳥は金色となるなり」(御書1054)との御指南を心肝に染めて登山させていただきましょう。

 

宗祖日蓮大聖人『四条金吾殿御返事』に曰く、
「李広(りこう)将軍と申せしつはものは、虎に母を食らはれて虎に似たる石を射しかば、其の矢、羽(は)ぶくらまでせめぬ。後に石と見ては立つ事なし。後には石虎(せっこ)将軍と申しき。貴辺も又かくのごとく、敵はねら(狙)ふらめども法華経の御信心強盛なれば大難もかねて消え候か。是につけても能く能く御信心あるべし。」(御書1292)


令和5年9月度行事予定

2023-09-05 | 正林寺行事予定
月1日(金)午後7時30分、御経日
 
9月2日(土)午後7時、活動対策会議
 
9月3日(日)午前9時、広布唱題会
            引き続き、法話会(終了後、仏道修行実践かるた大会)
 
9月9日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
9月10日(日)午後1時、御講
 
9月12日(火)午後7時30分、御難会
 
9月17日(日)慶祝記念総登山(総本山大石寺)
 
9月23日(土)午後1時、秋季彼岸会
        午後7時、役員会(寺報「正林」発送準備)
 
9月24日(日)午後1時、支部壮年部会
 
9月28日(木)午後1時、群馬布教区僧俗指導会(高崎・勝妙寺)
 
9月30日(土)午後7時、活動対策会議
 

 

一、令和5年の年間方針・『折伏躍動の年

二、令和5年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題の徹底で活動の充実

 ②破邪顕正の折伏で誓願達成

 ③寺院参詣と登山推進で人材育成

 

富士年表(宗祖御在世)

 

富士年表(宗祖滅後)

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

創価学会員のみなさんへ

 

創価学会員への折伏教本

 

大白法号外
 

 


あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

創価学会の偽造本尊義を破す

 

創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す

 

正林寺御住職指導過去ログ集

 

 正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

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