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日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御言葉 法華講連合会 第60回総会

2024-04-05 | 日如上人御指南

 

法華講連合会 第60回総会

於 総本山 

(大日蓮 令和6年5月号 第939号 転載)

(大白法 令和6年4月1日 第1122号 転載)

  本日は、本門戒壇の大御本尊まします、ここ総本山において、法華講連合会第60回総会が開催され、まことにおめでとうございます。
 つきましては、本日は『立正安国論』について少々申し上げたいと思います。
 既に、皆様方も御承知の通り『立正安国論』は、今を去る764年前、文応元(1260)年7月16日、宗祖日蓮大聖人御年39歳の時、当時、寺社奉行であった宿屋左衛門入道を介して、時の最高権力者・北条時頼に提出された国主への諌暁書であります。
 すなわち『立正安国論』は、大聖人が、日本国の上下万民が謗法の重科によって、今生においては天変地夭・飢饉・疫癘をはじめ、自界叛逆難・他国侵逼難等の重苦に責められ、未来には無間大城に堕ちて阿鼻の炎にむせぶことを悲嘆せられ、一往は和光同塵して仏の弟子として、再往は末法の御本仏としての大慈大悲をもって、前執権・北条時頼ならびに万民をお諌めあそばされたところの折伏諌暁書であります。
 この『立正安国論』は、全体が客と主人との十問九答の形式から成っており、客の最後の問いは、そのまま主人の答えとなっております。
 今、その大要を申せば、初めに、正嘉元(1257)年8月23日の前代に越えたる大地震をはじめ、近年より近日に至るまで頻発する天変地夭・飢饉・疫癘等の悲惨な状況を見て、その原因は世の中の人々が皆、正法に背き、悪法を信じていることにより、国土万民を守護すべきところの諸天善神が所を去って、悪鬼・魔神が便りを得て住み着いているためであるとし、金光明経、大集経等を引かれて、正法を信ぜず、謗法を犯すことによって、三災七難が起こると仰せられているのであります。
 三災七難の「三災」とは、穀貴・兵革・疫病のことで、穀貴とは五穀、穀物の収穫が減少し、価が高くなり、入手が困難になることであります。兵革とは、戦争が起きることであります。疫病とは、伝染病が流行ることを言います。
 「七難」とは、薬師経によれば、1番目は「人衆疾疫難」で、伝染病などが流行し、多くの民衆が死亡したり、病気になったりすることであります。
 2番目が「他国侵逼難」で、他国が攻め入り、侵略しようと襲ってくることであります。
 3番目が「自界叛逆難」で、仲間同士が争い、内乱、自国内の戦争が起きることであります。
 4番目が「星宿変化難」で、彗星や流星が現れて、星の運行に異変を生じたりすることであります。
 5番目が「日月薄蝕難」で、太陽・月の軌道がずれ、寒暑が逆になることであります。
 6番目が「非時風雨難」で、季節はずれの暴風雨等、天候が異変することであります。
 7番目が「過時不雨難」で、雨期になっても雨が降らないことであります。
 すなわち、謗法を犯すことによって、このような災難が起こると仰せられ、これら不幸と混乱と苦悩を招いている原因は、ひとえに法然の念仏であると断ぜられ、この一凶を断ち、謗法を対治して正善の妙法を立つる時、国中に並び起きるところの三災七難等の災難は消え失せ、積み重なる国家の危機も消滅して、安寧にして盤石なる仏国土が出現すると仰せられています。しかし、もし正法に帰依しなければ、七難のうち、まだ起きていない自界叛逆難と他国侵逼難の二難が競い起こると予言され、速やかに「実乗の一善」すなわち、三大秘法の南無妙法蓮華経に帰依するよう結んでおられるのであります。事実、大聖人様が予言せられた自界叛逆難と他国侵逼難の二難は、のちに北条時輔の乱、蒙古襲来となって現れたのであります。
 また『立正安国論』の対告衆は、北条時頼であり、予言の大要は自界叛逆難・他国侵逼難の二難でありますが、実には一切衆生に与えられた諌暁書であります。
 さらに御文中、
「如かず彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには」(御書241)
と仰せられているように、一往付文の辺は専ら法然の謗法を破折しておりますが、再往元意の辺は広く諸宗の謗法を破折しておられるのであります。
 したがって、当抄は一往は念仏破折であり、権実相対の上からの破折でありますけれども、「立正」の意義から拝せば、一重立ち入って、天台過時の迹を破し、法華本門を立てて正とする故に本迹相対となります。さらにまた、一歩深く立ち入って拝するならば、久遠下種の正法、すなわち末法弘通の三大秘法の妙法蓮華経を立てて、本果脱益の釈尊の法華経を破するが故に種脱相対となるのであります。つまり、「立正」の「正」とは、下種の本尊にして三大秘法がその正体であります。
 また「立正」の両字につきまして、総本山第二十六世日寛上人は、
「立正の両字は三箇の秘法を含むなり」(御書文段6)
と仰せであります。
 すなわち「立正」とは、末法万年の闇を照らし、弘通するところの本門の本尊と戒壇と題目の三大秘法を立つることであり、正法治国・国土安穏のためには、この三大秘法の正法を立つることこそ、最も肝要であると仰せられているのであります。
 さらにまた「安国」の両字につきまして、
「文は唯日本及び現在に在り、意は閻浮及び未来に通ずべし」(御書文段5)
と仰せであります。すなわち、国とは一往は日本国を指しますが、再往は全世界、一閻浮提を指しているのであります。
 されば、今、世情騒然として、天災・人災などが頻発し、また世界的に大きな戦争なども起こりかねない不穏な様相を呈しておりますが、かかる時こそ、私ども一同、異体同心の団結をもって、立正安国の御理想実現へ向けて、一意専心、折伏を行じ、もって妙法広布に全力を傾注していくことが最も肝要であり、急務であることを知らなければなりません。
 大聖人様は『南条兵衛七郎殿御書』に、
「いかなる大善をつくり、法華経を千万部書写し、一念三千の観道を得たる人なりとも、法華経のかたき(敵)をだにもせめざれば得道ありがたし。たとへば朝につか(仕)ふる人の十年二十年の奉公あれども、君の敵をし(知)りながら奏しもせず、私にもあだ(怨)まずば、奉公皆う(失)せて還ってとが(咎)に行なはれんが如し。当世の人々は謗法の者とし(知)ろしめすべし」(御書322)
と仰せられ、『持妙法華問答抄』には、
「『三界は安きこと無し、猶火宅の如し』とは如来の教へ『所以に諸法は幻の如く化の如し』とは菩薩の詞なり。寂光の都ならずば、何(いづ)くも皆苦なるべし。本覚の栖を離れて何事か楽しみなるべき。願はくは『現世安穏後生善処(げんせあんのんごしようぜんしよ)』の妙法を持つのみこそ、只今生の名聞後世の弄引なるべけれ。須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ、今生人界の思出なるべき」(御書300)
と仰せられ、『立正安国論』には、
「早く天下の静謐を思はゞ須く国中の謗法を断つべし」(御書247)
と仰せであります。
 されば、私ども一同、これらの御金言を拝し、邪義邪宗の謗法の害毒によって世の中が乱れ、苦悩に喘ぐ多くの人々を一日も早く、そして一人でも多く救済すべく折伏を行じ、もって妙法広布に全力を傾注していくことが、今こそ急務であることを銘記され、講中一結・異体同心し、勇躍として折伏を行じられますよう心から願うものであります。
 どうぞ皆様には、
「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶ふ事なし」(御書1389)
との御金言を拝し、本年「折伏前進の年」に当たり、勇躍として前進されますよう心から願い、本日の挨拶といたします。

 

日如上人猊下御指南目録(R4~)

 

日如上人猊下御指南目録(H27~R3)

 

日如上人猊下御指南目録(H18~26)

 

 

御法主日如上人猊下過去の御指南 

 

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日蓮正宗教学研鑽所  

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大日蓮出版   

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青年僧侶邪義破折班 

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大願とは法華弘通なり

2024-04-05 | 御住職指導

正林寺御住職指導(R6.4月 第243号)

 宗祖日蓮大聖人の宗旨建立会の月に、日蓮正宗では総本山客殿において教師補任式が執り行われます。
 御法主日如上人猊下は「令和5年(2023)4月27日 教師補任式の砌」に、
「教師補任式は、別名を新説免許とも言い、本宗僧侶にとっては三世の大願にして、この新説免許を経て初めて高座説法が許される、まことに厳粛にして、重要な儀式であります。(中略)三世の大願たる本日の新説の式を機に、なお一層、教学の研鑚に励み、宗門の興隆発展に寄与するとともに、今日の新説免許における説法を充分に活かし、広布へ向けて、さらなる御奉公に励み、もって広大なる仏恩に報い奉るよう心から念ずるものであります。」(大日蓮 第928号 R5.6)
と御指南あそばされました。令和6年(2024)も4月26~27日に執り行われる予定です。本年、晴れてコロナ禍を乗り越え、「三世の大願」となる新説の式に登高座する若き富山の竜象(新説者)にお祝いのエールを送ります。

 さて、「大願とは法華弘通なり」とは、御法主上人猊下が仰せの「三世の大願」につうじることであります。真の幸せをもたらすために、法華経文底下種の教えが多くの人々の生活に根ざし、心のより所となることで絶対的な幸福になるため、法華経を弘めることが大きな願いとなります。それが「大願とは法華弘通なり」であります。
 釈尊が説かれた法華経の「法師品第十」に、
「薬王、当に知るべし。是の諸人等は、已に曽て十万億の仏を供養し、諸仏の所に於て、大願を成就して、衆生を愍れむが故に、此の人間に生ずるなり。
薬王、若し人有って、何等の衆生か未来世に於て、当に作仏することを得べきと問わば、応に示すべし。」(法華経319)
との教えから法華弘通の大願成就があります。その大願を成就するため、衆生を愍み御誕生あそばされたのが、外用は上行菩薩で内証が御本仏の宗祖日蓮大聖人です。

 大聖人は大願について『御義口伝』に、
「大願とは法華弘通なり、愍衆生故とは日本国の一切衆生なり、生於悪世の人とは日蓮等の類なり、広とは南閻浮提なり、此経とは題目なり。今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱へ奉るものなり。」(御書1749)
と御指南であります。
 この大願のもとに立宗宣言あそばされました。それから外用を払い本地を顕す発迹顕本あそばされ「はじめて法華弘通のはたじるしとして顕はし奉るなり」(御書1387)との御本尊を顕され、御本尊にむかって祈ることに絶対的幸福をもたらす信心、つまり善心を養うことができます。その善心が即身成仏につながります。大聖人は『御講聞書』に、
「善心とは法華弘通の信心なり。所謂南無妙法蓮華経是なり」(御書1845)
と仰せであります。この善心には、「広宣流布の大願」(御書642)と「願はくは我が弟子等、大願ををこせ」(御書1428)との確固たる発心が大事であります。
 それはまさに「必ず四弘誓願を発すべし」(御書181)との御指南につながることが肝要です。
 この大願を発して自行化他に精進することが末法のあるべき仏道修行となります。

 反面、法華の宝塔とは異なる足代的存在の「阿弥陀如来の四十八願、薬師如来の十二大願」(御書690)等について、大聖人は『妙法曼陀羅供養事』に、
「此等の薬をつかはヾ病消滅せざる上、いよいよ倍増すべし。此等の末法の時のために、教主釈尊・多宝如来・十方分身(ふんじん)の諸仏を集めさせ給ふて一の仙薬をとヾめ給へり。所謂妙法蓮華経の五の文字なり。此の文字をば法慧(ほうえ)・功徳林(くどくりん)・金剛薩・(さった)・普賢(ふげん)・文殊(もんじゅ)・薬王・観音等にもあつらへさせ給はず。何(いか)に況んや迦葉・舎利弗等をや。上行菩薩等と申して四人の大菩薩まします。此の菩薩は釈迦如来、五百塵点劫(じんでんごう)よりこのかた御弟子とならせ給ひて、一念も仏をわすれずまします大菩薩を召し出だして授けさせ給へり。」
(御書690)
と、爾前諸経の「四十八願・十二大願」等は、法華弘通の大願よりも劣ることを御指南であり、末法では仙薬となる本門の本尊を信じ奉る題目の南無妙法蓮華経を唱えることを教えられています。

 数十年後の未来に、日本の人口減少がささやかれるなか、信仰の寸心を改めて大願とは法華弘通なりとの信仰心を人口比率的に多くなれば、依正不二の原理により法界の絶対的な幸福は確立するとのことでもあります。一人だけでの信仰では限界があります。まさに、大願とは法華弘通なりである折伏行が必要です。折伏行が前進しなければ、謗法となる邪宗邪義が蔓延り、三災七難が起こることを大聖人は『立正安国論』に御指南であります。
 御法主日如上人猊下は、「法華講連合会 第60回 総会」におかれて、
「世の中の人々が皆、正法に背き、悪法を信じていることにより、国土万民を守護すべきところの諸天善神が所を去って、悪鬼・魔神が便りを得て住み着いているためであるとし、金光明経、大集経等を引かれて、正法を信ぜず、謗法を犯すことによって三災七難が起こると仰せられているのであります。(中略)『立正』とは、末法万年の闇を照らし、弘通するところの本門の本尊と戒壇と題目の三大秘法を立つることであり、正法治国・国土安穏のためには、この三大秘法の正法を立つることこそ、最も肝要であると仰せられているのであります。」(大白法 第1122号 R6.4.1)
と、『立正安国論』の大切な御書の極理を御指南あそばされました。

 現在、邪宗邪義が蔓延するために、日本国の一切衆生の人口減少が加速しつつあります。戦後、一時期、昭和時代には人口が増加し憲法で信教の自由が保障されて、「今身より仏身に至るまで」(御書1843)の御授戒を受け、日蓮正宗に入信され本門の本尊を信じた題目の南無妙法蓮華経を唱える大聖人の正法に帰依する人も多くなり、仏法的な果報として経済も高度成長できたと察します。その後、平成になり本門戒壇の大御本尊から離脱した創価学会の「魂の独立」などにより正法正義から人口が減り、同時に平成には、その罪過によると考えられる日本での経済的なバブル崩壊が社会的にありました。
 大聖人は『南部六郎殿御書』に、
「山家大師は『国に謗法の声有るによて万民数を減じ、家に讃教の勤めあれば七難必ず退散せん』と」(御書463)
山家大師である伝教大師最澄の言葉を引用されて、謗法の邪説を唱える声が多くなれば人口が減少することを警告あそばされております。まさに「体曲がれば影なゝめなり」(御書1469)であり、本門戒壇の大御本尊から離れ、正縁を結ばない行為は厳に慎むべき事であります。
 そのためにも、御法主日如上人猊下が、
「本年『折伏前進の年』を勝利するためには、各講中ともに異体同心の団結をもって、弛まず行動を起こすことが必須であります。
 すなわち、一閻浮提第一の大御本尊様ヘの絶対の確信を持って、一切衆生救済の誓願に立ち、妙法広布に挺身する断固不動の信心と実践活動、そして異体同心の団結こそ、折伏誓願達成の鍵であります。」(大日蓮 第938号 R6.4)
との御指南を異体同心して折伏前進することが非常に重要となります。

 冒頭での御法主日如上人猊下の御言葉に、
「三世の大願たる本日の新説の式を機に、なお一層、教学の研鑚に励み、宗門の興隆発展に寄与」(大日蓮 第928号 R5.6)
との一説がありました。
 過去の新説免許の折に、第六十七世日顕上人は、
「これからの宗門の布教ということにおきましては、とにかく御説法をする以上はなるべく聞く人に、よく理解をしてもらう、解らせるということが大切であります。したがって、四悉檀ということをよく心に掛けて、第一義の御本尊様を内容とする尊い御法門に対して、その人その人の機根における対治悉檀としての破折が必要の場合、あるいは為人悉檀としての、その人の色々な境界に応じての内容をやさしく説き明かしていくということもまた、考えなければならないのであります。
 しかしながら、ともかく説者の一同が真剣に行いました。これを皮切りに、これから宗門の僧侶としてどこにおいても日蓮正宗の教義を正しく説法していくということの許可が、本日をもって与えられるわけであります。」(大日蓮 第641号 H11.7)
と、日蓮正宗の全国寺院教会の住職主管は、この御指南のもとに住持されています。拙僧も三世の大願である新説免許の高座説法を過去に許され補任状を賜りました。その後、末寺在勤から当寺の住職を拝命させていただき、毎月の指導は、御法主上人猊下仰せの「なお一層、教学の研鑚に励み、宗門の興隆発展に寄与」との御言葉を心に刻みさせていただいております。同時に、「三世の大願」である三世の過去・現在・未来にわたる、過去の出家以前にお世話になった方、出家当時から僧道を歩む過程でお世話になりご縁のあった全ての方々への恩返しでもあります。さらに、現在では当寺院に所属される法華講員の育成、そして折伏誓願目標に向けて折伏させていただいた方、またネット上でご縁を持つ方々への尊い仏縁や下種折伏と「一切衆生の恩」(四恩)を施す意味もあります。さらには未来において、末法万年尽未来際を含めた、いまだご縁のない方々への仏縁を結ぶための願いが、「三世の大願」であると存じます。
 それはまさしく、広大なる仏恩に報い奉る「大願とは法華弘通なり」(御書1749)との御指南からです。そして、大聖人の『諌暁八幡抄』に仰せである、
「只妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れんとはげむ計りなり。此即ち母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲なり。」(御書1539)
との実践行であります。その未来に「広宣流布の大願をも成就すべきなり」(御書642)との実現を確信しているからであります。『上野殿御返事』に「一時に信ずる事あるべし」(御書1123)と。

 最後に、4月は宗旨建立会が奉修されます。宗旨建立は、まさに大聖人の御意「大願とは法華弘通なり」であります。

 

宗祖日蓮大聖人『諌暁八幡抄』に曰く、
「今(いま)日蓮は去(い)ぬる建長(けんちょう)五年(ごねん) 癸丑 四月廿八日(しがつにじゅうはちにち)より、今(いま)弘安(こうあん)三年(さんねん) 太歳庚辰 十二月(じゅうにがつ)にいたるまで二十八年(にじゅうはちねん)が間(あいだ)又(また)他事(たじ)なし。只(ただ)妙法蓮華経の七字(しちじ)五字(ごじ)を日本国(にほんごく)の一切衆生(いっさいしゅじょう)の口(くち)に入(い)れんとはげむ計(ばか)りなり。此(これ)即(すなわ)ち母(はは)の赤子(あかご)の口(くち)に乳(ちち)を入(い)れんとはげむ慈悲(じひ)なり。」(御書1539)


令和6年4月度行事予定

2024-04-05 | 正林寺行事予定
月1日(月)午後7時30分、御経日
 
4月6~7日 御霊宝虫払大法会(総本山大石寺)
 
4月6日(土)午前9時、広布唱題会・法話会・仏道修行実践かるた大会
 
4月7日(日)午後2時、婦人部対象広布推進会(桐生・無量寺)
 
4月13日(土)午後7時30分、御逮夜御講
 
4月14日(日)午後1時、御講
 
4月21日(日)支部総登山(総本山大石寺
 
4月28日(日)午後1時、宗旨建立会
        午後3時、役員会(寺報「正林」発送準備)
 

 

一、令和6年の年間方針・『折伏前進の年

二、令和6年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で歓喜の活動
 ②講中一結して折伏実践
 ③支部総登山と寺院参詣で人材育成

 

富士年表(宗祖御在世)

富士年表(宗祖滅後)

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 

創価学会員のみなさんへ

 

創価学会員への折伏教本

 

大白法号外
 

 


あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同

 

時局協議会シリーズ

 

正本堂の御指南に対する
創価学会の『再お伺い書』の問難を破す

平成3年(1991年)12月25日 

  日蓮正宗時局協議会

 

日蓮正宗と戦争責任

時局協議会資料収集班1班

http://monnbutuji.la.coocan.jp/jikyoku/sennjise.html

 

創価学会の偽造本尊義を破す

 

創価学会の仏法破壊の邪難を粉砕す

 

正林寺御住職指導過去ログ集

御書五大部手引

正を立てて国を安んずる「立正安国論」
人本尊開顕の書「開目抄」
日蓮当身の大事「観心本尊抄」
末法の時を撰ぶ「撰時抄」
三大秘法への知恩報恩が大事「報恩抄」

 

 正林寺法華講員手引書

http://blog.goo.ne.jp/shourinzi1972/

法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

年回表(御法事)

末寺の年中行事

お天気情報他

日蓮正宗の仏具店

リンク

 

【本日の御聖訓】(メール配信)

正林寺支部掲示板(正林寺支部講中のみなさんへ連絡事項等)

正林寺掲示板更新履歴

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法華講正林寺支部 E-mailアドレス
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第68世御法主日如上人猊下御指南(R6.3)

2024-04-05 | 日如上人御指南

 

令和6年3月度広布唱題会の砌

於 総本山客殿  

(大日蓮 令和6年4月号 第938号 転載)

(大白法 令和6年3月16日 第1121号 転載)

 本日は広布唱題会に当たりまして、皆様には諸事御繁忙のところを参加され、いよいよの御精進をお誓いのことと存じます。
 既に御承知のように、本年「折伏前進の年」を勝利するためには、各講中ともに異体同心の団結をもって、弛まず行動を起こすことが必須であります。
 すなわち、一閻浮提第一の大御本尊様ヘの絶対の確信を持って、一切衆生救済の誓願に立ち、妙法広布に挺身する断固不動の信心と実践活動、そして異体同心の団結こそ、折伏誓願達成の鍵であります。
 我ら末代の衆生は、たとえその身は貪瞋癡の三毒に苛まれた者であったとしても、大御本尊様への絶対の信心によってその身そのままの姿で成仏の相を現じ、三世にわたる真の幸せを築くことができるのであります。
 故に、大聖人様は『南部六郎三郎殿御返事』のなかで、
「阿闍世王は父を殺害し母を禁固せし悪人なり。然りと雖も涅槃経の座に来たって法華経を聴聞せしかば、現世の悪瘡を治するのみに非ず四十年の寿命を延引したまひ、結句無根初住の仏記を得たり。提婆達多は閻浮第一の一闡提の人、一代聖教に捨て置かれしかども此の経に値ひ奉りて天王如来の記?を授与せらる。彼を以て之を推するに末代の悪人等の成仏不成仏は、罪の軽重に依らず但此の経の信不信に任すべし(中略)法華経の心は当位即妙・不改本位と申して罪業を捨てずして仏道を成ずるなり。天台の云はく『他経は但善に記して悪に記せず、今経は皆記す』等云云。妙楽の云はく『唯円教の意は逆即是順なり。自余の三教は逆順定まるが故に』等云云」(御書684)
と仰せであります。
 すなわち、阿闍世王は提婆達多にそそのかされて、父の頻婆娑羅王を殺害して王位に即いた残虐非道の者でありますが、名医と言われた耆婆の勧めによって釈尊に会って帰依し、法華経を聴聞して、全身の悪瘡を治すのみならず、四十年も寿命を延ばすことができ、無根初住の仏記を得たのであります。無根初住とは、信心の機根のない者が妙法の力によって信ずる心を生じ、初住、つまり不退転の位に至ることであります。
 また、提婆達多は釈尊を妬み、ことごとく敵対し、三逆罪、すなわち大石を落として釈尊の足から血を出だし、蓮華比丘尼を殺し、和合僧を破るの三罪を犯した閻浮第一の一闡提人、つまり正法を信ぜず、悟りを求める心がなく、成仏する機縁を持たないと言われた者であります。一度は地獄に堕ちましたが、法華経提婆達多品において釈尊は過去世の因縁を説いて、提婆達多が善知識であることを明かし、天王如来との成仏の記別を与えられたのであります。
 これら阿闍世王や提婆達多の例に示されるが如く、末代の衆生の成仏、不成仏は、罪の軽重によって決まるのではなく、その人の信、不信、すなわち信心があるか、ないかによって決まると仰せられているのであります。つまり「以信得入」と仰せのように、信こそ成仏得道の要であります。
 したがって、もし過去の罪障の軽重によって成仏、不成仏が決まるというのであれば、悪逆の提婆達多も阿闍世王も、その罪のあまりにも深いことによって、成仏することはできなかったはずであります。
 つまり、爾前権教においては善根の者には成仏を保証するも、阿闍世王や提婆達多が如き悪人については成仏を許されなかったのであります。しかし、法華経に至って「当位即妙・不改本位」と申して、過去に罪障を積んだ者でも、その身そのままの位で成仏することができたのであります。
 故に、大聖人様は『妙一女御返事』に、
「今本門の即身成仏は当位即妙、本有不改と断ずるなれば、肉身を其のまゝ本有無作の三身如来と云へる是なり。此の法門は一代諸教の中に之無し。文句に云はく『諸教の中に於て之を秘して伝へず』等云云」(御書1499)
と仰せられているのであります。
 また「逆即是順」と説かれて、爾前権教では順縁の者のみ成仏し、逆縁の者は成仏は許されなかったのでありますが、法華経に来たって、十界互具・一念三千の法門が明かされたことによって、順逆二縁ともに即身成仏することが明かされたのであります。
 故に『一念三千法門』には、
「凡そ此の経は悪人・女人・二乗・闡提を簡ばず。故に皆成仏道とも云ひ、又平等大慧とも云ふ。善悪不二・邪正一如と聞く処にやがて内証成仏す。故に即身成仏と申し、一生に証得するが故に一生妙覚と云ふ。義を知らざる人なれども唱ふれば唯仏と仏と悦び給ふ。『我即歓喜諸仏亦然』云云」(御書110)
と仰せられているのであります。
 すなわち、本門戒壇の大御本尊様に対する絶対的確信を持って信行に励むことこそ、一生成仏のための最高至善の方途であり、大御本尊様の広大なる力用と信受し奉る我らの信心、一切を御本尊様に帰命し奉る強盛なる信心があって、三世にわたる真の幸せを築くことができるのであります。
 されば皆様には、大御本尊様への絶対的確信を持って、まず、本年立てた折伏誓願は必ず達成され、本年を悔いなく戦いきられますよう心からお祈り申し上げ、本日の挨拶といたします。

 

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