日蓮正宗 正林寺 掲示板

法華講正林寺支部 正林編集部

第68世御法主日如上人猊下御指南(H23.2)

2011-02-12 | 日如上人御指南

 

 平成23年2月度 広布唱題会の砌

(於 総本山客殿)

(大日蓮 平成23年3月号 第781号 転載) 

 皆さん、おはようございます。
 本日は、総本山における二月度の広布唱題会に当たりまして、皆様には多数の御参加、まことに御苦労さまでございます。
 再三申し上げていることでありますが、宗門は昨年、国内外ともに折伏の気運が高まり大きな成果を挙げて、平成二十七年・三十三年へ向けて大きく前進することができました。
 これもひとえに、指導教師をはじめ御信徒各位が心を一つにして、あらゆる難関を乗り越え、戦ってきた結果であり、心から御健闘を祝すものであります。どうぞ本年「実践行動の年」もこの勢いをもってさらに精進を重ね、すべての支部が必ず誓願を達成されますよう、心からお祈りいたします。
 さて、御承知のとおり、今月は宗祖日蓮大聖人御誕生の月であります。
 大聖人は、貞応元(1222)年二月十六日、法華経に予証せられたとおり、外用上行菩薩、内証久遠元初自受用身の御本仏として末法に御出現あそばされましたが、その目的は、法華経本門寿量品文底秘沈の大法をもって、末法本未有善の一切衆生をしてことごとく仏道に入らしめ、即身成仏せしめるためであります。
 この御本仏大聖人の一切衆生救済の願業を今に引き継ぎ、その目的達成のために、身軽法重・死身弘法の御聖訓のままに、身を挺して御奉公に励んでいくところに、今日、本宗僧俗の最も大事な使命があると存ずるものであります。
 すなわち、謗法の害毒によって苦悩にあえぐ多くの人々に、一切衆生救済の秘法たる本因下種の妙法を下種し、折伏していくことが、使命にお応えする最善の方途であります。法華経法師品を拝しますと、滅後の弘教について「衣座室の三軌」が説かれております。すなわち、
「如来の室に入り、如来の衣を著、如来の座に坐して、爾して乃し四衆の為に広く斯の経を説くべし」(法華経329頁)
とあります。
「如来の室に入り」とは大慈悲の心を起こすことであります。「如来の衣を著」とは柔和忍辱の衣を着ることであります。「如来の座に坐す」とは、『御義口伝』には、
「座とは不惜身命の修行なれば空座に居するなり」(御書1750頁)
と仰せであります。
 つまり、柔和忍辱の衣を着て、不自惜身命の境地に立ち、慈悲の心をもって弘通せよと仰せられているのであります。
 たしかに、現代は折伏の方法も千差万別、種々の方法がありますが、基本的にはこの「衣座室の三軌」を心得て折伏することが大事ではないかと思います。
 さらに、それに加えて大事なことは、一人ひとりが大聖人の弟子檀那として、
「千万人と雖も吾れ往かん」
との、断固たる決意をもって折伏に立ち上がることであります。
 今、宗門は折伏の気運がおおいに高まり、僧俗一致しての取り組みによって、昨年は国内外ともに大きな成果を挙げることができました。
 そのなかでも特筆すべきことは、インドであります。海外部からの報告によりますと、昨年、インドのムンバイ地方では約一千二百人の方が御授戒をお受けになりました。その活動のもとになったのは、わずか三人からの折伏てあります。
 一人は御婦人で、元マレーシア人でありますが、三十年前に日本に帰化し、十年前に入信し、今はインドのムンバイにある旅行会社を経営しています。
 もう一人は、この方の兄に当たる方で、今はインドに帰化して、ムンバイに住んでおります。この方が一昨年、心臓病を患い緊急手術をいたしました。医者によると九十九パーセント命が助からないとのことでありましたが、前々から妹さんより折伏を受けており、お題目をあげ始めたのであります。その結果、手術も無事成功し、大きな功徳をいただいたのであります。そしてその後、一念発起して、妹さんと、あと一人のインド人の方と三人で折伏に立ち上がったのであります。
 三人目の方はインドの方で、ムンバイ地方の一粒種的な存在でありましたが、活動する同志もなく、一人信心を続けていましたが、今、申し上げたように、この御兄姉と出会い、力を合わせ、三人で折伏活動を開始したのであります。その結果、驚くことなかれ、昨年は約千二百人の方々が御授戒を受けられたのであります。まさに驚異的な数字であります。
 さらに今般、現地から海外部に電話があり、「現在、六百名の方が御授戒を待っています。いつ御授戒に来てくれますか」と言ってきたということであります。
 わずか三人から始めた折伏も、三人が心を合わせ、身軽法重・死身弘法の御聖訓のままに、何も恐るることなく、本気で折伏を実践していけば、折伏の輪は波状的に広がり、かくの如く、千二百人もの人を入信させることができるのであります。まさに、折伏は「本気になってやればできる」という証しであります。
 「為さざるなり。能わざるに非ざるなり」
という言葉があります。物事を実現できないのは、それが不可能だからではなく、やろうとしないからであるという意味であります。
 つまり、いくら能力があっても実行力や意思が足りなければ、物事は成就しないのであります。反対に、人はやる気になり、自信を持つと、能力以上の力を発揮するものであります。折伏も全く同じであります。
 言い換えれば、大御本尊様への絶対の確信と、やればできるという何ものにも挫けない堅忍不抜の強固なる意志と自信、飽くことなき努力をもってすれば、折伏は必ず達成成就できることを、このインドの三人の方々は証明しているのであります。
 したがって、もし折伏が思うようにできないという方がいらっしゃったら、自分で自分自身に限界の枠を設けず、「為せば成る」との信念を持って、このインドの方々の強盛なる信心を見習い、手本として、心機一転、折伏を行じていただきたいと思います。そうすれば折伏は必ずできます。
 さらに付言すれば、そのためにも折伏に当たっては、まずしっかりと唱題をすることであります。唱題の功徳は計り知れないものがあります。一人でも多くの人を折伏せずにはいられないという強い慈悲の一念をはじめ、折伏に必要なあらゆる力が身に具わります。また、自信もつきます。唱題の功徳と歓喜をもって折伏に打って出ることが、達成成就の秘訣であります。
 事実、昨年、誓願を達成した支部は僧俗一致して唱題を行い、歓喜に燃えて折伏に打って出て成果を挙げています。
 どうぞ皆様には、インドの方々に勝るとも劣らない強盛なる信心と実践行動をもって、本年「実践行動の年」にふさわしく折伏を行じ、もって誓願を必ず達成されますよう心からお祈り申し上げ、本日の挨拶といたします。


定業・不定業

2011-02-01 | 御住職指導

 

正林寺御住職指導(H23.2月 第85号)

 「定業」とは、過去の善悪の業因により果報を招くことが決定した業です。
 「不定業」とは、果報を招くことが決定していない業をいいます。

 この「定業」「不定業」の区別には、第一に、果報を受けるか受けないかによって分ける場合があります。
 これは、今生における身口意にわたる善悪の業が、重い業か、軽い業かによって受けるか受けないかを分けるものです。
 重い業の原因としては、強い煩悩、または善心によって深く考えた結果なされた業。また、父母などの恩あるものや、仏法僧のような功徳のあるものに対してなされた業などがあり、これらに対する行為や言動は、善につけ悪につけ定業となります。これ以外のものは軽い業であり、不定業となります。

 第二に果報を招く時が定まるか定まっていないものかを分ける場合に三種あります。順現法受業・順次生受業・順後次受業です。
 順現法受業とは、現世に業を作り現世に果を受けること。順次生受業とは、今世に業を作り次の生に果を受けること。順後次受業とは、今世に業を作り三生以後に果を受けることをいいます。

 第三に果報と時がともに定まっているか否かにより分ける場合に四種の業があります。異熟定・時分定・倶定・倶不定です。 異熟定とは、果を受けることは決まっているが、時は不定であること。時分定とは、時は定まっているが果を受けることが定まっていないこと。倶定とは、果と時がともに定まっていること。倶不定とは、果と時がともに定まっていないことをいいます。

 現在の宿業の中で、前世からの業によりすでに定まって改変することができないのが「定業」であり、自他の功徳や善業によって改められるのが「不定業」です。「不定業」は当然のこと、「定業」をもよく転じ、幸福な境界を得るため日蓮大聖人の仏法によらなければなりません。大聖人は『可延定業御書』に、
「業に二あり。一には定業、二には不定業。定業すら能く能く懺悔すれば必ず消滅す。何に況んや不定業をや」(御書760頁)
と仰せであります。人の智慧では計り知ることができず、転ずることのできない「定業」も、仏法の不可思議の功徳により救われるのであり、「定業」に苦しむ人が、深く過去の謗法罪を懺悔し、大聖人の御金言を信じ三大秘法の御本尊を受持し、南無妙法蓮華経と唱えるところ「定業」を転ずる大功徳が生じるのです。

 

 

 


平成23年2月度行事予定

2011-02-01 | 正林寺行事予定
◎2月1日(火)午後7時30分、御経日。
 
◎2月2日(水)午後7時30分、支部唱題会。
 
◎2月3日(木)午後7時30分、節分会。
 
◎2月6日(日)午前9時、広布唱題会。
 
◎2月6日(日)午後3時、青年部対象広布推進会(伊勢崎・常行寺)。
 
◎2月7日(月)午後7時30分、興師会。
  
◎2月9日(水)午後7時30分、支部唱題会。
 
◎2月12日(土)午後7時30分、御逮夜御講。

◎2月13日(日)午後1時、御報恩御講。

◎2月16日(水)午後7時30分、御誕生会。

◎2月19日(土)午後7時、役員・班長会。

◎2月20日(日)午後1時30分、群馬地方部総会(玉村町文化センター)。

◎2月23日(水)午後7時30分、支部唱題会。


 

 

一、平成二十三年の年間方針・『実践行動の年』

二、平成二十三年の年間実践テーマ

 ①勤行・唱題で広布へ前進

 ②折伏実践で御命題達成

 ③全講員で支部総登山

 

戒壇の大御本尊誹謗の悪書

『日蓮と本尊伝承』を破す

大日蓮転載

 
 
 あなたは創価学会の間違いをどう思いますか?

(破折文書)群馬布教区有志一同
 
 
正林寺法華講員手引書

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法統相続Q&A

※支部組織の充実強化に活用ください。

 

折伏と育成の心得

発行 日蓮正宗宗務院

 

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