1987年に大学進学のため長崎から東京へやって来た横道世之介。16年後・・・彼と関わった同級生や彼女たちは、彼を思い出すと笑顔になる。
横道世之介・・・いいキャラクターです。高良健吾はこういう役柄も出来る・・・というかこういう役柄のほうが似合ってるんじゃないかと思えるくらいに。それ以上に吉高ですよ・・・いまああいうキャラクターを嫌みなくできるのは彼女しかいないでしょう。
たった1年の出来事なんですけど、いろんなエピソードが面白くて・・・沖田監督らしい雰囲気が全面に出ている作品ですね。
震災後の釜石市のとある遺体安置所での十日間。
震災からまだ2年も経ってないだけにまだ早いような気もする題材ではあるんですけどね。もちろん観る前はある程度覚悟していましたけど、想像以上に迫ってくるもんがあります。
モデルとなる方々はいますが、これが事実ではないのは確かなんですけど、事実以上の真実が表現されてます。こういう時の西田さんは流石です・・・それと、小学生の遺体が運ばれた時の志田未来の演技は凄いですし、酒井若菜の演技も良かったです・・・。
ただ、見終わった後の引きずり方は尋常じゃない作品です。
