タイトルと公開されてた映像から、ある程度話のスジを予想してたんですけど、すっかり裏切られました（いい意味で）。
今作の薬師丸さんの可愛らしいこと・・・こんなに魅力的な薬師丸さんは『セーラー服と～』以来かもしれません・・・。40半ばから50前半の人の薬師丸ファンには堪らないものがある作品です。
トヨエツもいいんだけど、それ以上に石橋蓮司さんのオカマ役がいい味出すんですよ・・・。出演者が最小限にしているのが・・・元は舞台だそうですけど・・・話をややこしくしないで良かったです。
ラスト近くから、涙が止まらない作品です・・・独身の私で泣けるんですから、夫婦で見たら余計泣けるかもしれません。
「鷹の爪」劇場版の3作目。
今回もいろんなネタがちりばめられてます・・・国民的アニメの夫妻風がけんかしてたり、まんまるおなかの魚の女の子風が出てたり、いろんな人が声優で出たり、予算を表すメーターとか目覚ましタイムとか・・・いろいろあるのですが、なんといっても一番は山崎貴監督と白組がさんかして作った映像がスゴイです・・・フロッグマンの発想と白組の技術力で、とってもスゴイ（そして、微妙にムダな）映像が・・・・。
話も、一番まとまっていて・・・前ふりも効いているんで、ラストもしっかりとした話でした。
しかし、ＤＸファイターが世界を救った？のは今回が初めて？
今年の始めは、シネマ歌舞伎「法界坊」。2008年に平成中村座で上演されたものです。
朝廷から戴いた一本の掛軸をめぐり繰り広げられる喜悲劇。破戒坊主法界坊が絡んできたばっかりに起こる驚愕のラスト・・・。
面白かったですよ・・・さすがに勘三郎。最初は可愛げもあった法界坊が、だんだんと悪人としての本性を見せ、そしてラストの舞踊での大立ち回り。舞台効果も加わってのラストの舞踊の迫力は是非とも生舞台で観たかった・・・。
歌舞伎の舞台でありながらも中村座への出演が相次いでいる笹野高史さんや、すっかり貫禄がついた橋之助、そして片岡亀蔵の実に気持ち悪い動きなどいろんな所でも楽しませてくれる作品でした。
