今年の始めは、シネマ歌舞伎「法界坊」。2008年に平成中村座で上演されたものです。
朝廷から戴いた一本の掛軸をめぐり繰り広げられる喜悲劇。破戒坊主法界坊が絡んできたばっかりに起こる驚愕のラスト・・・。
面白かったですよ・・・さすがに勘三郎。最初は可愛げもあった法界坊が、だんだんと悪人としての本性を見せ、そしてラストの舞踊での大立ち回り。舞台効果も加わってのラストの舞踊の迫力は是非とも生舞台で観たかった・・・。
歌舞伎の舞台でありながらも中村座への出演が相次いでいる笹野高史さんや、すっかり貫禄がついた橋之助、そして片岡亀蔵の実に気持ち悪い動きなどいろんな所でも楽しませてくれる作品でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます