海の家に働いていた男たちが、一緒にバイトしていた女の子からの手紙でクリスマスイブに海の家に集まってきた・・・・・自分が彼女の本命だと思いこんで。
舞台みたいなシュチエーションコメディだなと思ってたら、本当に舞台用の作品だったのね・・・。でも、それぞれのキャラが上手くマッチしていて面白い作品でした。山田孝之の怪演もよかったけど、それ以上に佐藤二朗さんの演技が大好き（個人的に）。
物語は、前半の勢いが後半なくなってきたのが残念だし、最後まで混乱したままだったらもっと良かったのにとは思うけど、福田監督作品らしいもので良かったです。
自分をガンだと思いこんだ中年男が、高校時代の仲間を集めてバンドを始めて大会を目指す・・・。
まぁなんと言いますか・・・ある程度、展開は読めるんですよね・・・それに竹中直人の演技はギリギリで鼻についてくるし・・・ただ、途中の展開からやっぱり泣けてくる話になってきて・・・最後は良かったね～てな話になってくる。無難といや無難な話・・・あとは役者の力量のみ・・・でもこのメンバーならいい話になるのは決まってる（稲垣潤一が予想以上の好演？）。
でも、やっぱり竹中さんの演技が・・・。
久々に重厚な作品を観たわぁ～。
さすがに、あれだけの役者たちがしっかりとした原作と脚本で演技をすれば、しっかりとした作品ができるってもんです。
しかし、これほど時節とあった作品を珍しいかもしれません・・・もし、このような状況があの会社でおこっていたのならば・・・現在の状況も仕方ないことなのかもしれません。ネタがネタだけに現実と混同してしまいそうになります。
小日向さんのいい味がでてる作品でした。
脚本も日本人風にうまくなってましたし（本来の作品はもっと男女の駆引きがあるお洒落な感じだろうし・・・）、全編アメリカロケではあるんですが、小日向・生瀬・鈴木・菊地の4人の出演者だけしかいないからとっても見やすかったし・・・。
まぁこのクラスの役者さんだから、とっても安心して見ていられる作品です。
しかし、ラストはこれからどうなるのか気になるなぁ・・・。
駅伝がテーマの映画はありましたが、ここまで箱根駅伝を描いた作品は初めてかも・・・。
まあ多少上手く行きすぎているという所はあるのですが、出演者の走り方がよかったです・・・林遣都は特にきれいな走りで（しかし、この子はいろんなスポーツ選手の役が多いですなぁ）、作品に彩りを添えてました。
それと、あれだけのエキストラは圧巻ですが、もう少しエキストラの表情にも気を遣って欲しかったのは残念なところ・・・しかし、あのロケはスゴイとしかいいようがないし、あれがなければ箱根駅伝の雰囲気は伝わらなかったでしょうね。
