動物と子役には勝てない・・・。
２００４年の中越地震の際に実際にあった話が絵本になって、それが映画化されました。実際の話は「アンビリーバボー」で見ていたんですが、まあ映画化するにはこれくらいは変えないとねぇ・・・なんて考えて観ていたら、いや～泣けること泣けること。親子愛ということが話のベースになっていますけど、最初の子犬との出会いのところや子役の女の子の泣き顔とか、ラストのところなんて・・・これ見て泣かないヤツなんていないんじゃないか？と思えるくらい良かったですよ。（今年の最優秀女優賞を、この女の子か「マリ」役の犬にあげたいくらいですわ・・・＾＾）
もちろん他の役者さんもいい演技をしてるんですけど、やっぱり動物と子役には勝てない・・・。
マイキーの新作です。
マイキーだったら、なんでもいい！って方にはおすすめ！
今回は出演者（っていうかキャラクター）が少ないのは残念！
でもマイキーだから、やってくれるだけいいのさ！
黒澤明監督の名作のリメイク・・・脚本は当時のものをほぼそのままにしてるらしいです。
まあ旧作と比較すること自体がムダなことなんですが、この森田芳光版のこの作品は旧作を見ていない方とか、全く別物として割り切って見れる方なら充分楽しめるものでしょう。
織田裕二も思いのほか役に似合ってますし、敵役の豊川もいい！ あと、茶室の三悪人の方々や中村玉緒は文句の言いようがありませんし、鈴木杏と佐々木蔵之介の押し入れ侍はコメディ的な部分を充分担っていました。ただ、9人の若侍は松山ケンイチ以外はどれも一緒に見えてしまったのが残念・・・。そして、森田映画といえばこの人！伊藤克信さんもしっかり出ていて安心しました＾＾；
ラストのシーンに関しては、いろいろと意見も出てくるでしょうけど、これはこれでアリかなと思いましたけどね・・・。（ただ、藤田まこと扮する城代が馬面と言ってるんですけど・・・若侍の何人かの方が馬面だよなぁ・・・）
