花よりもなほ

初日だというのに、ＭＯＶＩＸ堺には4人しかいなかった・・・シネコンで4人は寂しいぞ。

元禄15年、仇討ちのために地元を出て3年、江戸の貧乏長屋に暮して半年たった若い武士が、やっと敵を見付けたけれど、長屋の人たちと暮しているうちに仇を討つ気がなくなっていた・・・さて彼の仇討ちの顛末は？さらにこの長屋はどうなる？そして彼と赤穂浪士との関係は？

殺陣のない時代劇ってのも珍しいだろうね。出演陣が面白かったのがなにより・・・古田と田畑智子はさすがです・・・あとキム兄さんのセリフは結構好きです。落語的な雰囲気が漂う中、最後の最後の子供のセリフには泣けてきた・・・この最後のセリフでこの作品の価値がグーンと上がった気がします（それくらい、いいセリフだったのよ・・・）。

しかし、江戸の町のはずなのに、出演陣は関西出身者が多いね（古田・田畑・キム兄・千原兄・上島・トミーズ雅に主役の岡田も・・・）

かにゴールキーパー

「いかレスラー」「兜王ビートル」「コアラ課長」に続く河崎実監督のお馬鹿映画。

生態系の乱れにより生まれたらしい巨大かにが、少年と仲良くなったり、風俗で働いたり、かに味噌を売ったりという紆余曲折を経て、ゴールキーパーとなる話。よくまあこんな発想ができるもんだ・・・それになんと豪華な出演陣（竹中直人・藤岡弘、・小沢仁志・及川奈央などなど・・・）。確かに味の濃い映画ですわ・・・。ツボに嵌ればかなり面白い作品になるでしょう。

しかし、あんなかにが歩いてるんだからもう少し驚けよ・・・巣鴨の方々。

次は「ヅラ刑事」か・・・・・。