偏差値がぐんぐん伸びる参考書(83)

●国語―現代文

現代文は、参考書の著者との「相性」が非常に重要なポイントになります。
著者が違えば、同じ問題を解説する場合でも、着眼点や切り口が違います。
どれが自分にとって一番納得ができるかは、当然個人差があります。
つまり、「なぜこれが正解になるのか」という根拠が自分に合うかどうかで、
伸びが決まってしまうのです。
したがって、現代文攻略の方法としては、自分と「相性」の合う参考書を探し出し、
同一系統の参考書だけでラインを作っていくことが大切です。

＜船口明系＞による現代文攻略プラン
船口明先生の参考書を使った現代文の攻略プランをお話します。

(1)『レベルアップ問題集　船口の最強の現代文1・2・3　』
この参考書は、筆者の言いたいことを正確につかむ事に重点が置かれた読み重視の本です。
評論文の形式や構造に着目して、どこに筆者の言いたいことが
書いてあるのかをあぶり出す手法を展開しています。
非常にシンプルな構成なので、取り組みやすいです。
大切なことは、読解のプロセスや答にたどり着くプロセスを完全に理解するまで、
何回もやることが大切です。そうすることにより、
著者の方法論を確実に身につけることができます。
一度やって、答を覚えているからという声が聞こえてきそうですが、
必ず同じ問題を何度も解きなおしてください。
使用期間は、2ヶ月です。

（注）評論文の頻出読解用語や背景知識の解説が少ないので、
『入試評論文読解のキーワード300』を使用し、
現代文の語い力と背景の知識を身につけてください。