チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

真夏の屋敷内水道管洩れ騒動復旧日記

2017年08月15日 | 山村暮らし
山村暮らし地の郵便受けに滅多に来ない郵便物が入ってた。
奈良市水道局からの封筒だった。

急激な水道使用量の増加に水漏れ調査するようにとのお知らせ。
山村暮らし地にかかる公共料金の水道代、電気代、固定資産税だけの専用の金融機関からの引き落としにしているので記帳もせず関心が無かった。

記帳して、な~るほど水道料金は今年の5月迄は最低使用量、それが6月からは使用料金が3倍に急上昇。

此の水道工事をしたのは20年程前になる。
やって貰った店に見に来て欲しいと電話したのが7月11日。
待っても来ない、何の連絡も入らない。

直接店へ尋ねに行ったのが半月後の24日。
忙しいからと云うばかりだが放ってあったようだ。
よそ者扱いされていたのでは………
でも受けておいて放ったらかしは何なんだろう。

この擁壁の裏側に給排水管



時間は有るのだから自分でも調べて見ようと翌日の7月25日ゴソゴソしている所へ昨日応対した事務員さんが来た。
待って貰っても忙しくて出来ないと云いに来た。
ならば最初から受けねばいいのに。

元水栓を開け、中間止水栓を閉めた状態でもパイロットが回っていると云うのはメーターBOXから中間止水栓迄の約16m程の間と云うことになるわな。
その先にも有るかも分からないが、パイロットの回り方から思えばそう何ヵ所も有るようで無い。

話によれば地中の配管が樹木の根っこに傷められて水漏れがおきる事があるとも。

宅地造成した直後配管工事をやった時は当然木の一本もない。

新ルートは此の土手を這い上る


20年後の今は桜は大木に、紅カナメの生け垣はギッシリと…
その他の庭木も大きく成長、敷地内の地中は根っこで凄いことになってるんでしょうよ。
しかし有るとすれば地中深い水道給水管に危害を加えるのは配管真上の桜の大木であろう?

地中深くの長いパイプの破損ヶ所を調べるってな事は無理、漏れているで有ろうと思われる区間を新しく取り替えるルートづくりから始めた。
こんな安易な考え方が素人的われ流だろう。破損ヶ所は分からず憶測だけの判断でエエンかいな。

まずは地中のパイプの位置を探さねば……全長なら長さ20m程、最大深さ2m程の地形、地中の配管図でも有ればいいのだが…分からない。
しかしそんなに深い所は通して無いだろう。

中止水栓から1m程手前辺りを管を直撃しないようにソロリソロリ掘って行くと浅い感じの所に給排水のパイプがいとも簡単に。

長さ16m程、完全に別ルート穴堀しやすい場所を浅く溝掘って、メーターBOXのパイプとここを繋げば良いわけだ。

その時はそう思っていた。しかし後で大変な展開になって行く。



次はメーターBOXの撤去、これも四方枠だけ、だから簡単に思っていた。
ドッコイなかなかの頑固物、両サイドセメント固めされていた。

叩金とハンマーでコツコツ、長い時間がかかった。
知らないから…か、何でも簡単に考えてしまうきらいが有る。



しかししかし又しても思惑外れ、ナニ何ナニ~、メーターから短い長さで部品を継いで13mmから20mmへそしてパイプカバーの中へ入っている。
どうするの~
13mmのパイプ部分が何とか15mmほど有るのは有る。


2

いとも簡単に見つかった給排水管は流し台へのみの給排水管だった。
支線だったと云うのは流し台の接続ヶ所に漏れが無いかパイプを辿って分かった。
ナニ~

流し台への給排水管を確認する為にはその場所に、ひとり生えの大きくなった桧の木、その株の除去には苦しんだが此の確認作業をして無かったら早合点して繋いでいたかもしれない。






ならばと今度は確認の為に中給排水栓の廻りを掘ることに……
何とも複雑、そして繋ぐべく給水管は狭い下の方に。

今度は台所への給排水管の無いであろう、中止水栓から3m程下がった所で給水管確認の為の穴を掘る。
建物と擁壁の間を掘り下げる、パイプは見当たらない。??
しかし此処しかないはず、堀続ける。無い。可笑しい。
擁壁の車道側迄の高さは天場から80cm、未だ下だと云うのか~

何の為にこんな地中?
結局掘り下げること130cm、先に排水管そして給水管の姿を捉える。
ここから公道迄は擁壁は未だ未だ高くなる。




まぁ~良かった~
意地と根性がワテには未だあった~
胸あたり迄の深く狭い穴から土を掻き出すのが大変、腕力がいるが必至だった。

火事場の底力、ワテには潜在的な体力は有ったんや~
膝にも…腰にも…腕も……ダラケてただけやん…?

しかし此の狭い底でパイプ繋いで如何に配管するか?
ワテの膝は正座出来ない、余り長くは曲げてれ無いんやったー
次々難題が・・・
穴底での作業、この辺が経験者と素人の大きな差が出るところだろうね~

まぁ~しかし、ズボンもシャツもタオルも土だらけ。凄い❗
コレって雨降ったらどうするの?水タンク化?かい出しどうするの‼

次から次へ面白いほど不安難題が出て来よる。


3

一応地中の給水管を探し当てたその次は公道に面したメーターBOXから高さ3m程有る屋敷への土手を上る配管道づくり。
土手フェンスと木の根っこで思うように簡単には進まない。

何とか思惑通りの溝が出来たこの時点で作業始めて一週間。
まぁ~一日と言ってもウロウロも入れて3~4時間程しか作業して無いが……
暑さもあり体力的にも長い時間は無理。

牛歩でも結果少しでも進めば満足。

狭く不安定な場所でツルハシも思うように使えない、土手は上の方は浅くていいが配管には斜めは無い、直角にする為には下場は90cm程奥に細い溝を横掘りせねばならずスコップの柄もギリギリ、トホホなり。


照り付ける太陽、35゜猛暑のもと、ズボンもシャツもズクズクベタベタ、水を飲んだ後から直ぐ喉かわく。
それでも気力も体力も未だまだ大したもんや~、って続けて作業終わって後から疲れがドー。

しかししかし傾斜のキツイ足場不安定な土手での作業は余り調子の良くない膝と腰に負担をかける事になり少々???

最近は普段でも膝が良くなく正座がしにくい、椅子が中心の暮らしになっている。

だから深くて狭い穴の底に入って長い時間しゃがんで旧管切断して新管を繋ぐ作業がチョッとチョッと思うんだよね。難儀だなぁ。
さぁ~どうする?
不安になって来たら何やらかんやら不安だらけになって来よる。
行動が一回り二回りと小さくなってくる。
自分は若いと云い、思っていてもこう云う場面で知らされる。
知らねばならないんだろうね。無理すればロクな事がない。

土手の作業少々無理やったんかなぁ~
さっき迄の勢いはどうなったん?

もうしんどくなって来たなぁ~
結局、素人は素人やね~

メーターBOX回りとかは余り素人がさわる所で無いと云うしね~

思い変われば気力の萎んで行くの早いね~、ナニコレ~

しかし今やめて業者に頼んでも全てが無駄では無かったとは思う。
今日は此れをしなければならない …とか。
あの場面を如何にクリアすべきか?…とか。
考え動いた毎日、此れはこれで良かった。
日頃あまり使わない筋肉と脳みそ使ったのだから………
骨折り損の・・・??とは思わない。


折しも7日は台風5号奈良直撃予報、1.3m近く掘った穴の水タンク化を想像し、雨まだ降ってない当日の朝になって一気に埋め戻すことに。
専門業者ならワザワザこんな深い底のパイプに繋げ無くてももっと中水止栓辺りの複雑な場所でも繋げる技術を持っているはずだから。

現場は盛り土無くなりスッキリした感じ、何か気持ちもスッキリして業者頼んで良かった判断。

やりかけて、パイプに手を付けてからでは業者依頼も難しいからね。







▼[8/3]ホームセンターへ見積り依頼。
この日の朝方に寝床で、“自分ではやめとけ” とお告げが有ったような…

▼[8/7]台風が来て居て、業者が下見の日の朝方に寝床で、“縦穴埋めろ” とお告げが有ったような…
雨やんでる朝5:15~5:45、涼しい間にと顔も洗わず一気に穴埋め済ます。

その後、結構雨が降ってきたからね。
何かスッキリ気分。何か不思議な現象??

この日10時頃見積りに来た業者曰く、土手の立溝穴を見て
『よう掘ったね~、内が掘ったら手間賃相当高く付いてたで~、位置関係も良し』と。

ならばマンザラ無駄では無かったんや~


▼[8/8]フォームセンターから見積り金額の電話あり
▼[8/12]フォームセンター店へ現金支払い

※ 8/12~13、職人さん来る迄の我が仕事、庭のパイプ埋設ルート溝作りと中止水栓辺りの接続ヵ所の再び穴堀り

▼[8/14]工事(9:30~11:00)

現場はチャンと出来ていると云う事もあるが助手と二人来て、道具も違う、手早く凄い。メーターBOXの接続部分は既に加工してきている。
長い道中16mの配管はゴムホースのように柔らかくグネグネ繋ぐ事も要らないどうにでもなる。
あれはビックリ❗初めて見た。
そして耐久性はバツグンらしい。

▼埋め戻し、一件落着








もう此れからはいちいち元栓止めに道まで下りて行かなくていい。
この日より元の水道生活、いつでも蛇口ひねればジャーの暮らし。

一度みなさん、貯め水で食器洗いでも、朝の歯磨き顔洗いをやってみて、大変大変。不便不便。
それに水道では量目が分からない、10Lのタンク水でどれ程の事が出来るか・・・?
直ぐに空になるから・・・

田舎での子供の頃は井戸水暮らし、如何なる洗い方をしていたのだろう?
食器洗いでも洗ってゆすいで……貯め水では綺麗に洗えない。

水道水に感謝、感謝です。
水資源大切に…、そして今より少しだけ蛇口しぼめて・・・

昔、ドイツへ行った時、レストランに入っても日本なら最初にサービスで出てくる水、向こうでは『何しますか?ビール?ワイン?水?』だったですからね。

それに日本の水道水は美味しい。

今までも節水には心がけて来ているが、此れからは今まで以上に意識して水道水を使う。
散水の時も…車の洗車も…、いつまでも・・・

朝日新聞花壇(2013.07.)

それだけて/すべてが見えたり/水道栓
/開いたままで/歯を磨くひと

東京都 坂本さん


8/15
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1 コメント

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見積り (チャリンコ漫遊)
2017-08-15 11:35:05
今回の工事金額、配管材料費が41.000円、施工費が46.000円、税込み。合計87.000円
現場へは二度(下見と施工)来ているが施工時間は1.5時間程。配管ルート此方でチャンとしておいたから此の金額で、してなかったら後5~6万上乗せになるだろうとのことでした。
こんなの高いのかどうなのか?分からない。
頼む側の納得度なんだろうね~

家の増改築でもいろいろリフォーム業者とのゴチャゴチャがよく有るようですが難しいですね。
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