隠れ家的茶芸館「圓縁坊」

　隠れ家的な茶芸館「圓縁坊」をご紹介します～。

　　　　　　
　「圓縁坊」は目立ちたくないかのごとく、住宅街にひっそりと姿を見せています。公寓（アパート）の１階にあってちょっと見たところお店だとは気づきません。静かであまりにも何気ない佇まいですが、よく見てみると玄関先もレトロな台湾を演出していて、オーナーのこだわりが感じられます。

　　　　　　
　扉を開けて中に入ってみると、黒や茶色を基調としたシブい造りになっており、予想以上に雰囲気がいいです。この丸くくり抜いた壁のカットも懐古趣味で、由緒正しい茶芸館を満喫したいお客の心を鷲づかみ！！

　　　　　　
　あちこちに置いてあるテーブルスタンドも一つ一つデザインが違っていて、オーナーの洗練されたレトロ趣味に改めて感心しちゃいます。！

　　　　　　
　畳の間もあり、和風に和みたい方はこちらの方へどうぞ。窓枠や衝立のシックな表情や、壁に掛けてある書などに心が落ち着きますね。この日、畳の間には男性が一人座ってお茶を飲みながら、一心不乱に書き物をしていました。書き物には確かにいい環境です。

　　　　　　
　この日のランチに食べたメニューです。お皿に盛られたご飯の上に炒めたチンゲン菜や苦瓜などがのっかっていました。スープに見えるのは台湾名物甘いお味噌汁。左下のカップに入っているのは豚肉の軟酥（揚げて煮込んだもの）です。この軟酥は見かけ以上に柔らかく美味でした。

　　　　　　　　　　　
　こちらはご飯とお味噌汁は先ほどと同じですが、メインディッシュは豚肉ミンチの中華風ハンバーグ煮込み（？）。上にチーズと胡椒がかかっていて、ちょっぴり洋風？

　　　　　　
　私が食べたのはメインディッシュが白身のお魚の。一尾丸ままで多かったです！しかし、味付けはとってもおいしかったわ～。

　　　　　　
　もちろん茶藝もできます。写真のお茶はランチに付いている中国茶のセット。お茶請けは甘納豆とグアバと落花生でした。こんなたっぷりの量で一人２５０元とは、ここのランチお値打ち価格でしょう！？

　さて、場所ですがとっても入り組んだややこしいところにあります。初めて行く場合はかなりわかりにくいのでお覚悟を。行きたい方は住所を書いたメモを持って探し歩いてみてください。

　住所：台北市敦化北路１５５巷６６弄２４号１Ｆ　℡（０２）３７１３－５６４０