
屏東縣三地門郷の山間の村、徳文という所へ行ってみることにしました。というのも、三地門で宿泊した民宿の近くで、「あなた達、日本人なら徳文へ行ってみたらいいよ。」と言われたからでした。日本統治時代に日本人が徳文に来て、コーヒーの栽培を村人に指導し、それからというもの、何の産業もなかったこの村は、コーヒーを生業に暮らしていくことができたとのこと。
では、ちょっと行ってみましょうかとバイクで山道を走りながら、眼下に写真のような素晴らしい眺めを見ました。

屏31線の道路をずんずん進むと、ようやく到着です。石板に徳文村の紹介文がありました。

原住民テイストもたっぷりです。

高床式の倉庫が見えます。

小さな教会。今日はお休みでしょうか、扉が硬く閉まっていました。

コーヒーの村というだけあって、早速コーヒーの木が目に飛び込みました。赤い実もなっています。

学校の近くで、人々が集っていました。何かのお祭かな・・・と思ったら、結婚式だということでした。

また別の所へ行ってみると、正装をした原住民の女性たちが歩いてきました。何かあるのでしょうか?

人が集まっている場所に目をやると、花で飾られたお輿が二つありました。外国人のゲストもいます。

お輿に近づいていると、かなり豪華なものだと分かりました。これは間違いなく、花嫁さんが乗るものですね。

華やかな冠を被せてもらう若い女性がいました。

原住民の皆さんは大いに着飾っています。こんなに正装をした原住民の方々を大勢見るのは初めてです!

一口に原住民の衣装といっても、色、デザイン、模様、アクセサリーなど、バラエティーに富んでいます。

ちょっと曲がってるわ、直しましょうって言ってるのかな?

冠を被せてもらった女性がお輿に腰掛けました。花嫁さんなのかと思ったら、「私は違います」とのこと。

もう一つのお輿に座ったこちらの女性。彼女が今日の主役の花嫁さんでした。わあ、きれいだなあ。

静かに座る花嫁の周りを、これまた着飾った男性たちが取り囲んでいます。これから花嫁さんを担いでいくのでしょうか。

男性の服装もステキです!!この男性の衣装はなんだかスカートみたい!

いよいよお輿の出発です!あれぇ、担ぎ手は外国人のゲストのようです。

二つのお輿は担がれて、どんどん坂道を上って行きます。どこに行くのかなあ。後に続いて行ってみると・・・・・

坂の上にある小学校の運動場でした。ここが結婚式の披露宴会場になっている模様で、新郎新婦のお写真も飾ってありました。わあ~、美男美女だわああ!原住民の衣装がカッコイイ!!

披露宴の司会のおじ様、その後ろには音響設備がセットされていました。

会場の片隅では新郎の服装チェックが行われていました。

新郎新婦の親戚友人たちが記念写真を撮ろうと側にやって来ていました。これから披露宴が始まるようなので、野次馬の私たちはこれにて失礼しました。
いつまでもお幸せに!徳文村で偶然にも見かけた結婚式の模様でした。

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