台北市大同区の保安街に「順天外科醫院」があります。
レトロ感漂う建物ですから、古くからある病院だと思いますよね。
しかし、実はここ、今は病院ではないんです、ほら、こちらが1階部分の入り口。ね、病院って雰囲気じゃないでしょう?実はここは喫茶店。昔、病院だった建物をリニューアルして作られた喫茶店なんです。
中に入るとこんな感じ。店内は思いっきりカフェです。
お店の奥には診療所だったという名残が見て取れます。こちらのお部屋も見学できますよ~。
お邪魔しま~す!と中に入ってびっくり!ぎゃああああ、机の前に骸骨さんが座ってらっしゃいました!白骨化したお医者様だあああ!しかもですねえ、机の上には「間黒男」って、ブラック・ジャックか!
以前ここで実際に使用されていた医療用具が展示されています。こんな椅子を使っていたんですね、「ガス救急箱」と日本語で書いてありますが、おそらく日本統治時代のものでしょう。
この丸椅子も年季入ってますね~。それにしても中央部分が高すぎない??
以前使用されていたドアもちゃんと置いてあるんですね。担架も当時のものでしょうか。
2階にも客席があります。ここも明るくていいなあ。
あ、お客さんが2階席に来ますよ。
2階へと上る階段沿いの壁には、見事な書道作品が展示されていました。
というのも、2階から上の空間は芸術スペースギャラリーになっているのです。
ほら、てっぺんの3階のさらに上の屋根裏にも作品が置いてありますね。
2階の道路側スペースではアーティストが何やら作品作りに没頭している様子。
おおおお!ビッグな作品ですな!!
所狭しと並べられた書道の作品群。
別のスペースには流木アートもありました。
これも作品の一部でしょうか。
この建物は古いので、昔の建築様式が見られます。屋根を支える木の柱しかり。
積み上げられたレンガも相当古い感じがします。
1階天井部分の天井には丸太の梁は健在。
縦長の四角い窓は、上下に開閉する昔の様式。
窓のデザインもレトロ調。美しいですね。
おっと、ここはカフェだったんだ!そろそろ何か注文しましょうか・・・
結局紅茶をいただいていきました。
順天外科醫院:台北市保安街84號 電話(02)2550ー1280
営業時間11:00~20:00
もうちょっと違うリノベーションしていただけたらいきたくなったかも?びくびく
このガイコツさんがちょっと気味悪いかもしれませんね。
まあ、でも元外科医院なので、その名残をそのまま残したかったのでしょう。
ただ、ここは2階から上がギャラリーになっていて、土日などにはパフォーマンスなどが行われていることもあるようですから、そういうのを見に行かれるのはいいんじゃないでしょうか。